宅建士の「基本テキスト」って、種類がいっぱいありますけど、どれがいいかわかりません。
手っ取り早く、オススメの基本テキストを「比較」することはできませんか?
たとえば、「評価点を数値化して比較」とか、まとめることはできませんか?
教えください。詳しい人!
こういった疑問にお答えいたします。
本記事の内容
- 元教材制作者の筆者が厳選した宅建の「基本テキスト」の点数づけし 教材評価を行っています。
- 独自の10個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
(「出題頻度」「暗記箇所の整理」「論点の理解しやすさ」など) - 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります。
次の基本テキストの評価を行っています。
- 「ユーキャンの宅建士_きほんの教科書 2025年度版」
(以下「①ユーキャン宅建士」と呼ぶ) - 「わかって合格る宅建士 基本テキスト2025年度版」
(以下「②わかって合格る」と呼ぶ) - 「出る順 宅建士 合格テキスト2025年度版」
(以下「③出る順」と呼ぶ) - 「らくらく宅建塾 宅建士基本テキスト 2025年度版」
(以下「④らくらく宅建塾」と呼ぶ)
※本サイトでは、個別に「基本テキスト」を徹底レビューした記事もありますので、合わせてご確認ください。
記事の信頼性
この記事を書いた人
CFP ®資格認定者 / 1級FP技能士 / 宅地建物取引士 / 第二種 情報処理技術者 / 日商簿記 等
教材制作会社に6年間 勤務
eラーニング・企業内研修用の「教材制作」「教材評価」の業務に携わる.
業務経験からFP・宅建の学習用教材を評価し,マニアックに解説しています.
この記事を読むことで、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。
8分で読めますので、厳選した教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。
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もくじ
宅建 厳選した基本テキスト4冊を徹底比較【プロが点数づけ】
宅建試験の厳選した基本テキストを徹底比較しています。
結論だけを知りたい方は、次の【結論】をご確認ください。
結論、宅建の「基本テキスト」の点数比較
当サイトでは、「評価項目」を用いて点数をつけて評価しています。
「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。
※「評価項目」ごとの点数付けは、後述に解説いたします。
評価項目ごとの評価点を合計すると、どのテキストも十分な評価点です。
- 「①ユーキャン宅建士」が 48点(50点満点中)です。
- 「②わかって合格る」が 47点(50点満点中)です。
- 「③出る順」と「④らくらく宅建塾」が 46点(50点満点中)です。
基本テキスト名 | 評価点数 |
「①ユーキャン宅建士」 | 48点/50点 |
「②わかって合格る」 | 47点/50点 |
「③出る順」 | 46点/50点 |
「④らくらく宅建塾」 | 46点/50点 |
1.ページ数が適量で、法律の原則・例外が確認しやすい「①ユーキャン宅建士」
- 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
- 本テキストを読んだ第一印象は、「法律の原則と例外を色分けで確認しやすい」かつ「1ページが縦に分割されていなくて読みやすい」ことです。
メリット
- 「バランス」型テキストであり、論点の詳しい説明や、ページの分量(597ページ)が適量です。
(「詳細説明」型テキストと「要点・暗記重視」型テキストの中間の特性を持つテキストという意味) - 法律には原則と例外があり、原則が黄色のアンダーライン、例外が青色のアンダーラインが引かれその違いを解説しています。
- 暗記箇所が整理されています。
- ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
- 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
- 法改正に対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。
ややデメリット
- デメリットは特にありませんが、「バランス」型テキストのため「詳細説明」型テキストよりも、「論点の詳しい説明」「事例による解説」が少なく、また「法律の正確な条文」(一部「マイナー論点」含む)は掲載されていません。特に民法の理解を進めるうえでは「詳細説明」型テキストのほうが効果的な場面があります。(ただし「詳細説明」型テキストはページ数が多くなりるデメリットがあります)
※前述は良い悪いではなく、受験生の知識レベルや、仕事の忙しさの状況に応じて、「バランス」型、「詳細説明」型、「要点・暗記重視」型のテキストを選択すればデメリットもメリットになるということです。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ①ユーキャンの宅建士 きほんの教科書 2025年版【プロがレビュー】
2.内容が正確で,ページが縦分割されていなく読みやすい「②わかって合格る」
- 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
- 本テキストを読んだ第一印象は、「内容が正確」かつ「1ページが縦に分割されていなくて読みやすい」ことです。
- ※いま私が買うとしたら、このテキスト「②わかって合格る」を購入します。
メリット
- 論点の詳しい説明や、法律の正確な条文が載っていて、記載内容が正確です。(「詳細説明」型 寄りのテキスト)
論点の網羅性がすごい。 - 暗記箇所が整理されています。
- ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
- 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
さらに出題箇所にアンダーラインで出題年が記載されており、直近いつの出題であったか確認することができます。 - 法改正に対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。
ややデメリット
- 実質的なページ総数が「721」ページとやや多い印象を受けます。
※ただし、「詳細説明型」(寄り)のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を入れるとページ数がかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。
※デメリットはメリットの裏返しであり、得られるメリットはデメリットを上回って余りあるものです
