宅建士の「基本テキスト」って、種類がいっぱいありますけど、どれがいいかわかりません。
手っ取り早く、オススメの基本テキストを「比較」することはできませんか?
たとえば、「評価点を数値化して比較」とか、まとめることはできませんか?
教えください。詳しい人!
こういった疑問にお答えいたします。
本記事の内容
- 元教材制作者の筆者が厳選した宅建の「基本テキスト」の点数づけし 教材評価を行っています。
- 独自の10個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
(「出題頻度」「暗記箇所の整理」「論点の理解しやすさ」など) - 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります。
次の基本テキストの評価を行っています。
- 「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 2024年度版」
(以下「①合格のトリセツ」と呼ぶ) - 「わかって合格る宅建士 基本テキスト2024年度版」
(以下「②わかって合格る」と呼ぶ) - 「出る順 宅建士 合格テキスト2024年度版」
(以下「③出る順」と呼ぶ) - 「どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2024年版」
(以下「④とらの巻」と呼ぶ)
※本サイトでは、個別に「基本テキスト」を徹底レビューした記事もありますので、合わせてご確認ください。
記事の信頼性
この記事を書いた人
CFP ®資格認定者 / 1級FP技能士 / 宅地建物取引士 / 第二種 情報処理技術者 / 日商簿記 等
教材制作会社に6年間 勤務
eラーニング・企業内研修用の「教材制作」「教材評価」の業務に携わる.
業務経験からFP・宅建の学習用教材を評価し,マニアックに解説しています.
この記事を読むことで、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。
8分で読めますので、厳選した教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。
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もくじ
宅建 厳選した基本テキスト4冊を徹底比較【プロが点数づけ】
宅建試験の厳選した基本テキストを徹底比較しています。
結論だけを知りたい方は、次の【結論】をご確認ください。
結論、宅建の「基本テキスト」の点数比較
当サイトでは、「評価項目」を用いて点数をつけて評価しています。
「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。
※「評価項目」ごとの点数付けは、後述に解説いたします。
評価項目ごとの評価点を合計すると、どのテキストも十分な評価点です。
- 「④とらの巻」が 50点(50点満点中)です。
- 「①合格のトリセツ」と「③わかって合格る」が 47点(50点満点中)です。
- 「③出る順」が 46点(50点満点中)です。
基本テキスト名 | 評価点数 |
「①合格のトリセツ」 | 47点/50点 |
「②わかって合格る」 | 47点/50点 |
「③出る順」 | 46点/50点 |
「④とらの巻」 | 50点/50点 |
1.ページ総数が少なく,勉強時間を短縮できる「①合格のトリセツ」
- 学習対象者は、「初学者」を対象としています。
- 本テキストを読んだ第一印象は、「ページ総数が少なく、繰り返し学習に向いている」ということです。
- 2023年度版から「重要論点集」という出題頻度が高い論点だけ集められた冊子が付属し、暗記が効率的にできます。
- ※ページ総数が少なく時間短縮という意味では「①合格のトリセツ」「らくらく宅建塾」(後日レビュー)が該当しますが、「らくらく宅建塾」は講義形式というところが異なります。
メリット
- 「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています。
- 「重要論点集」という出題頻度が高い論点だけ集められた冊子が付属し、似たような論点の暗記が効率的にできます。
- 出題頻度の高い論点とそうでない論点がわかりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。
- 法改正に対応しています。
ややデメリット
- 出題頻度の低い論点や条項を削っているため、過去問と解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、必要に応じて手書きで本テキストに書き込む必要があります。
※前記「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフです。 - ページ右側に「メモ欄」があるため、1ページが縦2列に分割されています。
※ただし、本テキストは出題頻度の低いページを省き、その分 過去問などから自分で「メモ欄」に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている受験生はデメリットにはなりません。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ①2024年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】
2.内容が正確で,ページが縦分割されていなく読みやすい「②わかって合格る」
- 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
- 本テキストを読んだ第一印象は、「内容が正確」かつ「1ページが縦に分割されていなくて読みやすい」ことです。
- ※いま私が買うとしたら、このテキスト「②わかって合格る」を購入します。
メリット
- 論点の詳しい説明や、法律の正確な条文が載っていて、記載内容が正確です。(「詳細説明」型 寄りのテキスト)
- 暗記箇所が整理されています。
- ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
- 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
- 法改正に対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。
ややデメリット
- 実質的なページ総数が「709」ページとやや多い印象を受けます。
※ただし、「詳細説明型」(寄り)のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を入れるとページ数がかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。
※デメリットはメリットの裏返しであり、得られるメリットはデメリットを上回って余りあるものです
下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
