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2023年版 宅建 厳選した「基本テキスト」5冊を【プロが徹底比較】

2022-12-30

宅建士 基本テキスト徹底比較 2023年度版
宅建士 基本テキスト徹底比較 2023年度版

2024年版の「宅建 厳選した基本テキスト 徹底比較」の教材レビューの記事はこちらです。
→ 2024年版 宅建 厳選した基本テキストを【プロが徹底比較】

2024年版 宅建 厳選した「基本テキスト」を徹底比較
最新2024年版 宅建 厳選した「基本テキスト」3冊を【プロが徹底比較】

続きを見る


宅建士の「基本テキスト」って、種類がいっぱいありますけど、どれがいいかわかりません。

手っ取り早く、オススメの基本テキストを「比較」することはできませんか?
たとえば、「評価点を数値化して比較」とか、まとめることはできませんか?

教えください。詳しい人!


こういった疑問にお答えいたします。


本記事の内容

  • 元教材制作者の筆者が厳選した宅建の「基本テキスト」の5冊を点数づけし 教材評価を行っています。
  • 独自の10個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
    (「出題頻度」「暗記箇所の整理」「論点の理解しやすさ」など)
  • 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります

次の基本テキストの評価を行っています。

  • 「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト 2023年版」
     (以下「①合格のトリセツ」と呼ぶ)
  • 「らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト 2023年度版」
     (以下「②らくらく宅建塾」と呼ぶ)
  • 「わかって合格る宅建士 基本テキスト2023年度版」
     (以下「③わかって合格る」と呼ぶ)
  • 「出る順 宅建士 合格テキスト2023年度版」
     (以下「④出る順」と呼ぶ)
  • 「どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2023年版」
     (以下「⑤とらの巻」と呼ぶ)

※本サイトでは、個別に「基本テキスト」を徹底レビューした記事もありますので、合わせてご確認ください。


記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、学習用教材の「教材制作」「教材評価」の業務に6年間たずさわっていました。
  • また宅地建物取引士試験の「合格者」です。
  • 実際に基本テキスト「①合格のトリセツ」「②らくらく宅建塾」「③わかって合格る」「④出る順」「⑤とらの巻」を購入して確認しました。
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士


この記事を読むことで、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。


8分で読めますので、厳選した教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。


\「ページ総数」が少なくサクサクと読めるので勉強時間がとれない方に!/
宅建学院
\講義形式で解説!ゴロ合わせもあり.最新の2023年版はこちら/
\「内容が正確」かつ「1ページが分割されていない」ので読みやすい!/
東京リーガルマインド
\要点・ポイント重視の短期決戦型テキスト 2023年版の発売です!/


独学の方に朗報です。

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もくじ

宅建 厳選した基本テキスト5冊を徹底比較【プロが点数づけ】



結論だけを知りたい方は、次の【結論】をご確認ください。

評判のいい基本テキスト5冊を徹底比較【結論】


結論、宅建の基本テキストの点数比較

当サイトでは、「評価項目」を用いて点数をつけて評価しています。

「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。
※「評価項目」ごとの点数付けは、後述に解説いたします。

評価項目ごとの評価点を合計すると、どのテキストも十分な評価点です。

  • 「⑤とらの巻」が 50点(50点満点中)です。
  • 「②らくらく宅建塾」「③わかって合格る」が 47点(50点満点中)です。
  • 「①合格のトリセツ」と「④出る順」が 46点(50点満点中)です。
基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」46点/50点
「②らくらく宅建塾」47点/50点
「③わかって合格る」47点/50点
「④出る順」46点/50点
「⑤とらの巻」50点/50点
合計点数


1.ページ総数が少なく,勉強時間を短縮できる「①合格のトリセツ」

①宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
①宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
  • 学習対象者は、「初学者」を対象としています。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「ページ総数が少なく、繰り返し学習に向いている」ということです。
  • 2023年度版から「重要論点集」という出題頻度が高い論点だけ集められた冊子が付属し、暗記が効率的にできます。
  • ※ページ総数が少なく時間短縮という意味では「①合格のトリセツ」「②らくらく宅建塾」が該当しますが、「②らくらく宅建塾」は講義形式というところが異なります。

メリット

  • 「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています。
  • 「重要論点集」という出題頻度が高い論点だけ集められた冊子が付属し、似たような論点の暗記が効率的にできる。
  • 出題頻度の高い論点とそうでない論点がわかりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。
  • 法改正に対応しています。

