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宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 2022年版【プロがレビュー】

2022-02-03

宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 2022年版【プロが徹底レビュー】
宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト


2023年版の「宅建士合格のトリセツ基本テキスト」の教材レビューの記事はこちらです。
→ 2023年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト【プロがレビュー】

2023年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト【プロがレビュー】
最新2023年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】

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「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」って、ページ数が少なくて、勉強時間が多く取れない人に向いているって本当ですか?

暗記しやすいように整理されていたり、法改正に対応していますか?

要するに、、このテキストを使って宅建に合格できますか?

具体的に教えて、詳しい人!


こういった疑問にお答えします。


本記事の内容

  • 元教材制作者の筆者が「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」の教材レビューを行っています。
  • 独自の10個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
    (「出題頻度」「暗記箇所の整理」「論点の理解しやすさ」など)
  • 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります


記事の信頼性

  • 記事を書いている私は、学習用教材の「教材制作」「教材評価」の仕事に6年間たずさわっていました。
  • また宅地建物取引士試験(2021年10月)の「合格者」です。
  • 実際に「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 2022年度版」を購入して確認しました。
宅地建物取引士「合格証書」と「宅建士証」
宅地建物取引士「合格証書」と「宅建士証」


 この記事を読むことで、受験生のみなさまには、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、勉強に多くの時間を使い、効率よく学習を進めていだきたくことができます。


5分で読めるので、この教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。


「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 」の商品説明

  • 本テキストは、「基本テキスト」(教科書・参考書・テキスト)の位置づけです。
  • 学習対象者は、「初学者」を対象としています。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「ページ総数が少なく、繰り返し学習に向いている」ということです。


\「ページ総数」が少なくサクサクと読めるので勉強時間がとれない方に!/


独学の方に朗報です。

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徹底レビュー

宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 2022年版【プロが徹底レビュー】

結論は、勉強時間を短縮させたい方は「買い」です

その「メリット」、「デメリット」、「評価点」を見ていきましょう。

メリット

  • 「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています。
  • 出題頻度の高い論点とそうでない論点がわかりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。
  • 法改正に対応しています。

ややデメリット

  • 出題頻度の低い論点や条項をバッサリ削っているため、過去問と解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、手書きで本テキストに書き込む必要があります。
    ※前記「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフです。
  • ページ右側に「メモ欄」があるため、1ページが縦2列に分割されています。
    ※ただし、本テキストは出題頻度の低いページを省き、その分 過去問などから自分で「メモ欄」に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている受験生はデメリットにはなりません。

本テキストのタイプ

本「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」のタイプは、
「バランス」型に重きをおいていますが、やや「要点・暗記重視」型 よりのテキストになっています。

「基本テキストのタイプ」の説明

▼「バランス」型テキスト
・イラストと図表、文章説明の「バランスがよい」基本テキストです。
・メリット:オールラウンド(下の中間)の特性をもったテキストです。初学者がはじめに用意したいテキストです。
・対象者:初学者、中級者 向け

▼「詳細説明」型テキスト
・文章説明が「詳細かつ正確性を重視」したテキストです。
・メリット:論点の詳しい説明があったり、法律系の試験の場合 正確な条文が記載されていたりします。
・対象者:中級者 向け

▼「要点・暗記重視」型テキスト
・出題頻度が高い「要点や用語のみ」を集めたテキストです。
 詳しい説明が必要な場合は、他の基本テキストから確認することが前提です。
・メリット:要点の「復習や暗記」が効率的にできます。
・対象者:復習向け、暗記向け、リベンジ組、時間がない人向け


評価点は「44点/50点」です

 当サイトは、独自の「評価項目」を用いて、本テキストを「評価点」をつけて評価しています。

  • 「評価項目」は、10項目です。
  • 「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。

評価項目と評価点

カテゴリ評価項目評価点
(各5点)
内容面
①出題頻度A,B,Cランクの内容が
 網羅されているか?(網羅性)
5
②暗記箇所が
 整理されているか?
4
③論点が理解しやすいか?
4
④法改正に対応しているか?
4
⑤テキストの途中に問題が
 挟まれていないか?
4
外観面
⑥ページ総数が多すぎないか?
5
⑦ページの縦分割がないか?
(1ページが縦1列か)
4
⑧理解を助けるイラストや図表が
 適度に含まれているか?
5
⑨カラフル過ぎないか?
4
差別化要素
⑩テキスト独自の差別化要素
5
合計点数
44/50

※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
 定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
 その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。


 以下に、理由・根拠を詳しく解説します。

宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 2022年版【レビュー詳細】

それでは理由・根拠を詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。

  • 「評価項目」は、10項目です。
  • 「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。


①出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)

すべて網羅しています。→ 5点

「科目」ごとの「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表のとおりです。

「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性

科 目「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性
宅建業法 15論点の「A,B,Cランク」すべて網羅
民 法23論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅
法令上の制限 6論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅
税・その他 10論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅
全55論点
すべて網羅しています。

「出題頻度 A,B,Cランク」とは?

