【FPキャンプ式 FP1級 学科試験一問一答 TEPPEN 基礎編&応用編】って、問題数が十分で、学科試験の問題構成に合わせて最適に設計されているって本当ですか?
あと、問題の解説が簡潔でわかりやすいって本当ですか?
暗記が苦手なので問題を解くときの思考法も教えてほしいです。
それに、法改正に対応していますか?
要するに、、この問題集を使って FP1級に合格できますか?
具体的に教えて、詳しい人!
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 元教材制作者の筆者が「FPキャンプ式 FP1級 学科試験一問一答 TEPPEN 基礎編&応用編」の教材評価を行っています。
(本教材は2冊発売されており、1冊目が「Vol.1(A・B・C分野)」、2冊目が「Vol.2(D・E・F分野)」となります) - 独自の6個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
(「出題頻度」「解説の理解しやすさ」「問題数の適量さ」など) - 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります。
記事の信頼性
この記事を書いた人
CFP ®資格認定者 / 1級FP技能士 / 宅地建物取引士 / 第二種 情報処理技術者 / 日商簿記 等
教材制作会社に6年間 勤務
eラーニング・企業内研修用の「教材制作」「教材評価」の業務に携わる.
業務経験からFP・宅建の学習用教材を評価し,マニアックに解説しています.
この記事を読むことで、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。
5分で読めますので、この教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。
「FPキャンプ式 FP1級 学科試験一問一答 TEPPEN 基礎編&応用編」の商品説明
- 本問題集は、FP1級の勉強をする際に必要となる「学科試験の問題集」の位置づけです。
- 学習対象者は、「初学者」または「リベンジ組」を対象としています。
- 本問題集を読んだ第一印象は、「学科試験に問題構成に合わせて最適に設計されている」ということです。
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徹底レビュー
もくじ
評判のいい「FPキャンプ式 FP1級 学科試験一問一答 TEPPEN 基礎編&応用編」【プロがレビュー】
結論は、問題数が十分であり、学科試験に最適化された文章問題と計算問題をメリハリをつけてマスターしたい方は「買い」です。
その「メリット」、「デメリット」、「評価点」を見ていきましょう。
▼メリット
- 本問題集はFP1級の学科試験の問題構成に合わせて最適に設計されています。
基礎編では、重要な論点の知識を身に着けるとともに、落としてはいけない計算パターンをマスターできます。
応用編では、過去に出題された多くの計算問題を演習できるとともに、出題頻度が高い数値や用語を暗記することができます。 - 問題の選択肢に対する解説が「簡潔でわかりやすい」です。
- また、解説では「問題を解く際の思考法」を解説しており、暗記量の省エネ化ができます。
- くわえて、解説では「FP1級の試験用に深堀りした知識や周辺知識」を解説しています。
- 法改正に対応しています。
▼ややデメリット
一部、同じページに「問題」と「解答」があり、解いている最中に「解答」(答え)が見えてしまうことがあります。
(「応用編攻略」「重要計算問題」(P183)、「基礎編攻略」「計算・図表問題」問題(P435))
▼本問題集のタイプ
本「問題集」のタイプは、「分野別」過去問題集になりますが、「一問一答式問題」もありますので、「分野別」と「一問一答式」の中間の特性を持つ問題集になります。
正確には、6分野それぞれに「一問一答式問題」、「計算・図表問題」、「重要計算問題」、「重要穴埋め問題」、「CFP試験 厳選問題」が用意されています。(リスク管理は「一問一答式問題」のみ)
(スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)
▼評価点は「28点/30点」です
当サイトは、独自の「評価項目」を用いて、本テキストを「評価点」をつけて評価しています。
- 「評価項目」は、6項目です。
- 「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、合計で30点満点(6項目×5点)としています。
※25点以上は高得点です。
評価項目と評価点
カテゴリ | 評価項目 | 評価点 (各5点) |
---|---|---|
内容面 | ①出題頻度 A、Bランクの内容が 網羅されているか?(網羅性) | 5 |
②解説が理解しやすいか? | 5 |
|
③法改正に対応しているか? | 5 |
|
外観面 | ④問題数が適量か? | 5 |
⑤解いている最中に解答が見えないか? | 3 |
|
差別化 要素 | ⑥独自の差別化要素 | 5 |
合計点数 | 28/30 |
※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。
以下に、理由・根拠を詳しく解説します。
FPキャンプ式 FP1級 学科試験一問一答 TEPPEN 基礎編&応用編 2024-25年版【徹底レビュー】
それでは理由・根拠を詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。
- 「評価項目」は、6項目です。
- 「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、合計で30点満点(6項目×5点)としています。
- 出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)
- 解説が理解しやすいか ?