ややデメリット

  • 出題頻度の低い論点や条項を削っているため、過去問と解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、必要に応じて手書きで本テキストに書き込む必要があります。
    ※前記「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフです。
  • ページ右側に「メモ欄」があるため、1ページが縦2列に分割されています。
    ※ただし、本テキストは出題頻度の低いページを省き、その分 過去問などから自分で「メモ欄」に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている受験生はデメリットにはなりません。

個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。

→ ①2023年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】


2.講義形式で解説し,ページ総数が少ない「②らくらく宅建塾」

②らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト
②らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト
  • 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「講義形式で解説され」かつ「ゴロ合わせがある」ということです。
  • ※ページ総数が少なく時間短縮という意味では「①合格のトリセツ」「②らくらく宅建塾」が該当しますが、「②らくらく宅建塾」は講義形式というところが異なります。

メリット

  • 「講義形式」で解説され「例題」もありますので、講師の講義を受けているような学習ができます。
  • 「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています。
  • ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
  • 「ゴロ合わせ」があり、暗記しづらい部分では有効です。
  • 出題頻度の高い論点が「よく出るポイント」の表示でわかります。
  • 法改正に対応しています。

ややデメリット

  • ゴロ合わせ」ですが、やや多めにあり、学習者によって好き・嫌いの好みがわかれます。
    ※ただし、ゴロ合わせが好きな方や、暗記しづらい部分では有効であり気になりません。
  • 出題頻度の低い論点や説明を削っているため、過去問と解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、必要に応じて手書きで本テキストに書き込む必要があります。
    ※前記「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフです。

下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。

→ ②2023年版 らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】


3.内容が正確で,読みやすい「③わかって合格る」

③わかって合格る宅建士 基本テキスト
③わかって合格る宅建士 基本テキスト
  • 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「内容が正確」かつ「1ページが縦に分割されていなくて読みやすい」ことです。
  • ※いま私が買うとしたら、このテキスト「③わかって合格る」を購入します。

メリット

  • 論点の詳しい説明や、法律の正確な条文が載っていて、記載内容が正確です。(「詳細説明」型 寄りのテキスト)
  • 詳しい説明と、具体例を載せていることで論点が理解しやすいです。
  • 暗記箇所が整理されています。
  • ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
  • 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
  • 法改正に対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。

ややデメリット

  • 実質的なページ総数が「642」ページとやや多い印象を受けます。
    ※ただし、「詳細説明型」(寄り)のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を入れるとページ数がかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。

※デメリットはメリットの裏返しであり、得られるメリットはデメリットを上回って余りあるものです

下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。

 → ③2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】


4.科目別に丁寧に,正確に理解できる「④出る順」

④出る順 宅建士 合格テキスト
④出る順 宅建士 合格テキスト
  • 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「多くのページを使って丁寧に解説し」かつ「内容が正確」であるということです。
  • ※「③わかって合格る」「④出る順」の違いは、「③わかって合格る」は1冊で詳細に解説、「④出る順」は科目別に3冊を使って詳細に解説している点です。

メリット

  • 理解のために多くのページを使い、論点の趣旨・目的、イラスト・図表、条文、詳細な解説が盛り込まれています。
    (「①権利関係」「②宅建業法」「③法令上の制限・税・その他」の3分冊で構成されている)
  • 問題提起から各論に入ることで論点が理解しやすいです。
  • 暗記箇所が整理されています。
  • 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
  • 細かい論点の法改正にまで対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。

ややデメリット

  • 本テキストは分野別にテキストが発売されていることで(「①権利」「②業法」「③法令上・税」)、ページ総数が「1155」ページと多いです。
    ※ただし「詳細説明型」のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を」入れると、ページ数はかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。

下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。

 → ④2023年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】


5.合格に必要な知識のみをおさえて短期合格をめざす「⑤とらの巻」

⑤どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト
⑤どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト
    • 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」を対象にしています。
      復習・暗記用途にも使えますが、特に時間がない人に向いています。
    • 本テキストを読んだ第一印象は、「合格に必要な知識のみが掲載されている」「暗記箇所や論点の説明が上手い」ということです。
    • ※ページ総数が少なく時間短縮という意味では「①合格のトリセツ」「②らくらく宅建塾」が該当しますが、「⑤とらの巻」はさらにページ数が少なく、短期合格に特化しているところが異なります。

