宅建の教材評価

2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト【プロがレビュー】

2022-12-11

2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト
2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト

【わかって合格る宅建士基本テキスト】って、評判が良いみたいですけど勉強しやすいですか?

理解しやすく記載されていたり、暗記しやすいように整理されていますか。

あと、法改正に対応していますか?

要するに、、このテキストを使って宅建に合格できますか?
具体的に教えて、詳しい人!


こういった疑問にお答えします。


本記事の内容

  • 元教材制作者の筆者が「わかって合格る宅建士基本テキスト」の教材評価を行っています。
  • 独自の10個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
    (「出題頻度」「暗記箇所の整理」「論点の理解しやすさ」など)
  • 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります。


記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、学習用教材の「教材制作」「教材評価」の仕事に6年間たずさわっていました。
  • また、宅地建物取引士試験の「合格者」です。
  • 実際に「わかって合格る宅建士 2023年度版」を購入して確認しました。
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士


この記事を読むことで、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。


5分で読めるので、この教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。


「わかって合格る宅建士」テキストの商品説明

  • 本テキストは、「基本テキスト」(教科書・参考書・テキスト)の位置づけです。
  • 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「内容が正確」かつ「1ページが縦に分割されていなくて読みやすい」ことです。


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\「内容が正確」かつ「1ページが分割されていない」ので読みやすい!/


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徹底レビュー

評判のいい「わかって合格る宅建士基本テキスト」2023年度版【レビュー】

「2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト」表紙
「2023年版 わかって合格る宅建士 基本テキスト」表紙

結論は、内容が正確で,ページが縦に分割されていない読みやすいテキストを探している方は「買い」です。

本テキストの「メリット」、「デメリット」、「評価点」を見ていきましょう。

▼メリット

  • 論点の詳しい説明や、法律の正確な条文が載っていて、記載内容が正確です。(「詳細説明」型 寄りのテキスト)
  • 詳しい説明と、具体例を載せていることで論点が理解しやすいです。
  • 暗記箇所が整理されています。
  • ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
  • 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
  • 法改正に対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。

▼ややデメリット

実質的なページ総数が「642」ページとやや多い印象を受けます。
※ただし、「詳細説明型」(寄り)のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を入れるとページ数がかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。

このデメリットはメリットの裏返しであり、得られるものはデメリットを上回って余りあるものです。

▼本テキストのタイプ

本「わかって合格る 宅建士 基本テキスト」のタイプは、
「バランス」型と「詳細説明」型の中間の特性をもったテキストになっています。

「基本テキストのタイプ」の説明

▼「バランス」型テキスト
・イラストと図表、文章説明の「バランスがよい」基本テキストです。
・メリット:オールラウンド(下の中間)の特性をもったテキストです。初学者がはじめに用意したいテキストです。
・対象者:初学者、中級者 向け

▼「詳細説明」型テキスト
・文章説明が「詳細かつ正確性を重視」したテキストです。
・メリット:論点の詳しい説明があったり、法律系の試験の場合 正確な条文が記載されていたりします。
・対象者:中級者 向け

▼「要点・暗記重視」型テキスト
・出題頻度が高い「要点や用語のみ」を集めたテキストです。
 詳しい説明が必要な場合は、他の基本テキストから確認することが前提です。
・メリット:要点の「復習や暗記」が効率的にできます。
・対象者:復習向け、暗記向け、リベンジ組、時間がない人向け

(スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)


▼評価点は「47点/50点」です

当サイトは、独自の「評価項目」を用いて、本テキストを「評価点」をつけて評価しています。
※40点以上は高得点です。

・「評価項目」は、10項目です。
・「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。

評価項目と評価点

カテゴリ評価項目評価点
(各5点)
内容面
①出題頻度A,B,Cランクの内容が
 網羅されているか?(網羅性)
②暗記箇所が
 整理されているか?
③論点が理解しやすいか?
④法改正に対応しているか?
⑤テキストの途中に問題が
 挟まれていないか?
外観面
⑥ページ総数が多すぎないか?
⑦ページの縦分割がないか?
(1ページが縦1列か)
⑧理解を助けるイラストや図表が
 適度に含まれているか?
⑨カラフル過ぎないか?
差別化要素
⑩テキスト独自の差別化要素
合計点数
47/50