- 法改正に対応しているか?
- 問題数が適量か?
- 解いている最中に解答が見えないか?
- 独自の差別化要素
▼「内容面」
▼「外観面」
▼「差別化要素」
①出題頻度 A、Bランクの内容が網羅されているか?(網羅性)
A.すべて網羅しています。→ 5点
根拠
「課目」ごとの「出題頻度 A,Bランク」の網羅性は、下表のとおりです。
「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性
課目 | 「出題頻度A,Bランク」の網羅性 |
---|---|
A ライフプランニングと資金計画 | 10/12論点の「A,Bランク」を網羅 |
B リスク管理 | 5/7論点 の「A,Bランク」を網羅 |
C 金融資産運用 | 11/13論点 の「A,Bランク」を網羅 |
D タックスプランニング | 13/17論点 の「A,Bランク」を網羅 |
E 不動産 | 7/9論点 の「A,Bランク」を網羅 |
F 相続・事業承継 | 9/11論点 の「A,Bランク」を網羅 |
55/69論点 網羅 |
以下の表は、日本FP協会の「FP1級の試験範囲」である「69項目」の論点を掲載し、直近の過去問を確認し「出題頻度」のランク付け(A,B,Pランクは後述)を行っています。
(1級FPの「試験科目およびその範囲」は「69項目」であり、項目数は2級FPと同じですが、「範囲の細目」が異なります。「範囲の細目」について、2級は「一般的な知識を有すること」と記載されていますが、1級は「詳細な知識を有すること」と記載されています)
日本FP協会「FP1級 試験範囲」
https://www.jafp.or.jp/exam/subjects_01/
「出題頻度 A,B,Pランク」とは?
- Aランクは、過去に2回以上 出題された頻度が高い論点であり、必至で覚えなければならない知識です。
- Bランクは、過去に1回以上 出題された論点であり、こちらも2番目に優先して覚えなければならない知識です。
- Pランクは、過去に出題されたことがない、または出題されてもマイナー論点のため、時間を割かないほうがいい知識です。
詳細な「論点別」の「出題頻度 A,B,Pランク」の網羅性は、下表になります。
(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて、拡大・縮小ができます)
論 点 | 出題頻度 (A:高,B:中,P:低) | FP1級 学科試験一問一答 TEPPEN 2024-25年版(LEC) 網羅性(〇/△/なし) |
---|---|---|
■A ライフプランニングと資金計画 |
||
1.ファイナンシャルプランニングと倫理 | A | 〇 |
2.ファイナンシャルプランニングと関連法規 | B | 〇 |
3.ライフプランニングの手法プロセス (係数,ライフイベント表,キャッシュフロー表,個人BS) | B | 〇 |
4.社会保険 (国民健康保険,公的介護保険,雇用保険, 労働者災害補償保険,雇用保険) | A | 〇 |
5.公的年金 (国民年金,厚生年金,障害給付) | A | 〇 |
6.企業年金・個人年金等 (確定給付企業年金,中退共,国民年金基金) | A | 〇 |
7.年金と税金 (公的年金の税務) | A | 〇 |
8.ライフプラン策定上の資金計画 (6つの係数,住宅,フラット35,教育資金) | A | 〇 |
9.中小法人の資金計画 (資金調達プランニング) | B | 〇 |
10.ローンとカード | P | なし |
11.ライフプランニングと資金計画の 最新の動向 | P | なし |
12.貸借対照表/損益計算書 (企業の決算書・財務分析指標) | A | 〇 |
■B リスク管理 |
||
1.リスクマネジメント | P | なし |
2.保険制度全般 (保険業法,保険法,全国生協連,JA共済連) | A | 〇 |
3.生命保険 (外貨建終身保険,個人年金保険, 生命保険料控除,法人の生命保険) | A | 〇 |
4.損害保険 (火災保険,地震保険,自動車保険, 生産物賠償責任保険,労働災害総合保険, サイバー保険,損害保険の税務,傷害保険) | A | 〇 |
5.第三分野の保険(医療保険,介護保険) (就業不能保険,組合型総合保険) | A | 〇 |
6.リスク管理と保険 (生命保険・損害保険を利用した 家庭や事業活動のリスク管理) | B | 〇 |
