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2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム【プロがレビュー】

2022-11-05

2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム【プロがレビュー】
2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム【プロがレビュー】


【2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム】って、
「難しい論点を身近な例え話でかみ砕いて解説し理解しやすい」って聞きました。

あと、直前期の【総まとめ講座】で、重要論点を1冊のテキストで総復習ができるって本当ですか?

合格特典の「全額返金」も、すごく魅力です。

この通信講座のことが知りたいです。
具体的に教えて、詳しい人!


こういった疑問にお答えします。


本記事の内容

  • 元教材制作者の筆者が「2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム」の受講レビューを行っています。
  • 独自の評価項目用いて徹底評価し、点数づけしています。
    (「講義の理解しやすさ」「出題頻度の網羅性」「暗記箇所の整理」など)
  • 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります。


通信講座をおすすめしたい方

  • 勉強にかける労力軽減と時間短縮をしたい方
    独学では問題を解く過程を理解するのに時間がかかりますが、本通信講座では講師がその過程を嚙み砕いて教えてくれます.
  • 育児や家事があり通学はできないが、効率よく学習したい方
  • いちど独学で挫折してしまい、今年は合格したい方


記事の信頼性

  • この記事を執筆している私は、学習用教材の「教材制作」「教材評価」の業務に6年間たずさわっていました。
  • また「宅地建物取引士」試験の合格者です。
  • 実際に2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム」を受講して確認しました。
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士


 この記事を読むことで、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。


10分で読めますので、この講座の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。


「2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム」の商品説明

  • 本通信講座は、宅建試験の勉強をする際に必要となる「通信講座」の位置づけであり、講義動画による講義が中心です。
  • 学習対象者は、「初学者」を対象としています。
  • 本、通信講座を受けた第一印象は「権利関係(民法)」の難しい論点を、身近な例え話を用いて平易に説明して学習効果を高めている。ということです。


本、通信講座の基本情報

アガルート宅建講座「入門総合カリキュラム」には、次の2種類があります。

  • テキストあり講座:テキストが付属し、受講費用が49,800になります。
  • テキストなし講座:テキストが付属せず、受講費用が29,800円になります。

本記事では、「入門総合カリキュラム」「テキストあり講座」を おすすめしています。

本、通信講座の基本情報は、次になります。

講 座内 容
通信講座名「2023年 宅建試験
 入門総合カリキュラム」
(テキストあり講座)
試験合格目標2023年10月試験
講座内容・入門総合講座
 基礎から合格レベルの知識を
 身に着けるインプット講義
・過去問解説講座
 10年分の過去問集と
 セレクト解説講義
・総まとめ講座
 直前期の知識の総整理と
 確認を行う直前期対策講義
・模試試験
 直前期の実力診断模試
講義時間・入門総合講座:35時間
・過去問解説講座:19時間
・総まとめ講座:11.5時間
・模試試験:6.5時間
講座タイプ「講義中心」タイプ
 講師による講義を中心とした
 通信講座であり、学習のツボを
 教えてくれるとともに、
 講師がオリジナルのテキストに
 ポイントを書き込みながら
 講義を進める。
使用教材・テキスト教材
・過去問題集
・eラーニングで
 講義動画が視聴可能
・テキストと過去問題集は
 PDFでも確認できる
学習対象者「初学者」
初めて宅建試験を受験する方や
宅建の知識をゼロから丁寧に
学びたい方向け
合格実績・令和4年度(2022年)合格率:59.5%
 全国平均の3.50倍
・令和3年度(2021年)合格率:43.7%
 全国平均の2.47倍
視聴可能期間2022年9月20日~2023年10月31日
※2023年10月試験 に対応
受講費用¥49,800(税抜き)
※合格特典あり
・「全額返金」 or
・「お祝い金」
(Amazonギフト券のコード1万円分)
教材の発送時期
▼「テキスト・過去問題集」
・権利関係1冊:2022/9/20
・宅建業法1冊: 2022/11/1
・法令上の制限1冊:2023/4/25
・税・その他1冊: 2023/4/25
▼「総まとめ講座」
・テキスト1冊:2023/6/20
▼「模試試験」
・問題冊子1冊:2023/6/20
・解答冊子1冊:〝
・解答用紙1枚:〝

アガルートは、オンラインによる講義を中心とした資格予備校です。
\宅建の知識をゼロから丁寧に学びたい方向け、合格で全額返金!/


「徹底レビュー」の前に、「講座のコンセプト」と「学習の流れ」をご説明いたします。

講座のコンセプト(講師より説明あり)

もくじ

講座のコンセプト「入門総合カリキュラム」

講座のコンセプト
講座のコンセプト
  • 本講座は、知識を実践で使いこなせるまで高めさせる合理的なカリキュラムが組まれています。
  • 学習対象者は、初めて宅建試験を受験する方や、宅建の知識をゼロから丁寧に学びたい方が合格をつかみ取るために作られた講座です。


学習の流れ

講座の学習の流れ

次の順で学習していきます。

  • 入門総合講座
    「入門総合講座」にて、講師の講義動画とテキストを確認しながらインプット学習を進めます。
  • 過去問解説講座
    過去問題集を解き、「過去問解説講座」の講義を視聴し、効率的に知識を定着させます。
  • 総まとめ講座
    「総まとめ講座」にて、知識の総整理と確認を行います。(6月中旬)
  • 模擬試験
    「模試試験」にて、知識の穴を埋めます。(6月中旬)
学習の流れ
学習の流れ

上の「1」~「4」を、もう少し詳しく説明します。

1.「入門総合講座」の学習方法

宅建の知識をゼロから丁寧にインプットします。

法律のイロハから学ぶことができるので、法律を初めて学習する方でも安心です。

1.入門総合講義
1.入門総合講義

2.「過去問解説講座」の学習方法

10年分の過去問集を掲載し、合否を左右する過去問演習も、安心のボリュームで演習できます。

重要な問題は解説講義も付属しますので、問題を解いた後は講義を視聴することでより効率的に知識を定着できます。

※上の「1」と「2」を繰り返します。過去問題集は3回以上解きます。

2.過去問解説講座
2.過去問解説講座

3.「総まとめ講座」の学習方法

全課目の重要論点を1冊のテキストにしており、直前期の各科目の知識の総整理が行えます。

講義動画も付いており、要点を中心に総復習することができます。

3.総まとめ講座
3.総まとめ講座

4.「模擬試験」の学習方法

試験の最新傾向に合わせて本格的な宅建の模試試験で、的中を狙って作ってあります。

講義動画も使用して、知識の穴を埋め、万全の対策で試験に挑むことができます。

本試験をイメージして時間を計り、何も見ないで解きます。




レビュー

レビューの対象講座

  • メインとなる「1.入門総合講座」「2.過去問解説講座」のレビューを行います。
  • 「3.総まとめ講座」は、2023/6/20に教材が公開され次第、レビューいたします。
  • 「4.模試試験」は、割愛いたします。