※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
 定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
 その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。

 以下に、理由・根拠を詳しく解説します。


わかって合格る宅建士基本テキスト2023年度版【徹底レビュー】

理由・根拠を詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。

  • 「評価項目」は、10項目です。
  • 「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。


①出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)

すべて網羅しています。→ 5点

根拠:「科目」ごとの「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表のとおりです。

「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性

科 目「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性
宅建業法15/15論点の「A,B,Cランク」網羅
民 法24/24論点 の「A,B,Cランク」網羅
法令上の制限 6/6論点 の「A,B,Cランク」網羅
税・その他 10/10論点 の「A,B,Cランク」網羅
55/55論点 網羅

根拠:詳細な「論点別」の「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表になります。
(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて、拡大・縮小ができます)


※宅建の試験範囲をもとに、12年分の過去問を確認し「出題頻度」のランク付けを行いました。

「出題頻度 A,B,Cランク」とは?

  • Aランクは、毎年出題される出題頻度が高い論点であり、必至で覚えなければならない知識です。
  • Bランクは、2年に1度程度のペースで出題される論点で、こちらも2番目に優先して覚えなければならない知識です。
  • Cランクは、5年に一度程度のペースで出題される論点で、余裕があったら覚えたい知識です。
  • Pランクは、10年に一度程度のペースで出題される論点で、あまり時間を割かないほうがいい知識です。

■根拠:詳細な「論点別」の「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表になります。

(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて、拡大・縮小ができます)

論 点出題頻度
(A:高,B:中,C:低)
宅建士
合格のトリセツ
基本テキスト
2023年度版 LEC
網羅性(〇/△/なし)
■宅建業法
1.宅地建物取引業
A
2.免許
A
3.宅地建物取引士
A
4.事務所の設置
A
5.営業保証金
A
6.保証協会
A
7.広告や契約の注意事項
A
8.業務における諸規定
A
9.媒介代理契約の規制
A
10.35条 重要事項説明
A
11.37条書面(契約書)
A
12.自ら売主の制限
 (8種規制)
A
13.報酬額の規制
A
14.監督処分と罰則
A
(罰則はC)
15.住宅瑕疵担保履行法
A
■民法(権利関係)
1.制限行為能力者
B
(被保佐人,
被補助人はC)
2.意思表示
A
(心裡留保はC)
3.代理
A
(表見代理はP)
4.時効
B
5.物権変動・対抗問題
A
6.相隣関係
P
(P215)
7.共有
P
8.抵当権
A
(根抵当権はP)
9.その他の担保権
P
(地役権,留置権,
 先取特権,質権はP)

(地役権P225,
留置権P84,
先取特権P85,
質権P85)
10.保証・連帯保証
C
11.連帯債務
C
12.債権譲渡
C
13.債務不履行
A
14.弁済相殺
P
15.契約不適合責任
A
16.賃貸借契約
A
(賃借権の譲渡・転貸)
17.借地借家法
 (借地権)
A
(裁判所の許可はC,
建物の再築はP)
18.借地借家法
 (借家権)
A
(借地上の建物の
 賃借権はC)
19.その他の契約
C
(使用貸借,
 請負,贈与)

(使用貸借P153,
請負P183,
贈与P187)
20.事務管理
C
(P213)
21.不法行為
B
(共同不法行為はC)
22.相続
A
(欠格・廃除はC,
 遺留分はC)
23.不動産登記法
A
(合筆・分筆はP)
24.区分所有法
A
■法令上の制限
1.都市計画法
A
(地区計画はC)
2.建築基準法
A
3.国土利用計画法
A
(事前届け出はP)
4.農地法
A
5.土地区画整理法
A
6.宅地造成等規制法
A
(監督処分,
 災害防止措置はC)
■税・その他
1.不動産取得税
 固定資産税
A
2.所得税
C
3.印紙税
A
4.登録免許税
A
5.相続税贈与税
P
6.不動産鑑定評価基準
A
7.地価公示法
A
8.住宅金融支援機構法
A
9.景品表示法
 公正競争規約
A
10.土地建物
A
論点数 計
5555
(〇は1、△は0.5
小数点は切上で集計)
評価点:
コメント:
5点/5点中
A,B,Cランクを網羅

本テキストは、ほぼすべての論点が載っていますので、辞書的な使い方もできますし、過去問などから調べてテキストに書き込む手間も減らせます。


②暗記箇所が整理されているか?