メリット

  • 「要点・暗記重視」型のテキストであり、合格に必要な知識だけ記載されていますので合理的な学習が行えます。
  • 表を使って似た論点の「暗記箇所が整理」され、イラストやまとめを使って「論点の理解」もスムーズにできます。(宅建向けに学習がしやすく上手に仕上がっています)
  • ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
  • 出題頻度の高い論点とそうでない論点がわかりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。
  • 法改正に対応しています。

ややデメリット

出題頻度の低い論点や条項を削っているため、過去問を解いたときに本テキストに説明が載っていないことがあり、必要に応じて手書きで本テキストに書き込む必要があります。(前記「ページ総数が少ない」メリットとのトレードオフです)
※ただし、短期合格したい受験生には、むしろ知識が絞ってあることがメリットになります(ex.合格に必要な知識しか勉強しない使い方)。

下のリンクは、個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。

→ 「⑤どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2023年版」

各 基本テキストのタイプ

(スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)

宅建士 基本テキストのタイプ
宅建士 基本テキストのタイプ
「基本テキストのタイプ」の説明

▼「バランス」型テキスト
・イラストと図表、文章説明の「バランスがよい」基本テキストです。
・メリット:オールラウンド(下の中間)の特性をもったテキストです。初学者がはじめに用意したいテキストです。
・対象者:初学者、中級者 向け

▼「詳細説明」型テキスト
・文章説明が「詳細かつ正確性を重視」したテキストです。
・メリット:論点の詳しい説明があったり、法律系の試験の場合 正確な条文が記載されていたりします。
・対象者:中級者 向け

▼「要点・暗記重視」型テキスト
・出題頻度が高い「要点や用語のみ」を集めたテキストです。
 詳しい説明が必要な場合は、他の基本テキストから確認することが前提です。
・メリット:要点の「復習や暗記」が効率的にできます。
・対象者:復習向け、暗記向け、リベンジ組、時間がない人向け

  • 「①合格のトリセツ」:「バランス」型に重きをおいていますが、やや「要点・暗記重視」型 寄りのテキストになっています。
  • 「②らくらく宅建塾」:「バランス」型と「要点・暗記重視」型の中間の特性をもったテキストになっています。
  • 「③わかって合格る」:「バランス」型と「詳細説明」型の中間の特性をもったテキストになっています。
  • 「④出る順」:「詳細説明」型になります。
    宅建の基本テキストの中でも「詳細説明型」の最たるテキストであり、分野別(①権利,②業法,③法令上・税)にテキストが販売されています)
  • 「⑤とらの巻」:「要点・暗記重視」型のテキストになっています。


評価項目ごとの点数比較【詳細レビュー】

それでは、詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。

・「評価項目」は、10項目です。
・「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。

評価項目と評価点

カテゴリ評価項目
評価点
(各5点)
内容面
①出題頻度A,B,Cランクの内容が
 網羅されているか?(網羅性)
5点
②暗記箇所が
 整理されているか?
5点
③論点が理解しやすいか?
5点
④法改正に対応しているか?
5点
⑤テキストの途中に問題が
 挟まれていないか?
5点
外観面
⑥ページ総数が多すぎないか?
5点
⑦ページの縦分割がないか?
(1ページが縦1列か)
5点
⑧理解を助けるイラストや図表が
 適度に含まれているか?
5点
⑨カラフル過ぎないか?
5点
差別化要素
⑩テキスト独自の差別化要素
5点
合計点数
50点満点

※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
 定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
 その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。


1.出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)

出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?
出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?

「科目・論点別」の全55論点での「出題頻度」との兼ね合いをみた網羅性になります。

  • どの基本テキストも、必要な論点をすべて網羅していました。
  • どの基本テキストも、論点の「正確性を損なわない範囲で文章を簡潔にしている」こともうかがえました。
テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」5点(51/全55論点中)
「②らくらく宅建塾」5点(52/全55論点中)
「③わかって合格る」5点(55/全55論点中)
「④出る順」5点(53/全55論点中)
「⑤とらの巻」5点(52/全55論点中)
網羅性


2.暗記箇所が整理されているか?