7.リスク管理の最新の動向 | P | なし |
■金融資産運用 | ||
1.マーケット環境の理解(マーケット指標) (景気動向指数,短観,ISM製造指数,雇用統計) | A | 〇 |
2.預貯金・金融類似商品等(預貯金,信託商品,純金積立) (遺言代用信託,後見制度支援信託,特定贈与信託) | A | 〇 |
3.投資信託(特徴) (交付運用報告書,運用報告書) | A | 〇 |
4.債券投資(特徴) (他社株転換可能債EB) | A | 〇 |
5.株式投資 (ダウ・ジョーンズ工場株価平均,RSI) | A | 〇 |
6.外貨建商品(特徴) (デュアルカレンシー債,ストリップス債) | A | 〇 |
7.保険商品 | P | なし |
8.金融派生(デリバティブ)商品(特徴) (TOPIX先物,日経225先物,コール・オプション) | A | 〇 |
9.ポートフォリオ運用(理論) (最適ポートフォリオ,期待収益率, イールド・スプレッド,標準偏差,シャープレシオ) | A | 〇 |
10.金融商品と税金(20%,特別分配金) (新NISA,外貨預金,為替差損益) | A | 〇 |
11.セーフティネット(預金保険制度) | A | 〇 |
12.関連法規 (消費者契約法,金融商品取引法) | A | 〇 |
13.金融資産運用の最新の動向 | P | なし |
■タックスプランニング |
||
1.わが国の税制 | P | なし |
2.所得税の仕組み(総合課税・分離課税,総所得金額) | A | 〇 |
3.各種所得の内容 | A | 〇 |
4.損益通算(繰越控除) | A | 〇 |
5.所得控除(医療費控除) | A | 〇 |
6.税額控除 (配当控除,住宅ローン控除) | A | 〇 |
7.所得税の申告と納付 | A | 〇 |
8.個人住民税 | A | 〇 |
9.個人事業税 | A | 〇 |
10.法人税 (法人税の税額控除・法人税の申告,損金,貸倒引当金) | A | 〇 |
11.法人住民税 | P | なし |
12.法人事業税 | A | 〇 |
13.消費税 | A | 〇 |
14.会社、役員間および会社間の税務 | A | 〇 |
15.決算書と法人税申告書 | B | 〇 |
16.諸外国の税制度 | P | なし |
17.タックスプランニングの最新の動向 | P | なし |
■不動産 |
||
1.不動産の見方 (価格の調査=路線価,固資税評価額,登記) | A | 〇 |
2.不動産の取引 (宅建業法,留意点,借地借家法,賃貸借) | A | 〇 |
3.不動産に関する法令上の規制 (都市計画,建築基準法,建蔽率,容積率, 農地法,生産緑地法,区分所有法) | A | 〇 |
4.不動産の取得/・保有に係る税金 | A | 〇 |
5.不動産の譲渡に係る税金 (個人の税金,課税の特例,軽減税率) | A | 〇 |
6.不動産の賃貸 | P | なし |
7.不動産の有効活用(手法) | B | 〇 |
8.不動産の証券化 (DCF法,DSCR) | B | 〇 |
9.不動産の最新の動向 | P | なし |
■相続事業承継 |
||
1.贈与と法律 | A | 〇 |
2.贈与と税金 (暦年課税,相続時精算課税制度, 贈与税の申告,贈与税の非課税財産) | A | 〇 |
3.相続と法律 (寄与分,特別受益,遺言,遺留分,親族関係図) | A | 〇 |
4.相続と税金 (相続税,死亡保険金,死亡後3年退職金, 債務控除,相続時精算課税,延納) | A | 〇 |
5.相続財産の評価(株式等) (取引相場のない株式,配当還元価額) | A | 〇 |
6.相続財産の評価(不動産) (宅地の評価,配偶者居住権) | A | 〇 |
7.不動産の相続対策 (延納・物納対策,相続税引下げや移転, 遺産分割対策,相続税評価額) | B | 〇 |
8.相続と保険の活用 | P | なし |
9.事業承継対策 (自社株の贈与,納税資金対策,非上場株式の贈与税, 相続税の猶予制度,類似業種比準方式) | B | 〇 |
10.事業と経営(M&A、会社法) | B | 〇 |
11.相続事業承継の最新の動向 | P | なし |
論点数 計 | 69 | 55 (〇は1、△は0.5 小数点は切下で集計) |
評価点: コメント: | 5点/5点中 A,Bランクを網羅 |
②解説が理解しやすいか?