整理されています。→ 5点

理由:次になります。

  • 「似たような論点を比較しながらまとめて」おり暗記しやすい
  • 「表形式で目的と内容を分けて整理されて」おり暗記しやすい

根拠:以下の内容をご確認ください。

■①「似たような論点を比較しながらまとめて」おり暗記しやすい

▼民法等「意思表示のまとめ」(P27)

意思表示は似た論点で混乱してしまいがちですが、取消グループの「詐欺」と「強迫」、無効グループの「虚偽表示」「心裡留保」を比較しながらまとめており暗記しやすいです。

民法等「意思表示のまとめ」(P27)
民法等「意思表示のまとめ」(P27)

▼宅建業法「変更の届出」と「変更の登録」の比較(P294)

宅建業法の「変更の届出」と「変更の登録」は似た論点の代表格ですが、しっかり比較しながらまとめられています。

宅建業法「変更の届出」と「変更の登録」の比較(P294)
宅建業法「変更の届出」と「変更の登録」の比較(P294)

■②「表形式で目的と内容を分けて整理されて」おり暗記しやすい

▼法令上の制限の「その他の地域地区」(P444)にて

「目的」と「都市計画に定める内容」を表形式で分けて説明しており整理して暗記しやすいです。他のテキストでは、「目的」と「都市計画に定める内容」が 一つの文章の中で説明されているものもあります。

法令上の制限「その他の地域地区」(P444)
法令上の制限「その他の地域地区」(P444)

▼法令上の制限「建築確認の要否」(P520)

建築基準法の「建築確認の要否」は、文章で説明されても整理できません。しっかり表形式で整理されており暗記しやすいです。

法令上の制限「建築確認の要否」(P520)
法令上の制限「建築確認の要否」(P520)

暗記は、次のように整理されていると覚えやすくなります。
・「表形式に整理されている」こと
・「似たような論点を比較しながら まとめている」こと


③論点が理解しやすいか?

論点が理解しやすいです。→ 5点

理由:

権利関係等の「錯誤」では、「①定義」「②具体例」の説明から入り、「③基礎知識」「④条件」「⑤例外」の説明を行うことで論点が理解しやすいです。

根拠:

■検証1:権利関係等の「錯誤」を例に検証してみます。(民法「P25」)

  • 「定義」
    錯誤とは「言い違い、書き違いなどの勘違い」のこと、と定義しています。
  • 「具体例」
    「土地を1000万円で売るつもりだったが、うっかり契約書には100万円と書いてしまった」と具体例を提示してます。
  • 「基礎知識」
    「錯誤による意思表示は、取り消すことができるとしました」と説明しています。
  • 「条件」
    次の2つを満たすと、取り消しできます
    ①その錯誤が重要なものであること。
    ②勘違いした人に重大な過失がないこと。
  • 「例外」
    ただし、前述4の「②勘違いした人に重大な過失があっても」次の場合は取消できます。
    ①相手方が悪意・重過失によるとき
    ②相手方が勘違いした人と同一の錯誤に陥っていたとき

「錯誤」を例に検証

権利関係等「錯誤」(P25)
権利関係等「錯誤」(P25)

 理解のしやすさは、学習のポイント(①定義、②具体例)を読んだうえで解説(③基礎知識、④条件、④例外)に進むことで、論点が理解しやすくなります。このテキストは、理解しやすいです。

■検証2:宅建業法「自己の所有に属しない物件の売買契約締結の制限」(P374)

「民法の定め」と「宅建業法の定め」が分けて説明されています。説明していないテキストが多いなか、受験生の疑問を解消する内容になっています。

宅建業法「自己の所有に属しない物件の売買契約締結の制限」(P374)
宅建業法「自己の所有に属しない物件の売買契約締結の制限」(P374)

■検証3:法令上の制限「換地処分のタイムテーブル」(P573)

換地処分にともなう権利の移動にて、古い権利「所有権や権利が消滅すること」と、新しい権利「地役権が残る・権利が確定すること」を図解で説明しており、理解しやすいです。

法令上の制限「換地処分のタイムテーブル」(P573)
法令上の制限「換地処分のタイムテーブル」(P573)


④法改正に対応しているか?