暗記は、目に入れる回数を増やす
暗記箇所が整理されているか?
  • 暗記箇所は、「⑤とらの巻」「③わかって合格る」と「④出る順」がとても整理されていました。
  • 「①合格のトリセツ」と「②らくらく宅建塾」もおおむね整理されています
基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」4点
「②らくらく宅建塾」4点
「③わかって合格る」5点
「④出る順」5点
「⑤とらの巻」5点
暗記箇所の整理

暗記は、次のように整理されていると覚えやすくなります。
・「表形式に整理されている」こと
・「似たような論点を比較しながら まとめている」こと


3.論点が理解しやすいか?

論点が理解しやすいか?
論点が理解しやすいか?

民法の「錯誤」を例に検証してみました。

どの基本テキストもおおむね論点が理解しやすいですが、なかでも「③わかって合格る」が理解しやすかったです。

基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」5点
「②らくらく宅建塾」4点
「③わかって合格る」5点
「④出る順」5点
「⑤とらの巻」5点
論点が理解しやすいか

理解のしやすさは、全体の概略をつかんだうえで、各論の解説に進むことで、論点が理解しやすくなります。


4.法改正に対応しているか?

法改正に対応しているか?
法改正に対応しているか?

どの基本テキストも、法改正に対応していますが、なかでも「⑤出る順」が詳細に正確に対応していました。

基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」5点
「②らくらく宅建塾」5点
「③わかって合格る」5点
「④出る順」5点
「⑤とらの巻」5点
法改正に対応しているか

法改正は試験で毎年狙われる論点ですので、対応していると安心感があります。


5.テキストの途中に問題が挟まれていないか?

テキストの途中に問題が挟まれていないか?
テキストの途中に問題が挟まれていないか?

・「②らくらく宅建塾」は、「例題」として本文の途中に掲載されています。
 「問題」と違い「例題」として論点の理解を促す目的で載せており、本文の解説の流れで負荷が少なく読み進めることができます。
・「⑤とらの巻」は、「とらの巻」といった論点のまとめが学習項目の最後に掲載されています。
 「問題」と違い、論点の知識の理解を促す目的で載せており、学習の流れのなかで負荷が少なく読み進めることができます

「①合格のトリセツ」「③わかって合格る」「④出る順」は、テキストの途中に問題が挟まれていました。
(※ただし、受験生の学習スタイルに合わせて、章ごと(論点ごと)の事後テストの力試しの置づけとして、問題が解きたい場合はデメリットになりません)

基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」4点
「②らくらく宅建塾」5点
「③わかって合格る」4点
「④出る順」4点
「⑤とらの巻」5点
テキストの途中に問題が挟まれていないか

テキストを学習しているときと、問題を解くときは、頭の使う部分が異なるため、テキストの途中に問題が挟まれていると、インプットからアウトプットの切り替えが必要になり「理解・暗記の学習ペース」が乱されてしまいます。(参考、テキストによっては、本文の途中に「1問1答」や「複数問」の問題が含まれているものがある)
できれば、テキストと演習問題は、本自体を物理的に分けて学習したい。


6.ページ総数が多すぎないか?

ページ総数が多すぎないか?
ページ総数が多すぎないか?

基本テキストの中で実質のページ総数が一番少ないのは、「⑤とらの巻」の「464ページ」でした。
(2番目が「らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト」の517ページ、3番目は「宅建士 合格のトリセツ」の525ページ)
※宅建の標準的なテキストは「600ページ」程度です。

「③わかって合格る」「④出る順」は、詳細説明型のテキストのためページ総数は多めになります。
(「④出る順」は分野別にテキストが発売されていることで多めになっています)
※ただし、わかりやすいテキストとは「論点の詳しい説明」「法律の正確な条文」(一部「マイナー論点」含む)が載っており、特に民法の理解を進めるうえでは効果的でメリットになります(急がば回れ)。「バランス型」(オールインワンタイプ)のテキストは、論点の説明が不十分なものもあり、理解できないまま暗記ゴリ押しに頼ることがあります。

基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」5点(本文525ページ、重要論点集46ページ)
「②らくらく宅建塾」5点(本文517ページ)
「③わかって合格る」4点(本文642ページ)
「④出る順」3点(本文1155ページ、内訳:権利420、宅建業291、法令上・税444)
「⑤とらの巻」5点(本文464ページ、とらの子31ページ(別冊付録))
ページ総数

宅建は繰り返し勉強して基礎知識を定着させることが最重要であり、ページ総数が少ないことは反復学習がしやすく暗記しやすくなります。


7.ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?