宅建の試験範囲をもとに、12年分の過去問を確認し「出題頻度」のランク付けを行いました。

  • Aランクは、毎年出題される出題頻度が高い論点であり、必至で覚えなければならない知識です。
  • Bランクは、2年に1度程度のペースで出題される論点で、こちらも2番目に優先して覚えなければならない知識です。
  • Cランクは、5年に一度程度のペースで出題される論点で、余裕があったら覚えたい知識です。
  • Pランクは、10年に一度程度のペースで出題される論点で、あまり時間を割かないほうがいい知識です。

■根拠:詳細な「論点別」の「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表になります。

(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて、拡大・縮小ができます)

論 点出題頻度
(A:高,B:中,C:低)
宅建士
合格のトリセツ
基本テキスト
2022年度版 LEC
網羅性(〇/△/なし)
■宅建業法
1.宅地建物取引業
A
2.免許
A
3.宅地建物取引士
A
4.事務所の設置
A
5.営業保証金
A
6.保証協会
A
7.広告や契約の注意事項
A
8.業務における諸規定
A
9.媒介代理契約の規制
A
10.35条 重要事項説明
A
11.37条書面(契約書)
A
12.自ら売主の制限
 (8種規制)
A
13.報酬額の規制
A
14.監督処分と罰則
A
(罰則はC)
15.住宅瑕疵担保履行法
A
■民法(権利関係)
1.制限行為能力者
B
(被保佐人・被補助人はC)
2.意思表示
A
(心裡留保はC)
3.代理
A
(表見代理はP)
4.時効
B
5.物権変動・対抗問題
A
6.相隣関係
P
7.共有
P
8.抵当権
A
(根抵当権はP)
9.その他の担保権
P
(地役権、留置権、
 先取特権、質権はP)

(地役権P71,
留置権P28(用語集).
頻度[低]で問題なし)
10.保証・連帯保証
C
11.連帯債務
C
12.債権譲渡
C
13.債務不履行
A
14.弁済相殺
P
(相殺はなし。
頻度[低]で問題なし)
15.契約不適合責任
A
16.賃貸借契約
A
17.借地借家法(借地権)
A
(借地権の譲渡・転売,
 裁判所の許可はC,
 建物の再築はP)
18.借地借家法(借家法)
A
(借地上の建物の
 賃借権はC)
19.その他の契約
C
(使用貸借、
 請負,贈与)

(贈与はなし。
頻度[低]で問題なし)
20.事務管理
Cなし
(頻度[低]で問題なし)
21.不法行為
B
(共同不法行為はC)
22.相続
A
(欠格・廃除はC,
 遺留分はC)
23.不動産登記法
A
(合筆・分筆はP)
24.区分所有法
A
■法令上の制限
1.都市計画法
A
(地区計画はC)
2.建築基準法
A
3.国土利用計画法
A
(事前届け出はP)
4.農地法
A
5.土地区画整理法
A
6.宅地造成等規制法
A
(監督処分、
 災害防止措置はC)
■税その他
1.不動産取得税固定資産税
A
2.所得税
C
3.印紙税
A
4.登録免許税
A
5.相続税・贈与税
P
(相続税はなし。
頻度[低]で問題なし)
6.不動産鑑定評価基準
A
7.地価公示法
A
8.住宅金融支援機構法
A
9.景品表示法公正競争規約
A
10.土地建物
A
論点数 計
5552
(〇は1,△は0.5で集計)
評価点:
コメント:
5点/5点中
A,B,Cランクを網羅


②暗記箇所が整理されているか?

おおむね整理されています。→ 「4

■根拠:「4点」の根拠は、次になります。

  • 法令上の制限の「補助的地域地区」(P17-P20)にて、
    「目的」と「都市計画に定める内容」が 一つの文章の中で説明されている部分がある
    (ex.高度地区,高度利用地区)。4点
  • TACの「わかって合格る宅建士 基本テキスト」では、
    「目的」と「都市計画に定める内容」を分けて説明しており、整理して暗記しやすい。5点


③論点が理解しやすいか?