→ ②2024年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】
3.科目別に丁寧に,正確に理解できる「③出る順」
- 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
- 本テキストを読んだ第一印象は、「多くのページを使って丁寧に解説し」かつ「内容が正確」であるということです。
- ※「②わかって合格る」「③出る順」の違いは、「②わかって合格る」は1冊で詳細に解説、「③出る順」は科目別に3冊を使って詳細に解説している点です。
メリット
- 理解のために多くのページを使い、論点の趣旨・目的、イラスト・図表、条文、詳細な解説が盛り込まれています。
(「①権利関係」「②宅建業法」「③法令上の制限・税・その他」の3分冊で構成されている) - 暗記箇所が整理されています。
- 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
- 細かい論点の法改正にまで対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。
ややデメリット
- 本テキストは分野別にテキストが発売されていることで(「①権利」「②業法」「③法令上・税」)、ページ総数が「1163」ページと多いです。
※ただし「詳細説明型」のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を」入れると、ページ数はかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。
下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
→ ④2024年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】
4.合格に必要な知識のみをおさえて短期合格をめざす「④とらの巻」
- 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」を対象にしています。
復習・暗記用途にも使えますが、特に時間がない人に向いています。 - 本テキストを読んだ第一印象は、「合格に必要な知識のみが掲載されている」「暗記箇所や論点の説明が上手い」ということです。
- ※ページ総数が少なく時間短縮という意味では「①合格のトリセツ」(「②らくらく宅建塾」)が該当しますが、「④とらの巻」はさらにページ数が少なく、短期合格に特化しているところが異なります。
メリット
- 「要点・暗記重視」型のテキストであり、合格に必要な知識だけ記載されていますので合理的な学習が行えます。
特に各論点の最後に「とらの巻」という重要論点のまとめがあり、暗記がしやすく、理解しやすい教材に仕上がっています。 - 表を使って似た論点の「暗記箇所が整理」され、イラストやまとめを使って「論点の理解」もスムーズにできます。(宅建向けに学習がしやすく上手に仕上がっています)
- ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
- 出題頻度の高い論点とそうでない論点がわかりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。
- 法改正に対応しています。
ややデメリット
出題頻度の低い論点や条項を削っているため、過去問を解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、必要に応じて手書きで本テキストに書き込む必要があります。(前記「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフです)
※ただし、短期合格したい受験生には、むしろ知識が絞ってあることがメリットになります(ex.合格に必要な知識しか勉強しない使い方)。
下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
→ 「④どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2024年版」
各 基本テキストのタイプ
(スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)
- 「①合格のトリセツ」:「バランス」型に重きをおいていますが、やや「要点・暗記重視」型 寄りのテキストになっています。
- 「②わかって合格る」:「バランス」型と「詳細説明」型の中間の特性をもったテキストになっています。
- 「③出る順」:「詳細説明」型になります。
(宅建の基本テキストの中でも「詳細説明型」の最たるテキストであり、分野別(①権利,②業法,③法令上・税)にテキストが販売されています) - 「④とらの巻」:「要点・暗記重視」型のテキストになっています。
評価項目ごとの点数比較【詳細レビュー】
それでは、詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。
・「評価項目」は、10項目です。
・「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。
評価項目と評価点
カテゴリ | 評価項目 | 評価点 (各5点) |
---|---|---|
内容面 | ①出題頻度A,B,Cランクの内容が 網羅されているか?(網羅性) | 5点 |
②暗記箇所が 整理されているか? | 5点 |
|
③論点が理解しやすいか? | 5点 |
|
④法改正に対応しているか? | 5点 |
|
⑤テキストの途中に問題が 挟まれていないか? | 5点 |
|
外観面 | ⑥ページ総数が多すぎないか? | 5点 |
⑦ページの縦分割がないか? (1ページが縦1列か) | 5点 |
|
⑧理解を助けるイラストや図表が 適度に含まれているか? | 5点 |
|
⑨カラフル過ぎないか? | 5点 |
|
差別化要素 | ⑩テキスト独自の差別化要素 | 5点 |
合計点数 | 50点満点 |
※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。
1.出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)
「科目・論点別」の全55論点での「出題頻度」との兼ね合いをみた網羅性になります。
- どの基本テキストも、必要な論点をすべて網羅していました。
- どの基本テキストも、論点の「正確性を損なわない範囲で文章を簡潔にしている」こともうかがえました。
テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 5点(52/全55論点中) |
②わかって合格る | 5点(55/全55論点中) |
③出る順 | 5点(53/全55論点中) |
④とらの巻 | 5点(52/全55論点中) |
2.暗記箇所が整理されているか?