評判のいい「アガルート通信講座 宅建試験 入門総合カリキュラム」【レビュー】

本講座は、法律用語を身近な例え話で解説して難しい論点にも入り込みやすくなっています
結論は、宅建の論点を理解するための負担と勉強時間を軽減したい方は「買い」です。

講座のメリット
講座のメリット

本講座の「メリット」、「デメリット」、「評価点」を見ていきましょう。

メリット

  • 学習導入のオリエンテーションがあり、科目ごとの得点目標、特性、学習順序、理想的な学習スケジュールの説明があり、宅建の初学者も安心です。
  • 講義では、難しい論点を身近な例え話でかみ砕いて解説しており理解しやすいです。
  • テキストに論点の詳しい説明や 法律の正確な条文が載っていて記載内容が正確です。(「詳細説明」型テキスト)
  • 直前期に「総まとめ講座」にて、全課目の重要論点を1冊のテキストにて総復習ができます。
  • もともと受講料が安いうえに、合格特典に受講料の全額返金があります。
    (「全額返金」or「 1万円」)
  • 学習内容の質問ができ、専門スタッフが facebookで回答してくれます。

ややデメリット

スマホなどを使った eラーニングに「問題演習」の採点機能がないです。(講義は視聴できます)
※ただし、私のように通勤中にスマホで「講義」は視聴するが「問題」を解くことがない方はデメリットになりません。

本、通信講座のタイプ

本、通信講座のタイプは、「講義中心」タイプです。

「通信講座のタイプ」の説明
▼「講義中心」タイプ
・特徴:講師による講義を中心とした通信講座であり、講義のなかで学習のツボを教えてくれるとともに、講師がオリジナルのテキストにポイント書き込みやマーカーを引きながら講義を進める。
・おすすめできる人:デスクに座って,しっかり講義を聞きながら勉強したい方向け
▼「テキスト中心」タイプ
・特徴:出題頻度が高い「要点や用語」を集めたオリジナルのテキストを使って学習し、講義動画は要点のみを解説したものが多いです。
・おすすめできる人:テキストを使った勉強を中心に、講義動画は補助的に使いたい方向け
▼スマホの「eラーニング中心」タイプ
・特徴:講師による講義動画が視聴できたり、アプリに問題演習の機能が付いており、スマホやタブレットで学習できる。
・おすすめできる人:通勤時間や家事の合間に、スマホやタブレットで勉強したい方向け

(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)

講座のタイプ
通信講座のタイプ


評価点は「47点/50点」です

評価点
評価点は「47点/50点」です

当サイトは、独自の「評価項目」を用いて、本テキストを「評価点」をつけて評価しています。

  • 「評価項目」は、7項目です。
  • 「評価点」は、「評価項目」ごとに重みづけして、全体で50点満点としています。

 本、通信講座は ”講義中心タイプ” の通信講座のため、「1.講義面の評価」に配点の比重を大きくしています。

※40点以上は高得点です。

評価項目と評価点

カテゴリ評価項目評価点
(50点満点)
■1.講義面の評価
(配点15点)
①論点がわかりやすいか?
14/15
②講義動画が長すぎないか?
③講義動画の画面UI*が使いやすいか?
 UI:ユーザーインターフェース
■2.テキスト教材の評価
(配点10点)
①出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?
9/10
②暗記箇所が整理されているか?
③法改正に対応しているか?
④ページ総数が多すぎないか?
⑤挿し絵(イラスト)や図表があるか?
⑥カラフル過ぎないか?
■3.問題集教材の評価
(配点5点)
①解説が理解しやすいか?
5/5
②問題数が適量か?
③解いている最中に解答が見えないか?
■4.eラーニングの評価
(配点5点)
スマホなどで講義を視聴することができるか?
4
■5.質問体制の評価
(配点5点)
スタッフが受講相談・学習相談を受け付けているか?
5
■6.受講費用の評価
(配点5点)
受講費用は適切か?
5
■7.独自の差別化要素の評価
(配点5点)
独自に差別化要素があるか?
5
合計
47/50

評価点は「47点/50点」です

※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
 定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
 その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。


 以下に、理由・根拠を詳しく解説します。

アガルート通信講座 宅建試験 入門総合カリキュラム【徹底レビュー】

それでは理由・根拠を詳しく、以下の7つの「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。


1.講義面の評価 (14点/15点)

講義面の評価
講義面の評価

■講義面の評価

講義面の評価は、メインとなる「入門総合講座」について行います。

■本講座の概要

本講座は、「動画による講義」を中心とした通信講座であり、講義の中で画面共有したテキストに講師がポイントの書き込みや、 マーカーを引きながら講義を進め、講義にあわせて受講者が自分のテキストを確認します。


①論点がわかりやすいか?

A.わかりやすいです。

理由:次の順で解説され、頭に入ってきやすいです。

  • 論点のイメージを解説
  • 論点のポイントを解説
  • 細かい各論を解説

ところどころに、身近な例え話を入れて解説しており具体的なイメージがわきます。

根拠:権利関係(民法)の時効】と【行為能力】にて検証を行いました。

時効】にて検証(テキスト P44)

■1.論点のイメージを解説

始めに、「時効」のイメージを解説していました。

権利関係の「時効」で検証1(テキスト P44)
権利関係の「時効」で検証1(テキスト P44)
  • 消滅時効とは、権利を長期間放置しておくと使えなくなる。いわゆる期限切れです。
    権利が蒸発して空気中の水分になるようなイメージをもってください。
    例えば、ポイントカードのポイントも有効期間が切れたら使えなくなる。
    銀行預金、放置して出し入れしないと5年間で時効消滅になってしてしまう。
  • 取得時効とは、通常の定義は、建物の所有権をもっていないのに一定期間 住み続けると取得できる。
    例えば、相続で取得したつもりだったが、当時間違いがあった。
    しかし、その家に住み続けて30年も経っている。
    いまさら、相続は無効だったといわれても困る。
    30年間ずっと住み続けてきたのだから所有者として正々堂々と法律的にも認めよう。というのが取得時効である。