おおむね論点が理解しやすいです。→ 4点

■理由:例えば、錯誤について取り消しの条件が2つあるが、説明が一部が省略されています。

※ただし、重要論点の抜けはないです。例外事項の説明もあります。
※また、このテキストは「出題頻度が高い要点」を集めた ”要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)”よりのテキストのため詳細な説明が一部省略されていますが、学習スタイルに合わせて選択してただければ問題ないです。

■根拠:民法の「錯誤」を例に検証してみます。(民法 P11,12,13)

  • はじめに、この項目での「定義」の説明をしている。
    例:錯誤の定義を「勘違いのこと」と説明している。(P11)
  • 次に、論点の「基礎知識」と「類型」、「その条件(取り消しの要件)」、「例外事項」がまとめられている。

    ▼基礎知識:「錯誤による意思表示は、 取り消すことができる」旨の説明がある。
     ※基礎知識の中で、後述「その条件(取り消しの要件)」の②の内容を説明している。

    ▼類型:「表示行為の錯誤」「動機の錯誤」(P11 OK)

    ▼その条件(取り消しの要件):錯誤には条件が2つあるが
    ①その錯誤が、取引上の社会通念で「重要なもの」であること。
     ※この①の説明が基礎知識にあり、こちらに説明がなかった。(P12「NG」)
    ②勘違いした人に「重大な過失がない」こと。

    ▼例外事項:勘違いした人に重大な過失があっても、例外がある。(P12,13「OK」)
    ①相手方が悪意・重過失によるとき
    ②相手方が勘違いした人と同一の錯誤に陥っていたときは、取り消しができる。旨の説明がある。

学習のポイント(定義、具体例)を読んだうえで、解説(基礎知識、条件、例外事項)に進むことで、論点が理解しやすくなります。


④法改正に対応しているか?

おおむね法改正に対応しています。→ 4点

IT重要事項説明に賃借だけでなく、売買を含む旨の記載がなかったため、細かいですが 4点としています(宅建業法 P87)

■根拠:下の説明をご確認ください。

▼宅建業法より

  • 「IT重要事項説明」に「賃借だけでなく、売買を含む」旨の説明がなかった。(P69 NG)
  • 「重要事項説明」に「水害ハザードマップに表示されたときは、宅地・建物の所在地を説明する」旨の説明あり。(P72 OK)

▼法令上の制限より

「2.都市計画の決定手続き」の「市町村が定める場合」に、「都道府県知事と【協議】」とあります。(OK)

  • 改正前は【協議と同意】が必要だった
  • 改正後は【協議】のみが必要となった

との記載に更新されており、細かい法改正にも対応している。(P27 OK)


⑤テキストの途中に問題が挟まれていないか?

テキストの途中に問題が挟まれています。→ 4点

■根拠:本テキストは「1問1答」の問題が含まれているため、4点としました。

テキストを学習しているときと、問題を解くときは、頭の使う部分が異なるため、テキストの途中に問題が挟まれていると、インプットからアウトプットの切り替えが必要になり「理解・暗記の学習ペース」が乱されてしまう。
できれば、テキストと演習問題は、冊子自体を物理的に分けて学習したい。

※ただし、受験生の学習スタイルに合わせて、章ごと(論点ごと)の事後テストの力試しの置づけとして解きたい場合は、デメリットにならないです。

参考:なぜ、基本テキストに演習問題が入っているの?
・競争の原理から、教材制作各社とも他社より付加価値を出したい事情から、消費者からみて「基本テキストの中に演習問題も含まれていることはお得感」があり、その結果、基本テキスト+演習問題の構成になっているものが多くなっています。初学者・中級者向けの教材によくあります。
・上級者向けの教材では、説明文だけを掲載したテキストや、演習問題だけを掲載した問題集など、インプットとアウトプットの目的別に分かれています。


⑥ページ総数が多すぎないか?

手持ちのテキストの中で一番少ないです。→ 5

■根拠:科目と実質のページ数は、下表のとおりです。

科目実質ページ数
民法2 ~ 207 ページ = 206 ページ
宅建業法 2 ~ 136 ページ = 135 ページ
法令上の制限 2 ~ 108 ページ = 107 ページ
税・その他 114 ~ 161 ページ = 48 ページ
計 496 ページ

 ページ総数が「500ページ」を切っているアドバンテージは大きい。

宅建は繰り返し勉強して基礎知識を定着させることが最重要であり、ページ総数が少ないことは反復学習がしやすく暗記しやすいです。

参考:ページ総数は、なぜ変わるの?
・繰り返し学習向け、要点の暗記重視のテキストだとページ数が少なくなる傾向があります。
・反対に、初学者向けにイラストや図表を多く入れたり、中級・上級者向けに正確な文章を記載しようとするとテキストのページ数は多くなります。
 ページ数が少ないことは、イラストや図表・正確な文章などを削っており、他のメリットとのトレードオフの関係にあります。


⑦ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?