A.問題の選択肢に対する「解説」が理解しやすいです。→ 5点
理由
- 簡潔な解説
要点をまとめて簡潔に解説されています。 - ポイントは太字
試験で狙われる「論点」「用語」「数字」が太字で記載されポイントが意識できます。 - ほんださん流サクッと本質的思考術
問題を解く際の思考法を解説しています。 - 僧侶とやまのもう一歩精進
FP1級の試験用に深堀りした知識や周辺知識を解説しています。
根拠
■検証1:「①簡潔な解説」と「②ポイントは太字」について、
「1章ライフプランニングと資金計画A分野」「問5-2~5-4 雇用保険」にて、検証してみます。
「①簡潔な解説」と「②ポイントは太字」のイメージ画像
- 「①簡潔な解説」
上のイメージ画像のように「問5-2~5-4」を2行程度、要点をまとめて簡潔に解説しています。 - 「②ポイントは太字」
・問5-2の解説:「所定労働時間が20時間未満」となると高年齢被保険者の資格を喪失します。
・問5-3の解説:「倒産・解雇により離職者」について、「離職の日以前1年前」の被保険者期間が通算「6か月」以上の場合は、基本手当を受給することができること。
・問5-4の解説:基本手当の受給するために必要な失業認定は「4週間に1回」ずつ行われること。
などと、試験で狙われる「論点」「用語」「数字」を意識できます。
■検証2:「③ほんださん流サクッと本質的思考術」について、
「1章ライフプランニングと資金計画A分野」「問5-26 出生時育児休業給付金」にて、検証してみます。
「③ほんださん流サクッと本質的思考術」のイメージ画像
- 「③ほんださん流サクッと本質的思考術」
上のイメージ画像のように、「育児休業も介護休業給付金も就業上限が10日となり、多くの方が1か月当たり20日働くため、半分以上働くともらえない、と考えるとわかりやいでしょう。」と本質的な思考法を解説しています。
■検証3:「④僧侶とやまのもう一歩精進」について、
「1章ライフプランニングと資金計画A分野」「問5-10 雇用保険」(僧侶とやまさんコメント)にて、検証してみます。
「④僧侶とやまのもう一歩精進」のイメージ画像
- 「④僧侶とやまのもう一歩精進」
上のイメージ画像の解答は「一般受給資格者」ですが、さらに「事業主から退職するように勧奨を受け早期退職した者は『特別受給資格者』となる」といった、FP1級の試験用に深堀りした周辺知識を解説しています。
・前述の検証より、選択肢の解説は「①簡潔に解説」することで基礎知識の理解が容易になり、「②ポイントは太字」にすることで試験で狙われる用語や数字を意識できる作りになっています。
・また「③ほんださん流サクッと本質的思考術」にて問題を解く際の思考法を解説することで暗記の省エネをはかり、「④僧侶とやまのもう一歩精進」にてFP1級の試験用に深堀りした知識や周辺知識を身に着けることができます。
③法改正に対応しているか?