消滅時効は「ポイントカードの期限切れ」「権利が蒸発してなくなる」という、身近な例え話でとてもイメージがわきました。


■2.論点のポイントを解説

次に、「時効」のポイントを解説していました。

権利関係の「時効」で検証2(テキスト P44)
権利関係の「時効」で検証2(テキスト P44)
  • 時効には、2種類ある
    ・消滅時効
    ・取得時効
  • 起算点、完成
    ・起算点:権利を取得するために、いつからカウントし始めるのか。
    ・完成:必要な年数が経過して、権利をいつ取得できるのか
  • 援用、放棄
    ・援用:10年経って借金の時効が完成したときに「返しません」と意思表示することを「援用」といい、借金を返さなくてもよくなる。(時効による利益を受ける、得をする)
    ・放棄:10年,20年経とうが借金は返すべきで「借金を返します」と意思表示することを「放棄」という。(時効による利益は受けません)
  • 完成猶予、更新
    ・完成猶予:時効の完成をちょっとだけストップして時効の完成を延期すること。
    ・更新:銀行口座は使われないと消滅時効となるが、お金を出したり入れたりすることで時効が完成しない。時効の完成をリセットする、振り出しに戻す、完成を阻止する制度である。

時効の援用は「借金を返しません」と意思表示すること、時効の放棄は「借金を返します」意思表示すること、と解説され ポイントがつかみやすかったです。


■3.細かい各論を解説

細かい論点に入り、「時効援用の効果」を解説していました。

権利関係の「時効」で検証3(テキスト P44)
権利関係の「時効」で検証3(テキスト P44)

(2)時効援用の効果
 過去にさかのぼって、今に至るまで所有者だったとして認める。
 例えば、賃借権も取得できる。だから、この間の家賃や地代を払う必要はない
 (事例問題でも出るところ。との説明もあり)

援用の効果は「過去にさかのぼって」有効になることが理解できました。

事前に全体のイメージとポイントが解説されているので、細かい論点の解説もわかりやすいです。


行為能力】にて検証(テキスト P3)

■1.論点のイメージを解説

「行為能力」では始めに、権利関係(民法)のイメージを解説していました。

権利関係(民法)の「行為能力」で検証1(テキスト P3)
権利関係(民法)の「行為能力」で検証1(テキスト P3)

民法総論の勉強をスタートすると、いろいろな見知らぬ用語が出てくる。
最初のうちは日本語だと思わずに、外国語を勉強するみたいに必要最低限の単語を覚えなきゃいけない。
民法なりのノリ、文法がある。こういったところを理解していく。
最初、暗記しなくても、あとから何回も出てくるので、徐々に頭に入ってきますので、あまり神経質にならず、立ち止まらず先に行きましょう。とのこと。

権利関係(民法)の勉強方法を「外国語を勉強するみたいに」と馴染みがある表現に例えて教えてくれました。
緊張もほぐれてリラックスして学習ができました。


■2.論点のポイントを解説

次に、「制限行為能力者」のポイントを解説していました。

権利関係(民法)の「行為能力」で検証2(テキスト P3)
権利関係(民法)の「行為能力」で検証2(テキスト P3)
  • 一人でした契約を取り消せるか否か。
    だれが何をしたかで決まる。未成年者など
  • 保護者の権限でできること。
    未成年者の代理、同意、取り消し、追認
  • 相手方の保護
    簡単に取り消されても相手も迷惑になる。
    意思能力が不十分な人をラベリングして、その人は取り消せる。

キーワードを理解する。
・行為能力:一人で契約できる能力
・制限行為能力者:契約できる能力が不十分な人
・何のための制度か:判断能力が不十分な人(制限行為能力者)を保護する制度

「行為能力は一人で契約できる能力」、「制限行為能力者は契約できる能力が不十分な人」と解説しており、キーワードをコンパクトにまとめてポイントがつかみやすかったです。


■3.細かい各論を解説

細かい論点に入り、「未成年者」を解説していました。

例:子供がバイクを買った。親が認める、認めない
・未成年者が行った契約は、取り消すことができる。
 この「取り消すことができる」とは、取り消すこともできるし、取り消さなくてもいい、ということである。
 未成年者が行った契約は、一応「有効」である。
 しかし、未成年者の保護者が契約を取り消すと、契約はなかったことになる。
 これを「無効」という。
・反対に、あとから未成年者の保護者が契約を認めることを「追認」という。
 追認すると契約が完全に「有効」になる。
※ゆえに、未成年者(制限行為能力者)は、都合の良いほうを選べる、ということである。

「未成年者の契約は一応有効」であり、保護者の取り消しと追認によって結論が変わる。
最後の「未成年者は都合の良いほうを選べる」という部分がとても良い解説でした(目からうろこでした)。


上に検証してきたように、次の流れ(イメージ→ポイント→各論)で難しい論点もスムーズに学習することができました。

  • 論点のイメージを解説
  • 論点のポイントを解説
  • 細かい各論を解説

ところどころに、講師が難しい論点を身近な例え話を入れて解説しており具体的なイメージがわきます。
講師が理解するまでの過程をかみ砕いて咀嚼してくれますので、独学で理解していくよりも勉強の負荷が少ないです。(経験から、独学の場合は、解き方がわからなければそのまま放置もあり得ます)


②講義動画が長すぎないか?

A.講義動画の1つが10分程度で適切な長さです。

理由:

講義動画は、1つが約10分の再生時間となっています。

一部20分以上の講義動画もあります(「権利能力・意思能力・行為能力」)が少数です。

講師の判断でテキストの重要でない部分は飛ばして、講義時間の効率化も行っています。

根拠:

以下の講義動画のように、動画の再生時間は約10分になっています。

講義動画の再生時間は約10分
講義動画の再生時間は約10分

通信講座によっては、1本が100分を超える講義動画もありますが、
本講座は、1本が約10分と細切れですので、通勤時間や家事のスキマ時間に講義を視聴できます。
(もちろん自分のペースでガッツリ連続して勉強することもできます)


③講義動画の画面UI*が使いやすいか?