1ページのレイアウトが縦2列のに分割されており、やや読みにくい。→ 4点

※ただし、本テキストは出題頻度の低いページを省き、その分 過去問などから自分で「メモ欄」に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている受験生はデメリットにはなりません。

■根拠:下のイメージ画像をご確認ください。


ページの縦分割がある

ページの縦分割がある
ページの縦分割がある

人は、上から下へ、左から右へ 文字を読むため、1ページが縦1列のレイアウトだと読みやすいが、本テキストは、1ページが縦2列に分割されており、少し読みづらい。
できれば、ページの縦分割がないほうが読みやすい。


⑧理解を助ける挿し絵(イラスト)や図表が適度に含まれているか?

挿し絵(イラスト)や図表が適度に含まれています。→ 5点

■根拠:宅建業法の「免許権者」(P20,21)、民法の「通謀虚偽表示」(P9,P10)など、理解を助ける挿し絵や図表が適度に含まれている 。

イラストや図表が含まれている
イラストや図表が含まれている


⑨カラフル過ぎないか?

初学者向けテキストとしては、カラフル過ぎずバランスが取れていますが、
中級者向け以上を考慮した場合は、もう少し色を減らしても良いです。 → 4点
(制作コンセプトによるところも大きい)

■根拠:次になります。

  • 文字:黒、赤の 2色
  • イラスト・図表:黒、赤、緑、青の4色 (業法P39,法令上P79)

初学者向けのテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多い。
いきおいカラフル過ぎて目が疲れてしまうデメリットもあるが、このテキストはおおむねバランスがとれている。

参考:初学者・中級者・上級者向けのテキストの配色は?
・「初学者向け」のテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。
・「中級者向け」のテキストは、2色刷りで黒と朱色(赤系)のみで強調表現を分けているものもあります。
・受験を多く経験している「上級者向け」のテキストになると、文字色は1色で太字や下線(アンダーライン)で強調表現しているテキストや、まったく太字や下線もないテキストもあります。
 なお、「上級者」は、重要な部分が自分で分かるため、自ら下線を引いたり、メモ書きを入れるなどカスタマイズすることから、極めてシンプルなテキストを好みます。(本試験の直前には,自分だけのテキストができあがっているイメージです)


⑩テキスト独自の差別化要素

なんといっても「ページ総数」が少なく、
500ページを切っているアドバンテージは大きな差別化になっています。 → 5点

■根拠:以下になります。

  • 宅建は繰り返し勉強し、基礎知識を理解・暗記することが最重要であり、ページ総数が少ないことは、反復学習がしやすく知識の定着がしやすい
    (やや宅建業法の重要事項説明の条項を削っている部分(頻度[低]で問題なし)もありますが、”要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)”寄り、の制作コンセプトを優先させている)
  • 出題頻度が高い論点には、タイトル上部に「重要度A,B,C」とアイコンが表示されている。
  • 「攻略メモ」「関連知識」「前提知識」とアイコンが表示され、初学者や独学者に向けた要点、つまづきポイントが説明されている。
  • 最近 流行りの、分野別に3分冊できる。
「重要度」 「関連知識」「前提知識」とアイコンが表示
「重要度」 「関連知識」「前提知識」とアイコンが表示


まとめ

メリット

  • 「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています
  • 論点の「正確性を損なわない範囲で文章を簡潔にしている」こともうかがえます。
  • 出題頻度の高い論点がわかりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすい。
  • 法改正に対応しています。

ややデメリット

  • 出題頻度の低い論点や条項をバッサリ削っているため、過去問を解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、必要に応じて手書きで本テキストに書き込む必要があります。(「ページ総数」が少ないメリットとのトレードオフです)
  • ページ右側に「メモ欄」があるため、1ページが縦2列に分割されています。
    ※ただし、本テキストは出題頻度の低いページを省き、その分 過去問などから自分で「メモ欄」に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている受験生はデメリットにはなりません。

まとめ

  • 評価点は「44点/50点」であり、結論は、勉強時間を短縮させたい方は「買い」です。
    私が初学者のときに使ったテキストが本「宅建士合格のトリセツ基本テキスト」でした。
    その目的は、社会人で時間が取りにくく、まさに「勉強時間を短縮させたかった」ことが使った理由です。
  • 評価したところ、学習対象者は「初学者」向けの基本テキストです。
    ※ 「中級者」「リベンジ組」でも使えますが、「中級者」以上は、TACの「わかって合格る宅建士2022」のレビューもご確認ください。

「宅建士合格のトリセツ基本テキスト」を使うことで、
受験生のみなさまには、勉強開始までの教材選択の時間ロスを極力はぶき、勉強に多くの時間を使っていただけるとともに、効率よく学習を進めていだきたくことができます


以下は、今回ご紹介した「基本テキスト」の購入リンクです。
「宅建に合格したい!」という方は、ぜひご検討ください。


購入リンク宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト

こちらから購入できます。↓

\「ページ総数」が少なくサクサクと読めるので勉強時間がとれない方に!/


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