- 暗記箇所は、「④とらの巻」「②わかって合格る」と「③出る順」がとても整理されていました。
- 「①合格のトリセツ」もおおむね整理されています
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④とらの巻 | 5点 |
暗記は、次のように整理されていると覚えやすくなります。
・「表形式に整理されている」こと
・「似たような論点を比較しながら まとめている」こと
3.論点が理解しやすいか?
民法の「無権代理」の「相手方の保護」を例に検証してみました。
どの基本テキストもおおむね論点が理解しやすいですが、なかでも「③わかって合格る」が理解しやすかったです。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④とらの巻 | 5点 |
理解のしやすさは、全体の概略をつかんだうえで、各論の解説に進むことで、論点が理解しやすくなります。
4.法改正に対応しているか?
どの基本テキストも、法改正に対応していますが、なかでも「⑤出る順」が詳細に正確に対応していました。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④とらの巻 | 5点 |
法改正は試験で毎年狙われる論点ですので、対応していると安心感があります。
5.テキストの途中に問題が挟まれていないか?
「⑤とらの巻」は、「とらの巻」といった重要論点のまとめが学習項目の最後に掲載されています。「問題」と違い、論点の知識の理解を促す目的で載せており、学習の流れのなかで負荷が少なく読み進めることができます
「①合格のトリセツ」「②わかって合格る」「③出る順」は、テキストの途中に問題が挟まれていました。
(※ただし、受験生の学習スタイルに合わせて、章ごと(論点ごと)の事後テストの力試しの置づけとして、問題が解きたい場合はデメリットになりません)
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 4点 |
②わかって合格る | 4点 |
③出る順 | 4点 |
④とらの巻 | 5点 |
テキストを学習しているときと、問題を解くときは、頭の使う部分が異なるため、テキストの途中に問題が挟まれていると、インプットからアウトプットの切り替えが必要になり「理解・暗記の学習ペース」が乱されてしまいます。(参考、テキストによっては、本文の途中に「1問1答」や「複数問」の問題が含まれているものがある)
できれば、テキストと演習問題は、本自体を物理的に分けて学習したい。
6.ページ総数が多すぎないか?
・基本テキストの中で実質のページ総数が一番少ないのは、「⑤とらの巻」の「456ページ」でした。
・次に実質のページ総数が比較的少ないのは、「①合格のトリセツ」の「533」ページでした。
※宅建の標準的なテキストは「600ページ」程度です。
「②わかって合格る」「③出る順」は、詳細説明型のテキストのためページ総数は多めになります。
(「③出る順」は分野別にテキストが発売されていることで多めになっています)
※ただし、わかりやすいテキストとは「論点の詳しい説明」「法律の正確な条文」(一部「マイナー論点」含む)が載っており、特に民法の理解を進めるうえでは効果的でメリットになります(急がば回れ)。「バランス型」(オールインワンタイプ)のテキストは、論点の説明が不十分なものもあり、理解できないまま暗記ゴリ押しに頼ることがあります。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 5点(本文533ページ、重要論点集46ページ) |
②わかって合格る | 4点(本文709ページ) |
③出る順 | 3点(本文1163ページ、 内訳:権利関係420、宅建業293、法令上の制限263、税・その他187) |
④とらの巻 | 5点(本文456ページ、とらの子31ページ(別冊付録)) |
宅建は繰り返し勉強して基礎知識を定着させることが最重要であり、ページ総数が少ないことは反復学習がしやすく暗記しやすくなります。
7.ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?