ページの縦分割がある
ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?

「②らくらく宅建塾」と「③わかって合格る」「⑤とらの巻」は、1ページが縦1列のレイアウトであり分割されておらず、読みやすいです。

  • 「①合格のトリセツ」は、1ページのレイアウトが縦2列のに分割されており、やや読みにくいです。
    ※ただし、「①合格のトリセツ」は総ページ数を削り、その分 過去問などから自分で足りない部分をメモ(分割されている部分)に書き込むという使い方を想定しているため、この使い方が合っている方は1ページが分割されていてもデメリットにはなりません
  • 「④出る順」は、分割されているページもありますが、最小限です。
基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」4点
「②らくらく宅建塾」5点
「③わかって合格る」5点
「④出る順」4点
「⑤とらの巻」5点
ページの縦分割

人は、上から下へ、左から右へ 文字を読むため、1ページが縦1列のレイアウトだと読みやすいです。
テキストによっては、1ページが縦2列、縦3列に分割されているものもあり、学習の集中が乱されてしまいます。


8.理解を助けるイラストや図表が適度に含まれているか?

理解を助けるイラストや図表が含まれているか?
理解を助けるイラストや図表が含まれているか?

どの基本テキストも、理解を助ける「イラスト」や「図表」が適度に含まれていました。

基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」5点
「②らくらく宅建塾」5点
「③わかって合格る」5点
「④出る順」5点
「⑤とらの巻」5点
理解を助けるイラストや図表

「イラスト」や「図・表」を用いて、イメージや概念から論点に入ることにより理解しやすくなるとともに、文字情報から論点入るよりも頭の負荷が軽減され学習が継続しやすくなります。


9.色使いが「カラフル」過ぎないか?

色使いが「カラフル」過ぎないか?
色使いが「カラフル」過ぎないか?
  • 「②らくらく宅建塾」と「④出る順」と「⑤とらの巻」は、配色がシンプルで読みやすいです。
  • 「①合格のトリセツ」と「③わかって合格る」は、カラフル過ぎずバランスがとれていました。
基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」4点(文字の色:黒、赤の2色、イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色)
「②らくらく宅建塾」5点(文字・イラストともに黒、赤の2色)
「③わかって合格る」4点(文字の色:黒、赤の2色、イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色)
「④出る順」5点(文字・イラストともに黒、赤の2色)
「⑤とらの巻」5点(文字・イラストともに:黒、赤の2色)
カラフル過ぎないか?

・初学者向けのテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。カラフル過ぎると目が疲れてしまうデメリットもあります。
・また、すべてがカラフルだと、どこが大事な部分かわからなくなるデメリットもあり、強調表示のバランスが大事になります。


10.テキスト独自の差別化要素

テキスト独自の差別化要素
テキスト独自の差別化要素
  • 「①合格のトリセツ」「②らくらく宅建塾」「⑤とらの巻」は、ページ総数が少なく、復習のしやすさは大きな差別化になっています。
    「①合格のトリセツ」には「重要論点集」という出題頻度が高い論点だけ集められている冊子は、暗記に重きをおく宅建では差別化要素が高いです。
    ・同様に「⑤とらの巻」にも「とらの子」という出題頻度が高い論点だけ集められている冊子が付属しています。
  • 「②らくらく宅建塾」は、「講義形式で解説され」かつ「ゴロ合わせが多く掲載されている」ことが差別化になっています。
  • 「③わかって合格る」は、「基本テーマ32」で宅建の全体像をイメージで一気につかむことができます。
    また、出題頻度の高い部分に「重要」のアイコン表示があり、過去の本試験に出題された文章にアンダーラインもあります。
  • 「④出る順」は、科目ごとにテキストが分冊されていますが、「重要度ランク」「過去の出題問題数」の表示がありますので、出題頻度が低い論点はスルーし、頻出な論点を重点的に学習することが可能です。
    また、「重要条文」が載っており、論点の基となる「重要条文」を確認することで、さらに理解が深くなります。
    ラクしておぼえるL式暗記法」というゴロ合わせもあり、覚えにくい用語をゴロ合わせて、ラクに暗記することができます。
  • 「⑤とらの巻」は、「目からウロコのポイント解説」があり講師陣が問題を解くコツや、出題が多いが得点しにくい論点を解説しており、受験生が気づきにくいポイントに的を絞って解説しています。
    ※時間が短縮できるだけでなく、本テキストは、暗記がしやすく、論点が理解しやすい教材に仕上がっていますので安心して受験に望めます。
基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」5点
「②らくらく宅建塾」4点
「③わかって合格る」5点
「④出る順」5点
「⑤とらの巻」5点
差別化要素