下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
→ ②2024年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】
3.科目別に丁寧に かつ 正確に理解できる「③出る順」
- 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
- 本テキストを読んだ第一印象は、「多くのページを使って丁寧に解説し」かつ「内容が正確」であるということです。
- ※「②わかって合格る」「③出る順」の違いは、「②わかって合格る」は1冊で詳細に解説、「③出る順」は科目別に3冊を使って詳細に解説している点です。
メリット
- 理解のために多くのページを使い、論点の趣旨・目的、イラスト・図表、条文、詳細な解説が盛り込まれています。
(「①権利関係」「②宅建業法」「③法令上の制限・税・その他」の3分冊で構成されている) - 暗記箇所が整理されています。
- 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
- 細かい論点の法改正にまで対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。
ややデメリット
- 本テキストは分野別にテキストが発売されていることで(「①権利」「②業法」「③法令上・税」)、ページ総数が「1165」ページと多いです。
※ただし「詳細説明型」のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を」入れると、ページ数はかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。
下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
→ ③出る順 宅建士 合格テキスト 2025年版【プロがレビュー】
4.講義形式で解説され、短時間でテキストを1周できる「④らくらく宅建塾」
- 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
- 本テキストを読んだ第一印象は、「講義形式で解説され」かつ「ゴロ合わせがある」ということです。
- ※ページ総数が少なく時間短縮という意味では「②らくらく宅建塾」、「合格のトリセツ」(掲載外)と「とらの巻」(掲載外)が該当します。
メリット
- 「講義形式」で解説され「例題」もありますので、講師の講義を受けているような学習ができます。
- 「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています。
- ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
- 「ゴロ合わせ」があり、暗記しづらい部分では有効です。
- 出題頻度の高い論点が「よく出るポイント」の表示でわかります。
- 法改正に対応しています。
ややデメリット
- 「ゴロ合わせ」ですが、やや多めにあり、学習者によって好き・嫌いの好みがわかれます。
※ただし、ゴロ合わせが好きな方や、暗記しづらい部分では有効であり気になりません。 - 出題頻度の低い論点や説明を削っているため、過去問を解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、必要に応じて手書きで本テキストに書き込む必要があります。
※前記「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフです。
下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
→ ④らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
各 基本テキストのタイプ
(スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)
- 「①ユーキャン宅建士」:「バランス」型の特性をもったテキストになっています。
- 「②わかって合格る」:「バランス」型と「詳細説明」型の中間の特性をもったテキストになっています。
- 「③出る順」:「詳細説明」型のテキストなります。
(宅建の基本テキストの中でも「詳細説明型」の最たるテキストであり、分野別(①権利,②業法,③法令上・税)にテキストが販売されています) - 「④らくらく宅建塾」:「バランス」型と「要点・暗記重視」型の中間の特性をもったテキストになっています。
評価項目ごとの点数比較【詳細レビュー】
それでは、詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。
・「評価項目」は、10項目です。
・「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。
評価項目と評価点
カテゴリ | 評価項目 | 評価点 (各5点) |
---|---|---|
内容面 | ①出題頻度A,B,Cランクの内容が 網羅されているか?(網羅性) | 5点 |
②暗記箇所が 整理されているか? | 5点 |
|
③論点が理解しやすいか? | 5点 |
|
④法改正に対応しているか? | 5点 |
|
⑤テキストの途中に問題が 挟まれていないか? | 5点 |
|
外観面 | ⑥ページ総数が多すぎないか? | 5点 |
⑦ページの縦分割がないか? (1ページが縦1列か) | 5点 |
|
⑧理解を助けるイラストや図表が 適度に含まれているか? | 5点 |
|
⑨カラフル過ぎないか? | 5点 |
|
差別化要素 | ⑩テキスト独自の差別化要素 | 5点 |
合計点数 | 50点満点 |
※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。
1.出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)
「科目・論点別」の全55論点での「出題頻度」との兼ね合いをみた網羅性になります。
- どの基本テキストも、必要な論点をすべて網羅していました。
なかでも「②わかって合格る」と「③出る順」の基本テキストは、ほぼすべての論点が載っていますので、辞書的な使い方もできますし、過去問などから調べてテキストに書き込む手間も減らせます。 - どの基本テキストも、論点の「正確性を損なわない範囲で文章を簡潔にしている」こともうかがえました。
テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点(53/全55論点中) |
②わかって合格る | 5点(55/全55論点中) |
③出る順 | 5点(53/全55論点中) |
④らくらく宅建塾 | 5点(52/全55論点中) |
2.暗記箇所が整理されているか?