A.法改正に対応しています。→ 5点
根拠
以下のように、法改正に対応しています。
※テキストと異なり問題集(過去問題集)は、まだ新年度の法改正の問題が掲載されていない場合があります。
■ライフプランニング
▼老齢基礎年金
- 【改定前】:2023年度の老齢基礎年金額(満額)は、795,000円 であった。
- 【改定後】:2024年度の老齢基礎年金額(満額)は、816,000円 となる。
▼遺族基礎年金
- 【改定前】:
2023年度の配偶者が受給する場合は、795,000円 となり、
+第1子,第2子目まで、228,700円、
+第3子以降は、76,200円 となる。 - 【改定後】:
2024年度の配偶者が受給する場合は、816,000円 となり、
+第1子,第2子目まで、234,800円、
+第3子以降は、78,300円 となる。
■金融資産運用
NISA制度が新NISA制度にて拡充されます。
▼非課税保有限度額
- 【新設】:非課税保有限度額が1800万円となり、つみたて投資枠と成長投資枠と別枠で利用できる。
▼年間投資上限額
- 【改定前】:つみたてNISAが40万円、一般NISAが120万円 であった。
- 【改定後】:つみたて投資枠(名変更)が120万円、成長投資枠(名変更)240万円 となる。
ほかにもありますが、法改正に対応しています。
法改正は試験で毎年狙われますので、対応していると安心感があります。
④問題数が適量か?
A. 適量です。→ 5点
理由
・FP1級の学科試験の「基礎編」の出題数は4肢択一式の50問ですが、本 問題集の「基礎編」は出題頻度が高い問題を中心に1445問(課目別 換算では約240問)用意されており、4肢択一式に換算すると362問であり(1445問÷4)、本「基礎編」は1周あたり7回分(362問÷50問)の過去問が解ける問題数になっています。1級FPの問題数としては十分な量です。
また、基礎編にある「一問一答式問題」は、1級を受験するにあたって解けるようになってほしい重要な問題と、過去に2回以上出題された頻出な問題から構成されているため、暗記量の省エネ化もでき適切です。
・FP1級の学科試験の「応用編」の出題数は5題15問ですが、本 問題集の「応用編」は出題頻度が高い問題を中心に140問(課目別 換算では約23問)用意されており、本「応用編」は1周あたり9回分(140問÷15問)の過去問が解ける問題数になっています。1級FPの問題数としては十分な量です。
また、応用編の「重要計算問題」は、過去問から出題の多い計算パターンを割り出し、少ない分量で演習できるように最適化されています。
根拠
課目ごとの「基礎編」と「応用編」の問題数は、下表のとおりです。
課 目 | 問題数 |
---|---|
■1.ライフプランニング |
|
▼基礎編攻略 |
|
・一問一答式問題 | 250問 |
・計算・図表問題 | 4問 |
▼応用編攻略 |
|
・重要計算問題 | 6問 |
・重要穴埋め問題 | 39問 |
・CFP試験厳選問題 | 1問 |
■2.リスク管理 |
|
▼基礎編攻略 |
|
・一問一答式問題 | 191問 |
・計算・図表問題 | 5問 |
■3.金融資産運用 |
|
▼基礎編攻略 |
|
・一問一答式問題 | 233問 |
・計算・図表問題 | 11問 |
▼応用編攻略 |
|
・重要計算問題 | 12問 |
・重要穴埋め問題 | 12問 |
・CFP試験厳選問題 | 1問 |
■4.タックスプランニング |
|
▼基礎編攻略 |
|
・一問一答式問題 | 269問 |
・計算・図表問題 | 6問 |
▼応用編攻略 |
|
・重要計算問題 | 7問 |
・重要穴埋め問題 | 11問 |
・CFP試験厳選問題 | 1問 |
■5.不動産 |
|
▼基礎編攻略 |
|
・一問一答式問題 | 236問 |
・計算・図表問題 | 4問 |
▼応用編攻略 |
|
・重要計算問題 | 8問 |
・重要穴埋め問題 | 18問 |
・CFP試験厳選問題 | 1問 |
■6.相続・事業承継 |
|
▼基礎編攻略 |
|
・一問一答式問題 | 228問 |
・計算・図表問題 | 8問 |
▼応用編攻略 |
|
・重要計算問題 | 7問 |
・重要穴埋め問題 | 20問 |
・CFP試験厳選問題 | 1問 |
基礎編問題合計: | 1445問 |
応用編問題合計: | 140問 |
CFP問題合計: | 5問 |
FP1級は試験範囲が広いのですが、以上の理由から「問題数」と「問題品質」の面からも最適です。
⑤解いている最中に解答が見えないか?