総合評価

評価点数の合計

評価項目ごとの評価点を合計すると、次になります。

  • 「⑤とらの巻」が 50点(50点満点中)です。
  • 「②らくらく宅建塾」「③わかって合格る」が 47点(50点満点中)です。
  • 「①合格のトリセツ」と「④出る順」が 46点(50点満点中)です。
基本テキスト名評価点数
「①合格のトリセツ」46点/50点
「②らくらく宅建塾」47点/50点
「③わかって合格る」47点/50点
「④出る順」46点/50点
「⑤とらの巻」50点/50点
合計点数


「①合格のトリセツ」基本テキストのまとめ

①宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
①宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
  • 本 2023年度版は、昨年度版よりも、理解のしやすさが増しています。
  • 評価したところ、学習対象者は「初学者」向けの基本テキストです。
  • 評価点は「46点/50点」であり、結論は、勉強時間を短縮させたい方は「買い」です。
    (私が受験生のときに使ったテキストが 本「宅建士合格のトリセツ基本テキスト」でした。
    まさに、社会人で時間が取りにくく「勉強時間を短縮させたかった」ことが使った理由です)

個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。

→ ①2023年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】


「②らくらく宅建塾」基本テキストのまとめ

②らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト
②らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト
  • 評価点は「47点/50点」であり、結論は、講義形式で解説され、ページ総数が少ないテキストを探している方は「買い」です。
  • 評価したところ、学習対象者は「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
  • 冒頭のあいさつや,ゴロ合わせがユニークに感じますが、内容はいたって堅実ですので安心して受験に望めます。

個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。

→ ②2023年版 らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】


「③わかって合格る」基本テキストのまとめ

③わかって合格る宅建士 基本テキスト
③わかって合格る宅建士 基本テキスト
  • 本 2023年度版は、昨年度版よりも、論点の詳しさが増しています。
  • 評価点は「47点/50点」であり、結論は、理解しやすく,正確な内容のテキストを探している方は「買い」です。
  • 評価したところ、学習対象者は「やや中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
  • 私が受験生に戻ったとしたら、このテキストを選びます

個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。

→ ③2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】


「④合格出る順」基本テキストのまとめ

④出る順 宅建士 合格テキスト
④出る順 宅建士 合格テキスト
  • 本テキストは、理解させることに重点をおき、科目別に贅沢に多くのページを使って丁寧に解説しているところが特徴です。
  • 評価点は「46点/50点」であり、結論は、科目別に論点を丁寧に、正確に理解したい方は「買い」です。
  • 評価したところ、学習対象者は「中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。

個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。

→ ④2023年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】


「⑤とらの巻」基本テキストのまとめ

⑤どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト
⑤どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト
  • 時間が短縮できるだけでなく本テキストは、暗記がしやすく、論点が理解しやすい教材に仕上がっていますので安心して受験に望めます。
  • 評価点は「50点/50点」であり、結論は、合格に必要な知識のみをおさえて 短期合格したい方は「買いです。
  • 評価したところ、学習対象者は「初学者」から「リベンジ組」を対象にしていますが、特に時間がない人に向いています。

個別に「基本テキスト」の徹底レビューした記事です。ぜひご確認ください。

→ 「⑤どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2023年版」


ここに厳選した基本テキストは、どのテキストを使っても宅建には合格できます。
学習者さまの「経験値」によって「そのときのニーズ」によって選択するテキストが異なると考えています。
基本テキストは複数買ってハシゴせずに、1つのテキストを決めたらボロボロになるまで使い込みましょう。


以下は、今回ご紹介した「基本テキスト」の購入リンクです。
「宅建に合格したい!」という方は、ぜひご検討ください。

ご紹介した「基本テキスト」の購入リンク

\「ページ総数」が少なくサクサクと読めるので勉強時間がとれない方に!/
宅建学院
\講義形式で解説!ゴロ合わせもあり.最新の2023年版はこちら/
\「内容が正確」かつ「1ページが分割されていない」ので読みやすい!/
東京リーガルマインド
\要点・ポイント重視の短期決戦型テキスト 2023年版の発売です!/