- 暗記箇所は、「①ユーキャン宅建士」「②わかって合格る」と「③出る順」がとても整理されていました。
- 「④らくらく宅建塾」もおおむね整理されています
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④らくらく宅建塾 | 4点 |
暗記は、次のように整理されていると覚えやすくなります。
・「似たような論点を比較しながらまとめている」こと
・「複数の知識を表形式で整理している」こと
3.論点が理解しやすいか?
民法の「代理」を例に検証してみました。
どの基本テキストもおおむね論点が理解しやすいです。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④らくらく宅建塾 | 5点 |
理解のしやすさは、全体の概略をつかんだうえで、各論の解説に進むことで、論点が理解しやすくなります。
4.法改正に対応しているか?
・法改正に対応していたなかでも「⑤出る順」が詳細に正確に対応していました。
・「④らくらく宅建塾」は、おおむね法改正にしていました。
※「④らくらく宅建塾」は、「ページ総数」が少なく勉強時間を多く取れない方に適しているテキストであり、裏を返せば出題頻度の低い論点や説明を削っている部分があります(「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフ)。勉強時間が多く取れない受験生や、暗記重視の宅建にはページ数が少ない方がメリットがあるため、一概にデメリットにはならないことを付け加えておきます)
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④らくらく宅建塾 | 4点 |
法改正は試験で毎年狙われる論点ですので、対応していると安心感があります。
5.テキストの途中に問題が挟まれていないか?
「⑤らくらく宅建塾」は、「例題」として学習項目の最後に掲載されています。「問題」と違い、論点の知識の理解を促す目的で載せており、学習の流れのなかで負荷が少なく読み進めることができます
「①ユーキャン宅建士」「②わかって合格る」「③出る順」は、テキストの途中に問題が挟まれていました。
(※ただし、受験生の学習スタイルに合わせて、章ごと(論点ごと)の事後テストの力試しの置づけとして、問題が解きたい場合はデメリットになりません)
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 4点 |
②わかって合格る | 4点 |
③出る順 | 4点 |
④らくらく宅建塾 | 5点 |
テキストを学習しているときと、問題を解くときは、頭の使う部分が異なるため、テキストの途中に問題が挟まれていると、インプットからアウトプットの切り替えが必要になり「理解・暗記の学習ペース」が乱されてしまいます。(参考、テキストによっては、本文の途中に「1問1答」や「複数問」の問題が含まれているものがある)
できれば、テキストと演習問題は、本自体を物理的に分けて学習したい。
6.ページ総数が多すぎないか?
・基本テキストの中で実質のページ総数が一番少ないのは、「④らくらく宅建塾」の「524ページ」でした。
・次に実質のページ総数が比較的少ないのは、「①ユーキャン宅建士」の「597」ページでした。
※宅建の標準的なテキストは「600ページ」程度です。
「②わかって合格る」「③出る順」は、詳細説明型のテキストのためページ総数は多めになります。
(「③出る順」は分野別にテキストが発売されていることで多めになっています)
※ただし、わかりやすいテキストとは「論点の詳しい説明」「法律の正確な条文」(一部「マイナー論点」含む)が載っており、特に民法の理解を進めるうえでは効果的でメリットになります(急がば回れ)。「バランス型」(オールインワンタイプ)のテキストは、論点の説明が不十分なものもあり、理解できないまま暗記ゴリ押しに頼ることがあります。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点(本文597ページ、付録:出るとこ論点帖100ページ) |
②わかって合格る | 4点(本文721ページ) |
③出る順 | 3点(本文1165ページ、 内訳:権利関係420、宅建業295、法令上の制限263、税・その他187) |
④らくらく宅建塾 | 5点(本文524ページ) |
宅建は繰り返し勉強して基礎知識を定着させることが最重要であり、ページ総数が少ないことは反復学習がしやすく暗記しやすくなります。
7.ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?