法改正に対応しています。→ 5点

根拠:

下のイメージをご確認ください。文章に「最近の改正」アイコンが表示され、改正点が確認できます。

■宅建業法の法改正

1.宅建業法 「住宅販売瑕疵担保保証金」の基準日(P417):法改正に対応

  • 改正前:新築住宅を引き渡したときに課される資力確保状況の届出の基準日が「3月31日」と「9月30日」年2回でした。
  • 改正後:基準日が「3月31日」の年1回となりました。
宅建業法 「住宅販売瑕疵担保保証金」の基準日(P417)
宅建業法 「住宅販売瑕疵担保保証金」の基準日(P417)

■権利関係の法改正

1.権利関係等「未成年者制度」(P10):法改正に対応

  • 改正前:民法の成年年齢は、20歳からでした。
  • 改正後:民法の成年年齢が、18歳に引き下げられました。
権利関係等「未成年者制度」(P10)
権利関係等「未成年者制度」(P10)

2.権利関係等 区分所有法「集会の決議」の議事録(P235):法改正に対応

  • 改正前:集会の議事録には「署名」と「押印」が必要でした。
  • 改正後:集会の議事録には「署名」のみが必要になりました。
権利関係等 区分所有法「集会の決議」の議事録(P235)
権利関係等 区分所有法「集会の決議」の議事録(P235)

ほかにもありますが、法改正に対応しています。
法改正は試験で毎年狙われますので、対応していると安心感があります。


⑤テキストの途中に問題が挟まれていないか?

テキストの途中に問題が挟まれています。→ 4点

根拠:本テキストは節の途中に「1問1答」の問題が含まれているため、4点としました。

※ただし、受験生の学習スタイルに合わせて、章ごと(論点ごと)の 事後テストの力試しの置づけとして解きたい場合は、デメリットにならないです。

テキストの節の途中に問題が含まれています。(民法等 転貸借の効果(P149))

民法等 転貸借の効果(P149)
民法等 転貸借の効果(P149)

テキストを学習しているときと、問題を解くときは、頭の使う部分が異なるため、テキストの途中に問題が挟まれていると、インプットからアウトプットの切り替えが必要になり「理解・暗記の学習ペース」が乱されてしまう。(参考、テキストによっては、本文の途中に「1問1答」や「複数問」の問題が含まれているものがある)
できれば、テキストと演習問題は、本自体を物理的に分けて学習したい。

参考:なぜ、基本テキストに演習問題が入っているの?
・競争の原理から、教材制作各社とも他社より付加価値を出したい事情から、消費者からみて「基本テキストの中に演習問題も含まれていることはお得感」があり、その結果、基本テキスト+演習問題の構成になっているものが多くなっています。初学者・中級者向けの教材によくあります。
・上級者向けの教材では、説明文だけを掲載したテキストや、演習問題だけを掲載した問題集など、インプットとアウトプットの目的別に分かれています。


⑥ページ総数が多すぎないか?

やや多いです。→ 4点

根拠:課目と実質のページ数は、下表のとおりです。

科 目実質ページ数
1.権利関係(民法)6~240=235
2.宅建業法250~420=171
3.法令上の制限430~590=161
4.税・その他596~670=75
計642 ページ

宅建の標準的なテキストは「600ページ」程度ですが、本テキストは「642」ページあります。
本テキストは「詳細説明」型(寄り)であり、総ページ数が多くなっています。
※ただし、わかりやすいテキストとは「論点の詳しい説明」「事例による解説」「法律の正確な条文」(一部「マイナー論点」含む)が載っており、特に民法の理解を進めるうえでは効果的でメリットになります(急がば回れ)。
「バランス型」(オールインワンタイプ)のテキストは、論点の説明が不十分なものもあり、理解できないまま暗記ゴリ押しに頼ることがあります。
ページ総数と理解のしやすさ(詳しい説明)は相反関係(トレードオフ)にあります。

参考:ページ総数は、なぜ変わるの?
・繰り返し学習向け、要点の暗記重視のテキストだとページ数が少なくなる傾向があります。
・反対に、初学者向けにイラストや図表を多く入れたり、中級・上級者向けに正確な文章を記載しようとするとテキストのページ数は多くなります。
 ページ数が少ないことは、イラストや図表・正確な文章などを削っており、他のメリットとのトレードオフの関係にあります。


⑦ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?