*UI:ユーザーインターフェースの略

A.おおむね使いやすいです。

A.一部、講義動画の「回次一覧」と、テキストのページ番号が連動しておらず使いにくい場面がありました。

理由と根拠:

画面UIの使いやすさについて、以下の項目にて確認しました。

  • Q1.再生速度が選べるか?
  • Q2.講義動画のNo.(「回次一覧」)と、テキストのページ番号が対応しているか?
  • Q3.動画の進行メーターがあるか?
  • Q4.学習の進捗率が確認できるか?
  • Q5.画面の解像度が変更できるか?
  • Q6.その他:お気に入りが追加・登録ができるか?
     その他:「訂正情報」があるか?

Q1.再生速度が選べるか?

A.選べます。(8段階「0.5x,0.75x,1x,1.25x,1.5x,2x,2.5x,3x」)

再生速度が選べる
再生速度が選べる

Q2.講義動画の「回次一覧」と、テキストのページ番号が対応しているか?

A. 一部、対応していませんでした。

※ただし、講義動画を開けば画面に「何章○○」と表示されるため、テキストのページ番号が確認できます。
「デジタルブック」には、ページ数が表示されるため確認できます。(下イメージ)

講義動画の「回次一覧」とテキストのページ番号の対応1
講義動画の「回次一覧」とテキストのページ番号の対応1

また「テキスト・講義時間対照表」からも確認できます。

Q2.講義動画の「回次一覧」とテキストのページ番号の対応2
講義動画の「回次一覧」とテキストのページ番号の対応2

上の画面から「テキスト・講義時間対照表」をクリックすると、下の「テキスト・講義時間対照表」のPDFファイルが開きます。

講義動画の「回次一覧」とテキストのページ番号の対応3
講義動画の「回次一覧」とテキストのページ番号の対応3


Q3.動画の進行メーターがあるか?

A.あります。

動画の進行メーター
動画の進行メーター


Q4.学習の進捗率が確認できるか?

A.確認できます。

「履歴 他」メニューの「学習済み一覧」から学習の進捗が確認できます。

学習の進捗
学習の進捗


Q5. 画面の解像度が変更できるか?

A.できます。

動画の文字が鮮明で読みやすくなったり、反対に回線速度が遅い外出先(スマホなど)では、解像度を落として視聴を続けることができます。

解像度が変更
解像度の変更


Q6.その他

・お気に入りが追加・登録できます。

お気に入りの追加・登録
お気に入りの追加・登録

・画面に「訂正情報」が用意されています。

「訂正情報」
訂正情報

上の画面から「訂正情報」をクリックすると、下の「テキスト訂正情報」のPDFファイルが開きます。

「テキスト訂正情報」のPDFファイル
「テキスト訂正情報」のPDFファイル

講義動画のUI(ユーザー・インターフェース)は、よい作りです。


アガルートは、オンラインによる講義を中心とした資格予備校です。
\宅建の知識をゼロから丁寧に学びたい方向け、合格で全額返金!/


2.テキスト教材の評価(9点/10点)

入門総合講座「テキスト」
入門総合講座「テキスト」

■テキスト教材の評価

テキスト教材の評価は、メインとなる「入門総合講座」に使われているテキストについて行います。

■本テキスト教材の使い方

本講座は、「動画による講義」を中心とした通信講座であり、講義の中で画面共有したテキストに講師がポイントの書き込みや、 マーカーを引きながら講義を進め、講義にあわせて受講者が自分のテキストを確認します。

■「テキスト」のタイプ

内容が正確な「詳細説明」型のテキストになっています。
(※市販テキストでは「わかって合格る宅建士(TAC)」が詳細説明型のテキストに該当します)

「基本テキストのタイプ」の説明

▼「バランス」型テキスト
・イラストと図表、文章説明の「バランスがよい」基本テキストです。
・メリット:オールラウンド(下の中間)の特性をもったテキストです。初学者がはじめに用意したいテキストです。
・対象者:初学者、中級者 向け

▼「詳細説明」型テキスト
・文章説明が「詳細かつ正確性を重視」したテキストです。
・メリット:論点の詳しい説明があったり、法律系の試験の場合 正確な条文が記載されていたりします。
・対象者:中級者 向け

▼「要点・暗記重視」型テキスト
・出題頻度が高い「要点や用語のみ」を集めたテキストです。
 詳しい説明が必要な場合は、他の基本テキストから確認することが前提です。
・メリット:要点の「復習や暗記」が効率的にできます。
・対象者:復習向け、暗記向け、リベンジ組、時間がない人向け

(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)

基本テキストのタイプ
基本テキストのタイプ


①出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)

A.すべて網羅しています。

「科目」ごとの「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表のとおりです。

※現時点では「権利関係(民法)」「宅建業法」の2つのテキストが届いていますが、メインの2科目が十分な網羅性を満たしています。

「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性

科 目「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性
宅建業法15/15論点の「A,B,Cランク」網羅
民法(権利関係)24/24論点 の「A,B,Cランク」網羅
法令上の制限6/6論点 の「A,B,Cランク」網羅
税・その他9/10論点 の「A,B,Cランク」網羅
54論点を網羅

「出題頻度 A,B,Cランク」とは?

宅建の試験範囲をもとに、12年分の過去問を確認し「出題頻度」のランク付けを行いました。

  • Aランクは、毎年出題される出題頻度が高い論点であり、必至で覚えなければならない知識です。
  • Bランクは、2年に1度程度のペースで出題される論点で、こちらも2番目に優先して覚えなければならない知識です。
  • Cランクは、5年に一度程度のペースで出題される論点で、余裕があったら覚えたい知識です。
  • Pランクは、10年に一度程度のペースで出題される論点で、あまり時間を割かないほうがいい知識です。

根拠:

詳細な論点別」の「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表になります。
(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて、拡大・縮小ができます)

「権利関係(民法)」「宅建業法」「法令上の制限」「税・その他」ともに十分な網羅性を満たしています。

論 点出題頻度
(A:高,B:中,C:低)
アガルート宅建講座
入門総合カリキュラム
2023年度版
網羅性(〇/△/なし)
■宅建業法
1.宅地建物取引業
A
2.免許
A
3.宅地建物取引士
A
4.事務所の設置
A
5.営業保証金
A
6.保証協会
A
7.広告や契約の注意事項
A
8.業務における諸規定
A
9.媒介代理契約の規制
A
10.35条 重要事項説明
A
11.37条書面(契約書)
A
12.自ら売主の制限
 (8種規制)
A
13.報酬額の規制
A
14.監督処分と罰則
A
(罰則はC)
15.住宅瑕疵担保履行法
A
■民法(権利関係)
1.制限行為能力者
B
(被保佐人,
被補助人はC)
2.意思表示
A
(心裡留保はC)
3.代理
A
(表見代理はP)
4.時効
B
5.物権変動・対抗問題
A
6.相隣関係
P
7.共有
P
8.抵当権
A
(根抵当権はP)
9.その他の担保権
P
(地役権,留置権,
 先取特権,質権はP)