ページの縦分割がある基本テキスト
「①ユーキャン宅建士」「②わかって合格る」「④らくらく宅建塾」は、1ページが縦1列のレイアウトであり分割されておらず、読みやすいです。
- 「③出る順」は、分割されているページもありますが、最小限です。
- 1ページのレイアウトが縦2列のに分割されていると、読みにくくなります。
※ただし、分割されているテキストは、過去問などから自分で足りない部分をメモ(分割されている部分)に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている方は1ページが分割されていてもデメリットにはなりません)
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 4点 |
④らくらく宅建塾 | 5点 |
人は、上から下へ、左から右へ 文字を読むため、1ページが縦1列のレイアウトだと読みやすいです。
テキストによっては、1ページが縦2列、縦3列に分割されているものもあり、学習の集中が乱されてしまいます。
8.理解を助けるイラストや図表が適度に含まれているか?
どの基本テキストも、理解を助ける「イラスト」や「図表」が適度に含まれていました。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④らくらく宅建塾 | 5点 |
「イラスト」や「図・表」を用いて、イメージや概念から論点に入ることにより理解しやすくなるとともに、文字情報から論点入るよりも頭の負荷が軽減されて学習が継続しやすくなります。
9.色使いが「カラフル」過ぎないか?
- 「③出る順」「④とらの巻」は、配色がシンプルで読みやすいです。
- 「①合格のトリセツ」と「②わかって合格る」は、カラフル過ぎずバランスがとれていました。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 4点(文字の色:文字は黒と赤の2色、アンダーラインが黄色と青色の2色、 イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色) |
②わかって合格る | 4点(文字の色:黒、赤の2色、イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色) |
③出る順 | 5点(文字・イラストともに黒、赤の2系色) |
④らくらく宅建塾 | 4点(文字の色:黒、赤の2色、イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色) |
・初学者向けのテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。カラフル過ぎると目が疲れてしまうデメリットもあります。
・また、すべてがカラフルだと、どこが大事な部分かわからなくなるデメリットもあり、強調表示のバランスが大事になります。
10.テキスト独自の差別化要素
- 「①ユーキャン宅建士」、特に「④らくらく宅建塾」は、ページ総数が少なく、復習のしやすさは大きな差別化になっています。
・「①ユーキャン宅建士」は、法律の「原則・例外」を解説しており、原則が黄色のアンダーライン、例外が青色のアンダーラインでその違いを解説しています。原則と例外の違いを試験で問われることが多い宅建試験では差別化要素が高いです。 - 「②わかって合格る」は、「基本テーマ32」で宅建の全体像をイメージで一気につかむことができます。
・また、出題頻度の高い部分に「重要」のアイコン表示があり、過去の本試験に出題された文章にアンダーラインもあります。 - 「③出る順」は、科目ごとにテキストが分冊されていますが、「重要度ランク」や「過去の出題問題数」の表示がありますので、出題頻度が低い論点はスルーし、頻出な論点を重点的に学習することが可能です。
・また、「重要条文」が載っており、論点の基となる「重要条文」を確認することで、さらに理解が深くなります。 - 「④らくらく宅建塾」は、比較した基本テキストのなかで一番「ページ総数が少ないこと」で時間が短縮でき、繰り返し学習ができるテキストになっています。
・また、「よく出るポイント」の表示があり、出題頻度の高い論点がわかるようになっています。
・くわえて「ゴロ合わせ」が多く使われており、例えば、重要事項説明の記載事項も「和歌を一首」覚えることで攻略しやすく、法廷追認や用途規制など語呂合わせで暗記しやすくしています。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 5点 |
②わかって合格る | 5点 |
③出る順 | 5点 |
④らくらく宅建塾 | 4点 |
総合評価
評価点数の合計
評価項目ごとの評価点を合計すると、次になります。
- 「①ユーキャン宅建士」 が 48点(50点満点中)です。
- 「②わかって合格る」が 47点(50点満点中)です。
- 「③出る順」と「④らくらく宅建塾」が 46点(50点満点中)です。
基本テキスト名 | 評価点数 |
①ユーキャン宅建士 | 48点/50点 |
②わかって合格る | 47点/50点 |
③出る順 | 46点/50点 |
④らくらく宅建塾 | 46点/50点 |
「①ユーキャン宅建士」基本テキストのまとめ
- 評価点は「48点/50点」であり、結論は、ページ数が適量で,法律の原則・例外が確認しやすいテキストを探している方は「買い」です。
- 評価したところ、学習対象者は「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