さらに独学の方に朗報です。

独学では、問題を解く過程を理解するのに時間がかかりますが、通信講座では、講師がその過程をかみ砕いて教えてくれます。(「全額返金」制度もあります)

勉強にかける「労力軽減」と「時間短縮」をしたい方は、通信講座を受講するべきです。

  • 仕事の帰宅後に、通信講座で効率よく学習したい方
  • 育児や家事があり通学はできないが、通信講座で効率よく学習したい方
  • いちど独学で挫折してしまい、今年は合格したい方

独学で勉強している方で、最小限の努力で一発合格したい方、合格の最短ルートをとおりたい方は、こちらの記事をどうぞ!

1.「アガルート通信講座 宅建試験 入門総合カリキュラム」は、合格すると「全額返金」制度があります。
 ※合格すると、市販教材を買うよりも安いです。
→ 2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム【プロがレビュー】
 (知識を実践で使いこなせるまで高めさせる合理的なカリキュラムが組まれています)

2.「フォーサイト 宅建スピード合格講座」は、不合格でも「全額返金」制度があります。
 ※不合格でも、費用負担なしです。
→ 2023年版 フォーサイト 宅建スピード合格講座【プロがレビュー】
 (問題を解く力が重点的に鍛えられるカリキュラムが組まれています)

(試験合格目標:2023年10月試験)


関連記事:個別「基本テキスト」のレビュー記事

個別に「基本テキスト」を徹底レビューした記事です。ぜひ、ご確認ください。

サクサクと読める「①宅建士 合格のトリセツ」基本テキスト 2023年版【プロがレビュー】

・特徴は、「ページ総数」が少なく、サクサクと読み進められるので、勉強時間を多く取れない方に適しています。
・学習対象者は、「初学者」を対象にしています。 レビュー記事です。どうぞ、ご確認ください。

 → 2023年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト【プロがレビュー】

2023年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト【プロがレビュー】
参考2023年版 宅建士合格のトリセツ 基本テキスト【プロがレビュー】

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講義形式で読める「②らくらく宅建塾 宅建士」基本テキスト 2023年度版【プロがレビュー】

・特徴は、講義形式で解説され,ページ総数が少ないテキストを探している方に適しています
・学習対象者は、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。

 → 2023年版 らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】

2023年版 らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】
参考2023年版 らくらく宅建塾 宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】

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内容が正確な「③わかって合格る宅建士」基本テキスト2023年度版【プロがレビュー】

・特徴は、内容が正確で、ページが縦に分割されていない読みやすいテキストを探している方に適しています
・学習対象者は、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。 レビュー記事です。どうぞ、ご確認ください。

→ 2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】

2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト
参考2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】

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科目別にテキストがある「④出る順 宅建士 合格テキスト」2023年度版【プロがレビュー】

・特徴は、理解させることに重点をおき、科目別に贅沢に多くのページを使って丁寧に解説しています。
・学習対象者は「中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。ぜひお読みください。

→ 2023年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】

2023年版 出る順 宅建士 合格テキスト(①権利関係,②宅建業法,③法令上の制限・税・その他)
参考2023年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】

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合格に必要な知識おさえて短期合格をめざす「⑤とらの巻」2023年版【プロがレビュー】

・特徴は、合格に必要な知識のみをおさえて短期合格が目指せるように、暗記がしやすく、論点が理解しやすい教材に仕上がっていますので安心して受験に望めます。
・学習対象者は「初学者」から「リベンジ組」を対象にしていますが、特に時間がない人に向いています。

→ 「⑤どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2023年版」

どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2023年版
参考どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型テキスト 2023年版【プロがレビュー】

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2023年版 宅建 厳選した過去問題集5冊を【プロが徹底比較】

2023年版の「過去問題集」を点数付けして徹底比較しています。ぜひお読みください。
(「①トリセツ 一問一答式」「②トリセツ 分野別」「③出る順 ウォーク問」「④一問一答〇×1000肢」「⑤出る順 模試形式 30年」)

 → 2023年版 宅建 厳選した過去問題集5冊を【プロが徹底比較】

宅建士 過去問題集 徹底比較 2023年版
参考2023年版 宅建 厳選した「過去問題集」5冊を【プロが徹底比較】

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