(地役権,留置権,
先取特権,質権
すべてあり
10.保証・連帯保証
C
11.連帯債務
C
12.債権譲渡
C
13.債務不履行
A
14.弁済相殺
P
15.契約不適合責任
A
16.賃貸借契約
A
(賃借権の譲渡・転貸)
17.借地借家法
 (借地権)
A
(裁判所の許可はC,
建物の再築はP)
18.借地借家法
 (借家権)
A
(借地上の建物の
 賃借権はC)
19.その他の契約
C
(使用貸借,
 請負,贈与)

(使用貸借あり,
 請負あり,
 贈与あり)
20.事務管理
C
21.不法行為
B
(共同不法行為はC)
22.相続
A
(欠格・廃除はC,
 遺留分はC)
23.不動産登記法
A
(合筆・分筆はP)
24.区分所有法
A
■法令上の制限
1.都市計画法
A
(地区計画はC)
2.建築基準法
A
3.国土利用計画法
A
(事前届け出はP)
4.農地法
A
5.土地区画整理法
A
6.宅地造成等規制法
A
(監督処分,
 災害防止措置はC)
■税・その他
1.不動産取得税
 固定資産税
A
2.所得税
C
3.印紙税
A
4.登録免許税
A
5.相続税/贈与税
P
(相続税なし、
贈与税あり)
6.不動産鑑定評価基準
A
7.地価公示法
A
8.住宅金融支援機構法
A
9.景品表示法
 公正競争規約
A
10.土地建物
A
論点数 計
5554
(〇は1、△は0.5
小数点は切上で集計)
評価点:
コメント:
5点/5点中
A,B,Cランクを網羅

本テキストは、ほぼすべての論点が載っていますので、辞書的な使い方もできますし、過去問などから調べてテキストに書き込む手間も減らせます。


②暗記箇所が整理されているか

A.整理されています。

理由:

暗記箇所が「表形式」で整理されています。

根拠:

・権利関係(民法「定期借地権等のまとめ」(P216)にて、
「存続期間」「更新期間」「利用の目的」「書面による契約」「建物の買取り」を分けて説明しており、整理して暗記しやすいです。

権利関係(民法)定期借地権等のまとめ(P216)
権利関係(民法)定期借地権等のまとめ(P216)


・宅建業法 「重要事項説明書」と「37条書面」の比較(P133)にて、
 似たような論点「重要事項説明書」(35条) と「37条書面」がまとまっており、比較しながら暗記しやすいです。

似たような論点が比較しながら暗記できる

宅建業法 「重要事項説明書」と「37条書面」の比較(P133)
宅建業法 「重要事項説明書」と「37条書面」の比較(P133)


ほかの論点でも暗記箇所が整理されています。


③法改正に対応しているか

A.法改正に対応しています。

根拠:以下になります。

▼権利関係(民法)の法改正

1.権利関係(民法) 制限行為能力者の種類「未成年者」(P5)対応しています。

  • 改正前:民法の成年年齢は、20歳からでした。
  • 改正後:民法の成年年齢が、18歳に引き下げられました。
権利関係(民法) 制限行為能力者の種類 未成年者(P5)
権利関係(民法) 制限行為能力者の種類 未成年者(P5)


2.権利関係(民法) 区分所有法「議事録」の署名(P93)対応しています。

  • 改正前:集会の議事録には「署名」と「押印」が必要でした。
  • 改正後:集会の議事録には「署名」のみが必要になりました。

正誤表の中で説明されている

権利関係(民法) 区分所有法 議事録(P93)
権利関係(民法) 区分所有法 議事録(P93)


▼宅建業法の法改正

宅建業法 住宅瑕疵担保履行法「資力確保措置」(P173)対応しています。

  • 改正前:新築住宅を引き渡したときに課される資力確保状況の届出の基準日が「3月31日」と「9月30日」年2回でした。
  • 改正後:基準日が「3月31日」の年1回となりました。
宅建業法 住宅瑕疵担保履行法 資力確保措置(P173)
宅建業法 住宅瑕疵担保履行法 資力確保措置(P173)


ほかにもありますが、法改正に対応しています。


④ページ総数が多すぎないか

ページ総数が多すぎないか
ページ総数が多すぎないか

A.実質のページ総数が「865ページ」であり、やや多いです。

根拠:

課目と実質のページ数は、下表のとおりです。

科 目実質ページ数
1.権利関係(民法)249 ページ
2.宅建業法241ページ
3.法令上の制限213ページ
4.税・その他152ページ
小計
855 ページ
総まとめ講座147ページ
(内訳
 権利関係:60ページ
 宅建業法:38ページ
 法令上の制限:28ページ
 税・その他:8ページ
 免除科目:6ページ)
合計
1002ページ

  • 市販の宅建の「詳細説明」型のテキストは「600ページ」強ありますが、本テキストは「855」ページあります。本テキストは「詳細説明」型であり、詳しい説明や、マイナー論点を掲載していることで総ページ数が多くなっています。
    ※ただし、わかりやすいテキストとは「論点の詳しい説明」「事例による解説」「法律の正確な条文」が載っており、特に民法の理解を進めるうえでは効果的でメリットになります(急がば回れ)。「要点・暗記重視」型のオールインワンタイプのテキストは、浅い知識の暗記ゴリ押しで対処する場面があり、ページ総数と理解のしやすさはトレードオフの関係にあります。
  • 試験直前期には「総まとめ講座」にて、「要点・暗記重視」型のテキストが1冊 配布され、こちらは「147」ページになります。(この「総まとめ講座」のテキストの目的は、知識の総整理を行うことです)
参考:ページ総数は、なぜ変わるの?
・繰り返し学習向け、要点の暗記重視のテキストだとページ数が少なくなる傾向があります。
・反対に、初学者向けにイラストや図表を多く入れたり、中級・上級者向けに正確な文章を記載しようとするとテキストのページ数は多くなります。
 ページ数が少ないことは、イラストや図表・正確な文章などを削っており、他のメリットとのトレードオフの関係にあります。


⑤理解を助けるイラストや図表が適度に含まれているか?