- はじめて評価しましたが、満遍なく教材の基本を押さえ、テクニックも使い、宅建向けのテキストに仕上がっていました。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ①ユーキャンの宅建士 きほんの教科書 2025年版【プロがレビュー】
「②わかって合格る」基本テキストのまとめ
- 評価点は「47点/50点」であり、結論は、理解しやすく,正確な内容のテキストを探している方は「買い」です。
- 評価したところ、学習対象者は「やや中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
- 私が受験生に戻ったとしたら、このテキストを高確率で選びます。
(理由は、出題年度が確認でき、重要条文も適度に載り、論点の説明も詳しいため理解しやすいからです)
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ②わかって合格る宅建士 基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
「③出る順」基本テキストのまとめ
- 本テキストは、理解させることに重点をおき、分野別に贅沢に多くのページを使って丁寧に解説しているところが特徴です。
- 評価点は「46点/50点」であり、結論は、分野別に論点を丁寧に、正確に理解したい方は「買い」です。
- 評価したところ、学習対象者は「中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ③出る順 宅建士 合格テキスト 2025年版【プロがレビュー】
「④らくらく宅建塾」基本テキストのまとめ
- 評価点は「46点/50点」であり、結論は、講義形式で解説され、ページ総数が少ないテキストを探している方は「買い」です。(勉強時間の短縮ができます)
- 評価したところ、学習対象者は「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
- 冒頭のあいさつや,ゴロ合わせがユニークに感じますが、内容はいたって堅実ですので安心して受験に望めます。
個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。
→ ④らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
ここに厳選した基本テキストは、どのテキストを使っても宅建には合格できます。
学習者さまの「経験値」によって「そのときのニーズ」によって選択するテキストが異なると考えています。
基本テキストは複数買ってハシゴせずに、1つのテキストを決めたらボロボロになるまで使い込みましょう。
以下は、今回ご紹介した「基本テキスト」の購入リンクです。
「宅建に合格したい!」という方は、ぜひご検討ください。
ご紹介した「基本テキスト」の購入リンク
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関連記事:個別「基本テキスト」のレビュー記事
個別に「基本テキスト」を徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。
法律の原則・例外が確認しやすい「①ユーキャン宅建士」基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
→ ①ユーキャンの宅建士 きほんの教科書 2025年版【プロがレビュー】
-
参考ユーキャンの宅建士 きほんの教科書 2025年版【プロがレビュー】
続きを見る
内容が正確な「②わかって合格る宅建士」基本テキスト2025年度版【プロがレビュー】
→ ②わかって合格る宅建士 基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
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参考わかって合格る宅建士 基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
続きを見る
科目別にテキストがある「③出る順 宅建士 合格テキスト」2024年度版【プロがレビュー】
→ ③出る順 宅建士 合格テキスト 2025年版【プロがレビュー】
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参考出る順 宅建士 合格テキスト 2025年版【プロがレビュー】
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短時間でテキストを1周できる「④らくらく宅建塾」2024年版【プロがレビュー】
→ ④らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
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参考らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト 2025年版【プロがレビュー】
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2024年版 宅建 厳選した「過去問題集」を【プロが徹底比較】
2024年版の「過去問題集」を点数付けして徹底比較しています。ぜひお読みください。
→ 2024年版 宅建 厳選した「過去問題集」を【プロが徹底比較】
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参考2024年版 宅建 厳選した「過去問題集」5冊を【プロが徹底比較】
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