1ページが縦1列のレイアウトで分割されておらず、読みやすいです。→ 5点

根拠:下のイメージをご確認ください。


ページの縦分割がなく読みやすい

ページの縦分割がなく読みやすい
ページの縦分割がなく読みやすい

人は、上から下へ、左から右へ 文字を読むため、1ページが縦1列のレイアウトだと読みやすいです。
テキストによっては、1ページが縦2列、縦3列に分割されているものもあり、学習の集中が乱されてしまいます。
このテキストはとても読みやすいです。(Good!)


⑧理解を助けるイラストや図表が適度に含まれているか?

「イラスト」や「図表」が適度に含まれています。→ 5点

根拠:以下のように、理解を助ける「イラスト」や「図表」が適度に含まれています。

▼イラスト

  • 民法等 連帯債務と保証(P87)
  • 民法等 賃貸借の対抗要件(P144)

民法等 連帯債務と保証

民法等 連帯債務と保証(P87)
民法等 連帯債務と保証(P87)

民法等 賃貸借の対抗要件

民法等 賃貸借の対抗要件(P144)
民法等 賃貸借の対抗要件(P144)

▼図表

  • 宅建業法 宅建業者名簿の登載事項(P267)
  • 宅建業法 規制の対象となる取引(P319)

宅建業者名簿の登載事項

宅建業法 宅建業者名簿の登載事項(P267)
宅建業法 宅建業者名簿の登載事項(P267)

規制の対象となる取引

宅建業法 規制の対象となる取引(P319)
宅建業法 規制の対象となる取引(P319)

「イラスト」と「図表」を用いて、イメージや概念から論点に入ることにより理解しやすくなるとともに、文字情報で論点入るよりも頭の負荷が軽減され学習が継続しやすくなります。


⑨カラフル過ぎないか?

初学者向けテキストとしては、カラフル過ぎずバランスが取れています。→ 4点

根拠:以下の配色になっています。

  • 文字の色:黒、赤の2色
  • イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色

▼文字の色:黒、赤の2色

民法等「賃貸人の義務」にて。

民法等 賃貸人の義務(P143)
民法等 賃貸人の義務(P143)

▼イラストの色:黒、赤、緑、青、黄の5系色

・民法等「物権変動の対抗要件」(P98)にて。

民法等 物権変動の対抗要件(P98)
民法等 物権変動の対抗要件(P98)

・法令上の制限「土地区画整理法とは」(P98)にて。

法令上の制限 土地区画整理法とは(P98)
法令上の制限 土地区画整理法とは(P98)

・初学者向けのテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。
 カラフル過ぎると目が疲れてしまうデメリットもありますが、このテキストはおおむねバランスがとれています。 
・また、すべてがカラフルだと、どこが大事な部分かわからなくなるデメリットもあり、強調表示のバランスが大事になります。

参考:初学者・中級者・上級者向けのテキストの配色は?
・「初学者向け」のテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。
・「中級者向け」のテキストは、2色刷りで黒と朱色(赤系)のみで強調表現を分けているものもあります。
・受験を多く経験している「上級者向け」のテキストになると、文字色は1色で太字や下線(アンダーライン)で強調表現しているテキストや、まったく太字や下線もないテキストもあります。
 なお、「上級者」は、重要な部分が自分で分かるため、自ら下線を引いたり、メモ書きを入れるなどカスタマイズすることから、極めてシンプルなテキストを好みます。(本試験の直前には,自分だけのテキストができあがっているイメージです)