A.「イラスト」や「図表」が適度に含まれています。

根拠:以下のように、理解を助ける「イラスト」や「図表」が適度に含まれています。

▼イラストが適度に含まれています。

権利関係(民法)「代理とは」(P30)にて。

権利関係(民法) 代理とは(P30)
権利関係(民法) 代理とは(P30)


▼表が適度に含まれています。

宅建業法「媒介書面の記載事項の全体像」(P111)にて。

宅建業法 媒介書面の記載事項(P111)
宅建業法 媒介書面の記載事項(P111)


⑥配色がカラフル過ぎないか?

A.配色がシンプルで読みやすいです。

理由:

最近 流行りのカラフルなテキストは初学者のモチベーションアップには良いですが、慣れてくるとシンプルな配色が長時間学習をしても目に優しく学習の妨げにならないです。

根拠:以下のようになっています。

  • 文字:黒の1色(細字・太字)
  • イラスト・図表:黒、赤、青の3系色

▼文字:黒の1色(細字・太字)

宅建業法 免許(P14)にて。

宅建業法 免許(P14)
宅建業法 免許(P14)

▼イラスト・図表:黒、赤、青の3系色

権利関係(民法) 物上代位(P100)にて。

    権利関係(民法) 物上代位(P100)
    権利関係(民法) 物上代位(P100)

・初学者向けのテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。
 カラフル過ぎると目が疲れてしまうデメリットもありますが、このテキストはシンプルで学習の妨げになりません。
・また、すべてがカラフルだと、どこが大事な部分かわからなくなるデメリットもあり、強調表示のバランスが大事になります。

参考:初学者・中級者・上級者向けのテキストの配色は?
・「初学者向け」のテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。
・「中級者向け」のテキストは、2色刷りで黒と朱色(赤系)のみで強調表現を分けているものもあります。
・受験を多く経験している「上級者向け」のテキストになると、文字色は1色で太字や下線(アンダーライン)で強調表現しているテキストや、まったく太字や下線もないテキストもあります。
 なお、「上級者」は、重要な部分が自分で分かるため、自ら下線を引いたり、メモ書きを入れるなどカスタマイズすることから、極めてシンプルなテキストを好みます。(本試験の直前には,自分だけのテキストができあがっているイメージです)


3.「過去問題集」教材の評価(5点/5点)

入門総合講座「過去問題集」
入門総合講座「過去問題集」

■過去問題集の評価

過去問題集の評価は、メインとなる「過去問解説講座」に使われている過去問題集について行います。

■本「過去問題集」教材の使い方

「入門総合講義」にて講義とテキストの学習をしたら、本「過去問題集」を解きます。

重要な問題には「過去問解説講座」が用意されていますので、講義動画を視聴し、効率的に知識を定着させます。

最低3回以上(3周以上)は解いていきます。

過去問題集

過去問題集
宅建業法 重要事項説明(問28より)

■本、過去問題集のタイプは、「分野別過去問題集」になります。

問題集のタイプ
問題集のタイプ
「問題集のタイプ」の説明
▼「分野別」過去問題集
・宅建の科目である、宅建業法、民法、法令上の制限、税・その他の「分野別にまとめられた」問題集です。
・メリット:科目ごとの論点をまとめて効率的に解くことができます。
・問題形式:1問4択式です。
・対象者:初学者、中級者 向け

▼「模試形式」(年度別)過去問題集
・本試験形式の問題の順番で出題される問題集です。
・メリット:本試験の予行練習ができます。
・問題形式:1問4択式です。
・対象者:上級者 向け

▼「一問一答式」過去問題集
・出題頻度が高い「選択肢を集めた一問一答式」の問題集です。
・メリット:通勤途中など、短い時間でも1問ずつこなすことができます。
・問題形式:一問一答式です。
・対象者:1肢ごとにじっくり解きたい「初学者」または「リベンジ組」


①問題集の解説が理解しやすいか?

A.問題の選択肢に対する、「解説」が理解しやすいです

理由:

問題の解説が次の構成で解説されており理解しやすいです。

  • 一言解説
  • 正確な解説
  • 正しい選択肢は問題文を読ませる

根拠:

以下のイメージをご確認ください。

権利関係(民法「賃貸借契約の解説」(P188)にて検証してみます。

賃貸借契約の解説を例に検証

権利関係(民法)賃貸借契約の解説(P188)
権利関係(民法)賃貸借契約の解説(P188)
    • 一言解説:上のイメージより「通常の使用および収益によって生じた損耗」は不要です。と、
      ポイントを絞った1文で記載されています。
    • 正確な解説:「損傷を現状に復する義務を負います」と、
      法令や制度に準じた正確な内容が記載されています。重要な部分には下線が引かれています。
    • 正しい選択肢は問題文を読ませる:「本肢のとおりです。」と、
      問題文を読ませることで解説しており より実践的です。

①「一言解説」は、問題集の周回をこなしたときに威力を発揮します。解き始めは解説の全文を読みますが、周回を重ねるとポイントしか読まなくなり、暗記に重きをおく宅建試験にマッチした学習方法です。
②「正確な解説」は、法令や制度に準じた正確な内容であり安心です。
③「正しい選択肢は問題文を読ませる」については、問題の選択肢自体が「適切」(〇)の解説文になっているため、その選択肢を読ませることで完結させるのがよいのです。なぜなら本試験では「適切」の選択肢そのものの文面で出題される可能性が高いため、解説よりも「その選択肢自体」を覚えたほうが実践的だからです。


②問題数が適量か?

A.「分野別過去」問題集 の 問題数としては、十分なボリュームです。

理由:

宅建試験の「分野別過去問題集」の10年分の問題数が次になります。
これが基準の問題数になります。

▼基準問題数

科 目「分野別過去問題集」
10年分の問題数
(基準問題数)
1.権利関係(民法)133問
2.宅建業法196問
3.法令上の制限81問
4.税・その他71問
合計:
481問

根拠:

本講座の「過去問題集」の問題数です。

▼本講座の「過去問題集」の問題数
・1.権利関係:144問(133問以上 OK)
・2.宅建業法:220問(196問以上 OK)
・3.法令上の制限:88問(81問以上 OK)
・4.税・その他:77問(71問以上 OK)

科 目本講座の問題数
1.権利関係(民法)144問
2.宅建業法220問
3.法令上の制限88問
4.税・その他77問
合計:
529問


③解いている最中に解答が見えないか?