「②わかって合格る」「④とらの巻」は、1ページが縦1列のレイアウトであり分割されておらず、読みやすいです。
- 「①合格のトリセツ」は、1ページのレイアウトが縦2列のに分割されており、やや読みにくいです。
※ただし、「①合格のトリセツ」は総ページ数を削り、その分 過去問などから自分で足りない部分をメモ(分割されている部分)に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている方は1ページが分割されていてもデメリットにはなりません) - 「③出る順」は、分割されているページもありますが、最小限です。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 4点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 4点 |
④とらの巻 | 5点 |
人は、上から下へ、左から右へ 文字を読むため、1ページが縦1列のレイアウトだと読みやすいです。
テキストによっては、1ページが縦2列、縦3列に分割されているものもあり、学習の集中が乱されてしまいます。
8.理解を助けるイラストや図表が適度に含まれているか?
どの基本テキストも、理解を助ける「イラスト」や「図表」が適度に含まれていました。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④とらの巻 | 5点 |
「イラスト」や「図・表」を用いて、イメージや概念から論点に入ることにより理解しやすくなるとともに、文字情報から論点入るよりも頭の負荷が軽減されて学習が継続しやすくなります。
9.色使いが「カラフル」過ぎないか?
- 「③出る順」「④とらの巻」は、配色がシンプルで読みやすいです。
- 「①合格のトリセツ」と「②わかって合格る」は、カラフル過ぎずバランスがとれていました。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 4点(文字の色:黒、赤の2色、イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色) |
②わかって合格る | 4点(文字の色:黒、赤の2色、イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色) |
③出る順 | 5点(文字・イラストともに黒、赤の2系色) |
④とらの巻 | 5点(文字・イラストともに:黒、赤の2色) |
・初学者向けのテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。カラフル過ぎると目が疲れてしまうデメリットもあります。
・また、すべてがカラフルだと、どこが大事な部分かわからなくなるデメリットもあり、強調表示のバランスが大事になります。
10.テキスト独自の差別化要素
- 「①合格のトリセツ」「④とらの巻」は、ページ総数が少なく、復習のしやすさは大きな差別化になっています。
・「①合格のトリセツ」には「重要論点集」という出題頻度が高い論点だけ集められている冊子は、暗記に重きをおく宅建では差別化要素が高いです。
・同様に「④とらの巻」にも「とらの子」という出題頻度が高い論点だけ集められている冊子が付属しています。 - 「②わかって合格る」は、「基本テーマ32」で宅建の全体像をイメージで一気につかむことができます。
また、出題頻度の高い部分に「重要」のアイコン表示があり、過去の本試験に出題された文章にアンダーラインもあります。 - 「③出る順」は、科目ごとにテキストが分冊されていますが、「重要度ランク」や「過去の出題問題数」の表示がありますので、出題頻度が低い論点はスルーし、頻出な論点を重点的に学習することが可能です。
また、「重要条文」が載っており、論点の基となる「重要条文」を確認することで、さらに理解が深くなります。
「ラクしておぼえるL式暗記法」というゴロ合わせもあり、覚えにくい用語をゴロ合わせて、ラクに暗記することができます。 - 「④とらの巻」は、時間が短縮できるだけでなく、特に各論点の最後に「とらの巻」という重要論点のまとめがあり、暗記がしやすく、理解しやすい教材に仕上がっています。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④とらの巻 | 5点 |
総合評価
評価点数の合計
評価項目ごとの評価点を合計すると、次になります。
- 「④とらの巻」 が 50点(50点満点中)です。
- 「①合格のトリセツ」と「③わかって合格る」が 47点(50点満点中)です。
- 「③出る順」が 46点(50点満点中)です。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①合格のトリセツ | 47点/50点 |
②わかって合格る | 47点/50点 |
③出る順 | 46点/50点 |
④とらの巻 | 50点/50点 |
「①合格のトリセツ」基本テキストのまとめ
- 評価点は「47点/50点」であり、結論は、勉強時間を短縮させたい方は「買い」です。
(私が受験生のときに使ったテキストが 本「宅建士合格のトリセツ基本テキスト」でした。まさに、社会人で時間が取りにくく「勉強時間を短縮させたかった」ことが使った理由です) - 評価したところ、学習対象者は「初学者」向けの基本テキストです。
- 本年度版は、昨年度版よりも理解のしやすさが増しています(当ブログでは1点アップ)。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ①2024年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】
「②わかって合格る」基本テキストのまとめ
- 本 2024年度版は、昨年度版よりも、論点の詳しさがさらに増しています。
- 評価点は「47点/50点」であり、結論は、理解しやすく,正確な内容のテキストを探している方は「買い」です。