⑩テキスト独自の差別化要素

  • 「基本テーマ32」で宅建の全体像をつかむことができます
    テキストの冒頭にて、きっちり抑えたい基本テーマをコンパクトに整理しています。
    試験の「全体像」をイメージで一気につかむことができます。
  • 最重要ポイントが一目瞭然
    ・何度も確認したい出題頻度の高い部分に「重要」のアイコン表示があります。
    試験で狙われた箇所に「アンダーライン」の表示があります。
    ・近年の法改正があった箇所に「最近の法改正」のアイコン表示があり、合格のための必須条件がわかります。
  • 本テキスト2023年度版には「厳選過去問題集」という出題頻度が高い問題が50問掲載された冊子が付属します。
    (本記事は基本テキストのレビュー記事であり、問題集のレビュー記事ではないので詳細は割愛いたします)
     → 5点/5点

根拠:以下になります。

■1.「基本テーマ32」で宅建の全体像をつかむことができます

宅建士試験の50問のうち、正答率70%以上の絶対に落としてはいけない問題が30問ほど出題されます。この頻出・基本テーマを手早く理解して、効率的な学習につなげることができます。

まずは「全体像」をつかもう!基本テーマ32(P26)
まずは「全体像」をつかもう!基本テーマ32(P26)

■2.最重要ポイントが一目瞭然

・何度も確認したい出題頻度の高い部分に「重要」のアイコン表示があります。
・試験で狙われた箇所に「アンダーライン」の表示があります。
・近年の法改正があった箇所に「最近の法改正」のアイコン表示があり、合格のための必須条件がわかります。

「重要」アイコン、出題年度に「アンダーライン」、「最近の改正」アイコン(P142)
「重要」アイコン、出題年度に「アンダーライン」、「最近の改正」アイコン(P142)


■その他、最近流行りの、分野別に4分冊できます。

(1.民法等、2.宅建業法、3.法令上の制限、4.税その他・厳選過去問題集)


まとめ

▼メリット

  • 論点の詳しい説明や、法律の正確な条文が載っていて、記載内容が正確です。(「詳細説明」型 寄りのテキスト)
  • 詳しい説明と、具体例を載せていることで論点が理解しやすいです。
  • 暗記箇所が整理されています。
  • ページの縦分割がなく(1ページが縦1列)読みやすいです。
  • 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
  • 法改正に対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。

▼ややデメリット

実質的なページ総数が「642」ページとやや多い印象を受けます。
※ただし、「詳細説明型」(寄り)のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を入れるとページ数がかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。

▼まとめ

  • 本 2023年度版は、昨年度版よりも、論点の詳しさが増しています。
  • 評価点は「47点/50点」であり、結論は、理解しやすく,正確な内容のテキストを探している方は「買い」です。
  • 評価したところ、学習対象者は「やや中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。
  • 私が受験生に戻ったとしたら、このテキストを高確率で選びます

「わかって合格る宅建士基本テキスト」を使うことで、
勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。

以下は、今回レビューした「基本テキスト」の購入リンクです。
「宅建に合格したい!」という方は、ぜひご検討ください。


購入リンク:わかって合格る 宅建士 基本テキスト

こちらから購入できます。↓

TAC出版
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さらに独学の方に朗報です。

独学では、問題を解く過程を理解するのに時間がかかりますが、通信講座では、講師がその過程をかみ砕いて教えてくれます。(「全額返金」制度もあります)

勉強にかける「労力軽減」と「時間短縮」をしたい方は、通信講座を受講するべきです。

  • 仕事の帰宅後に、通信講座で効率よく学習したい方
  • 育児や家事があり通学はできないが、通信講座で効率よく学習したい方
  • いちど独学で挫折してしまい、今年は合格したい方

独学で勉強している方で、最小限の努力で一発合格したい方、合格の最短ルートをとおりたい方は、こちらの記事をどうぞ!

1.「アガルート通信講座 宅建試験 入門総合カリキュラム」は、合格すると「全額返金」制度があります。
 ※合格すると、市販教材を買うよりも安いです。
→ 2023年版 アガルート宅建講座 入門総合カリキュラム【プロがレビュー】
 (知識を実践で使いこなせるまで高めさせる合理的なカリキュラムが組まれています)

2.「フォーサイト 宅建スピード合格講座」は、不合格でも「全額返金」制度があります。
 ※不合格でも、費用負担なしです。
→ 2023年版 フォーサイト 宅建スピード合格講座【プロがレビュー】
 (問題を解く力が重点的に鍛えられるカリキュラムが組まれています)

(試験合格目標:2023年10月試験)


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