A.「問題」を解いている最中に「答え」が見えることがないです。

理由:

「問題」が表(おもて)ページに、「解答・解説」が裏(うら)ページが別々にあるため、解いている最中に「答え」が見えることないです。

根拠:

下のイメージをご確認ください。

「問題」が表(おもて)ページに配置され、「答え」が見えることはないです。

「問題」が表ページに配置
「問題」が表ページに配置

「解答・解説」が裏(うら)ページに配置され、「答え」が見えることはないです。

「問題」が裏ページに配置
「問題」が裏ページに配置

「問題」と「解答」が同じページにある問題集の場合、解いている最中に「答え」が見えてしまい、都度ストレスを感じてしまいます。
この問題集は 物理的に「問題」と「解答」を別ページに配置することで、その課題をクリアしています。(Good)



4.eラーニングの評価(4点/5点)

スマホなどで講義を視聴することができるか?

A.「講義動画」を、スマホ や タブレットにて視聴することができます。

根拠:下のイメージ画像をご確認ください。

スマホで「講義動画」を視聴できます。

スマホで「講義動画」を視聴
スマホで「講義動画」を視聴

スマホなどで「テキスト」教材を確認することができるか?

A.スマホ や タブレットにてデジタルブック「テキスト」教材を確認することができます。

根拠:下のイメージ画像をご確認ください。

デジタルブックの「テキスト」教材が確認できます。

デジタルブック「テキスト」を確認
デジタルブック「テキスト」を確認

デジタル上の「本棚」に、「テキスト」教材と「過去問題集」教材が整理されています。

デジタルブック「本棚」
デジタルブックの「本棚」

スマホなどで「過去問題集」を確認することができるか?

A.スマホ や タブレットにてデジタルブック「過去問題集」を確認することができます。

根拠:下のイメージ画像をご確認ください。

デジタルブックの「過去問題集」教材が確認できます。

デジタルブック「過去問題集」を確認
デジタルブック「過去問題集」を確認

ただし、eラーニング上にて、問題の採点ができる「問題演習」の機能は用意されていません

おすすめの使い方として、通勤時間や家事の合間に、スマホやタブレットで復習すると知識の定着が早いです。
※私も朝の通勤時間に昨晩の勉強内容を「スマホ」で復習していました。


5.質問体制の評価(5点/5点)

質問体制
質問体制の評価

スタッフが受講相談・学習相談を受け付けているか?

  • 専門スタッフが受講相談・学習相談を受け付けています。
  • 質問したところ、回答スピード、回答内容ともに、満足できる内容でした。

■質問方法は、次になります。

  • 質問は「facebook」を使い、各講座のグループに参加して、質問をおこないます。
    (参加するグループ:「【宅建試験】2023 入門総合カリキュラム」)
  • 質問回数は制限なしです。
    回数制限がある通信講座もありますが、制限なしで安心です。

■実際に質問してみました。

  • 質問:土曜日の午前中「11時」に質問しました。
  • 回答:その日のうちに(「18時」)に回答をいただきました。(休日なのに回答がいただけました!)

▼根拠:

次の、実際の「質問と回答」のやり取り をご確認ください。

実際の「質問と回答」を行った画面

質問と回答
質問と回答

質問に対する「回答スピード」「回答内容」ともに、満足できる内容で勉強のモチベーションが上がりました。


■なお、上の「質問体制」とは別に、「ホームルーム」という月一の相談室があります。

  • 他の受講者が質問した内容を視聴・確認することができるので、自分が将来直面する潜在的な質問を事前に確認することもできます。(自分が質問した内容が取り上げられることもあります)
  • ホームルームで使う資料(「用途制限」の表など)が用意されているときは、ダウンロードして手元で確認しながら視聴することができます。


6.受講費用の評価 (5点/5点)

受講費用の評価
受講費用の評価

受講費用は適切か?

前述してきた「学習効果が高い講義」と「オリジナルのテキスト」でありながら、
「合格特典」があることで、受講費用に対するコストパフォーマンスがとても高いです。

理由:

もともと安い価格設定にくわえ、合格者に全額返金という「合格特典」があります。

・安い価格設定:「49,800円(税抜)」(54,780円(税込))

・合格特典:以下に説明いたします。

根拠

合格者には特典があります。

「全額返金」と「お祝い金1万円分」から選べます。

合格で「全額返金」or「お祝い金1万円分」
合格で「全額返金」or「お祝い金1万円分」

合格者には「全額返金」

※2023合格目標「入門総合カリキュラム(テキストあり)」/「演習総合カリキュラム(テキストあり)」をお申込みいただいた方が2023年の宅建試験に合格された場合,合格特典(全額返金 or お祝い金1万円分)があります。
※本講座の特典内容・特典利用の条件は、以下になります。

「全額返金」の条件

  • 合否通知書データの提出
  • 合格体験記の提出
  • 合格者インタビューのご出演
    (合格者インタビューは飯田橋ラウンジ又はリモートでの撮影を予定しております)


▼「お祝い金1万円分」

特典内容:Amazonギフト券のコード1万円分贈呈

「お祝い金1万円分」の条件

  • 合否通知書データの提出
  • 合格体験記の提出

前述してきた「学習効果が高い講義」と「オリジナルのテキスト」でありながら、
「1.視聴可能期間」が長く「2.合格特典」があることで、コスパがとても高いです。
※私なら、間違いなく「全額返金」を選びます。


7.独自の差別化要素の評価 (5点/5点)

独自の差別化要素
独自の差別化要素

独自の差別化要素があるか?

  • 学習導入の「オリエンテーション」と、科目ごとに「ガイダンス」があります
    ・オリエンテーションでは、得点目標、科目ごとの特性、学習順序、理想的な学習スケジュールの説明があり、初学者も安心です。
    ・ガイダンスは、例えば、権利関係の学習コツとして、コアの部分をつかむ、途中で止まらず繰り返す、14問中 半分の7問をとる、などの説明があり "少ない努力で最大の効果が得られる"工夫 が盛り込まれています。
  • 直前期の「総まとめ講座」が用意されています
    「総まとめ講座」では、講義動画と1冊のテキストにて全課目の重要論点の総復習ができます。
    直前期には、頻出のAランクの知識を正確に暗記する必要があり、暗記に重きをおく宅建試験には威力を発揮します。
  • 「音声ファイル」がダウンロードできます
    講義の「音声ファイル」をダウンロードして、通勤・通学途中、ウォーキングにスマホで音声学習していた人も多いとのことです。
  • 「デジタルテキスト」が用意されています
    紙のテキストがなくても、通勤途中などスマホでテキストが確認できます。
  • 発送される教材がシンプル
    最初に発送されてくる教材が、分野別に「テキスト」が4冊と「過去問題集」が4冊、「総復習」が1冊と「模試」でシンプルです。シンプルなことで、講義動画とテキストに集中して勉強に取り組むことができます。
    (大量に教材やパンフレットを送ってくる通信講座もあり、使わない教材の処分は手間がかかります)