- 評価したところ、学習対象者は「やや中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
- 私が受験生に戻ったとしたら、このテキストを高確率で選びます。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ②2024年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】
「③出る順」基本テキストのまとめ
- 本テキストは、理解させることに重点をおき、分野別に贅沢に多くのページを使って丁寧に解説しているところが特徴です。
- 評価点は「46点/50点」であり、結論は、分野別に論点を丁寧に、正確に理解したい方は「買い」です。
- 評価したところ、学習対象者は「中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ③2024年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】
「④とらの巻」基本テキストのまとめ
- 時間が短縮できるだけでなく本テキストは、暗記がしやすく、論点が理解しやすい教材に仕上がっていますので安心して受験に望めます。
- 評価点は「50点/50点」であり、結論は、合格に必要な知識のみをおさえて 短期合格したい方は「買い」です。
- 評価したところ、学習対象者は「初学者」から「リベンジ組」を対象にしていますが、特に時間がない人に向いています。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ 「④どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2024年版」
ここに厳選した基本テキストは、どのテキストを使っても宅建には合格できます。
学習者さまの「経験値」によって「そのときのニーズ」によって選択するテキストが異なると考えています。
基本テキストは複数買ってハシゴせずに、1つのテキストを決めたらボロボロになるまで使い込みましょう。
以下は、今回ご紹介した「基本テキスト」の購入リンクです。
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関連記事:個別「基本テキスト」のレビュー記事
個別に「基本テキスト」を徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
サクサクと読める「①宅建士 合格のトリセツ」基本テキスト 2024年版【プロがレビュー】
・特徴は、「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています。
・学習対象者は、「初学者」を対象にしています。 レビュー記事です。どうぞ、ご確認ください。
→ 2024年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト【プロがレビュー】
-
参考2024年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】
続きを見る
内容が正確な「②わかって合格る宅建士」基本テキスト2024年度版【プロがレビュー】
・特徴は、内容が正確で、ページが縦に分割されていない読みやすいテキストを探している方に適しています
・学習対象者は、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。 レビュー記事です。どうぞ、ご確認ください。
→ 2024年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】
-
参考2024年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】
続きを見る
科目別にテキストがある「③出る順 宅建士 合格テキスト」2024年度版【プロがレビュー】
・特徴は、理解させることに重点をおき、科目別に贅沢に多くのページを使って丁寧に解説しています。
・学習対象者は「中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。ぜひお読みください。
→ 2024年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】
-
参考2024年版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】
続きを見る
合格に必要な知識おさえて短期合格をめざす「④とらの巻」2024年版【プロがレビュー】
・特徴は、合格に必要な知識のみをおさえて短期合格が目指せるように、暗記がしやすく、論点が理解しやすい教材に仕上がっていますので安心して受験に望めます。
・学習対象者は「初学者」から「リベンジ組」を対象にしていますが、特に時間がない人に向いています。
→ 「④どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2024年版」
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参考2024年版 どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト【プロがレビュー】
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2024年版 宅建 厳選した「過去問題集」を【プロが徹底比較】
2024年版の「過去問題集」を点数付けして徹底比較しています。ぜひお読みください。
→ 2024年版 宅建 厳選した「過去問題集」を【プロが徹底比較】
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参考2024年版 宅建 厳選した「過去問題集」5冊を【プロが徹底比較】
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