差別化要素について説明します。

■1.学習導入の「オリエンテーション」と、科目ごとに「ガイダンス」

・導入の「オリエンテーション」では、得点目標、科目ごとの特性、学習順序、理想的な学習スケジュールの説明があります。

オリエンテーション

科目ごとの特性・学習順序
科目ごとの特性・学習順序

・科目ごとの「ガイダンス」では、例えば、権利関係の学習コツとして、コアの部分をつかむ、途中で止まらず繰り返すなどの説明があり "少ない努力で最大の効果が得られる"工夫 が盛り込まれています。

ガイダンス

ガイダンス(権利関係)
ガイダンス(権利関係)

■2.直前期の「総まとめ講座」が用意

テキストは、出題頻度の高い論点に絞った総まとめのテキストとなっており、全課目の重要論点の総復習ができます。直前期には、頻出のAランクの知識を正確に暗記する必要があり、暗記に重きをおく宅建試験には威力を発揮します。

総ページ数は、147ページになります。

「総まとめ講座」のテキスト
「総まとめ講座」のテキスト

■3,4.「音声ファイル」や「デジタルテキスト」用意されています

講義の「音声ファイル」や「デジタルテキスト」をダウンロードして、通勤途中などスマホで利用できます。

デジタルブックと音声ファイル
デジタルブックと音声ファイル

■5.発送される教材シンプル

教材がシンプルなことで、講義動画とテキストに集中して勉強に取り組むことができます。

入門総合講座「テキスト」「過去問題集」
入門総合講座「テキスト」「過去問題集」

※講義の勉強方法の「取扱説明書説明」は、アガルートのWebサイトと講義動画にて説明しています。


まとめ:評価点は「47点/50点」

評価のまとめ
評価のまとめ

メリット

  • 学習導入のオリエンテーションがあり、科目ごとの得点目標、特性、学習順序、理想的な学習スケジュールの説明があり、宅建の初学者も安心です。
  • 講義では、難しい論点を身近な例え話でかみ砕いて解説しており理解しやすいです。
  • テキストに論点の詳しい説明や 法律の正確な条文が載っていて記載内容が正確です。(「詳細説明」型テキスト)
  • 直前期に「総まとめ講座」にて、全課目の重要論点を1冊のテキストにて総復習ができます。
  • もともと受講料が安いうえに、合格特典に受講料の全額返金があります。
    (「全額返金」or「 1万円」)
  • 学習内容の質問ができ、専門スタッフが facebookで回答してくれます。

ややデメリット

スマホなどを使った eラーニングに「問題演習」の採点機能がないです。(講義は視聴できます)
※ただし、私のように通勤中にスマホで「講義」は視聴するが「問題」を解くことがない方はデメリットになりません。

まとめ

  • 評価点は「47点/50点」です。
  • 評価したところ、学習対象者は「初学者」です。
    (「経験者」「リベンジ組」でも問題なく使えます)
  • 学習効果面のメリットは、テキストに正確な条文が掲載され、講師が身近な例え話で解説しており、勉強にかける労力軽減と時間短縮ができることです。
  • 費用面のメリットは、合格者には「全額返金」制度がありますので、合格すれば独学で「市販テキスト」を買うよりも安いです。
  • 講師が問題の解き方を教えてくれ、わからないところは質問ができます。
    (独学は自分で克服しなければならないです)

私が受験生に戻ったら、勉強の負荷と時間を軽減したいので高確率でこの講座を選択します。

以下は、今回レビューした「アガルート宅建講座」の申し込みリンクです。
「宅建に合格したい!」という方は、ぜひご検討ください。


申込リンク:アガルート通信講座 宅建試験 入門総合カリキュラム

アガルートは、オンラインによる講義を中心とした資格予備校です。
\宅建の知識をゼロから丁寧に学びたい方向け、合格で全額返金!/


関連記事:通信講座「フォーサイト 宅建スピード合格講座【プロがレビュー】」

・本講座は、本講座は、合格に必要な知識だけを扱っており、それでいて取り扱う論点は具体例の提示から各論の解説に入る丁寧な作りになっています。
・もし不合格でも「全額返金保証」制度があります。 ぜひ お読みください。

→ 2023年版 フォーサイト 宅建スピード合格講座【プロがレビュー】

フォーサイト 宅建スピード合格講座 バリューセット3
参考2023年版 フォーサイト 宅建スピード合格講座【プロがレビュー】

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関連記事:市販教材のレビュー記事

「独学者」向けの「市販教材」の徹底レビューの記事です。

「合格のトリセツ 基本テキスト」(LEC)のレビュー記事

特徴は、「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められます。どうぞ、お読みください。

 → 2023年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト【プロがレビュー】

2023年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト【プロがレビュー】
参考2023年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】

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「合格のトリセツ 一問一答式 問題集」(LEC)のレビュー記事

・上の「合格のトリセツ 基本テキスト」と、下の「合格のトリセツ 一問一答式 問題集」が ”リンク” していますので、セットでの購入をおすすめいたします。
・特徴は、時間が多くとれない方、問題を1肢ごとにじっくり解きたい方に向いています。どうぞ、お読みください。

 → 2023年版 宅建士合格のトリセツ 一問一答式 過去問題集 【プロがレビュー】

2023年版 宅建士合格のトリセツ 一問一答式 過去問題集
参考2023年版 宅建士合格のトリセツ 一問一答式過去問題集【プロがレビュー】

続きを見る

合格のトリセツ 分野別 問題集」(LEC)のレビュー記事

・上の「合格のトリセツ 基本テキスト」と、下の「合格のトリセツ 分野別 問題集」が ”リンク” していますので、セットでの購入をおすすめいたします。
・特徴は、問題の解説が「丁寧に解説」されて理解しやすくなっています。どうぞ、お読みください。

 → 2023年版 宅建士合格のトリセツ「分野別」問題集

2023年版 宅建士合格のトリセツ 分野別 過去問題集
参考2023年版 宅建士合格のトリセツ 分野別過去問題集【プロがレビュー】

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