A.問題を解いている最中に「解答」が見えてしまう。→ 3点
(「基礎編攻略」「計算・図表問題」および「応用編攻略」「重要計算問題」)
理由
「基礎編攻略」「計算・図表問題」および「応用編攻略」「重要計算問題」について 一部、同じページに「問題」と「解答」があり、問題を解いている最中に「解答」(答え)が見えてしまい、学習のペースが乱されてしまうことがありました。
・ライフ「応用編攻略」「重要計算問題」「問題6」(P183)
・金融「基礎編攻略」「計算・図表問題」「問題2」(P435)
根拠
問題を解いている最中に「解答」が見えてしまう
「基礎編攻略」「計算・図表問題」および「応用編攻略」「重要計算問題」について 一部、同じページに「問題」と「解答」があり、問題を解いている最中に答えが見えてしまいます。
(製作コスト削減の観点から、ページ数がかさむと製作コストがかかるため、効率的にページの面積を使っている製作者側の理由もあります)
「問題」と「解答」が同じページにあると、解いている最中に「答え」が見えてしまい、都度ストレスを感じてしまいます。できれば「問題」と「解答」は別ページにしたい。
⑥独自の差別化要素
本問題集はFP1級の学科試験に問題構成に合わせて設計されており、「基礎編」と「応用編」に分かれています。
・基礎編では、学科試験を突破するうえでもっとも重要な「1.一問一答式問題」と「2.計算・図表問題」が用意されています。
・応用編には、大きな点数を占める「3.重要計算問題」と、頻出な数値や用語の対策に「4.重要穴埋め問題」が用意されています。
・さらに異なる観点での出題に対応できるように「5.CFP試験厳選問題」が用意されています。
- 「一問一答式問題」(基礎編)
学科試験を突破するうえでもっとも重要な基本となる知識を身に付けることができます。 - 「計算・図表問題」(基礎編)
絶対に落としてはいけない各計算のパターンをマスターすることを目指しています。 - 「重要計算問題」(応用編)
応用編で大きな点数を占める計算問題ですが、出題された多くのパターンを演習できるように選定されています。本試験で問題を見た瞬間に計算式が頭に浮かぶ力を身に着けることができます。 - 「重要穴埋め問題」(応用編)
過去2回以上出題された頻出な知識に絞り、絶対に落としてはいけない数値や用語を暗記することができます。 - 「CFP試験 厳選問題」
さらに応用力を鍛えるため、異なる観点での出題にも対応できるように、CFP試験から厳選した問題も掲載されています。
→ 5点
根拠
■1.「一問一答式問題」(基礎編)
学科試験を突破するうえでもっとも重要な基本となる知識を身に付けることができます。
一問一答式問題
■2.「計算・図表問題」(基礎編)
絶対に落としてはいけない各計算のパターンをマスターすることを目指しています。
計算・図表問題
■3.「重要計算問題」(応用編)
応用編で大きな点数を占める計算問題ですが、出題された多くのパターンを演習できるように選定されています。本試験で問題を見た瞬間に計算式が頭に浮かぶ力を身に着けることができます。
重要計算問題
■4.「重要穴埋め問題」(応用編)
過去2回以上出題された頻出な知識に絞り、絶対に落としてはいけない数値や用語を暗記することができます。
重要穴埋め問題
■5.「CFP試験 厳選問題」
さらに応用力を鍛えるため、異なる観点での出題にも対応できるように、CFP試験から厳選した問題も掲載されています。
CFP試験 厳選問題
本問題集はFP1級の学科試験の問題構成に合わせて最適に設計されています。
・基礎編では、重要な論点の知識と、計算パターンをマスターできる
・応用編では、多くの計算問題を演習でき、頻出な数値や用語を暗記できる
この特徴が他の問題集との差別化になっています。
まとめ
メリット
- 本問題集はFP1級の学科試験の問題構成に合わせて最適に設計されています。
基礎編では、重要な論点の知識を身に着けるとともに、落としてはいけない計算パターンをマスターできます。
応用編では、過去に出題された多くの計算問題を演習できるとともに、出題頻度が高い数値や用語を暗記することができます。 - 問題の選択肢に対する解説が「簡潔でわかりやすい」です。
- また、解説では「問題を解く際の思考法」を解説しており、暗記量の省エネ化ができます。
- くわえて、解説では「FP1級の試験用に深堀りした知識や周辺知識」を解説しています。
- 法改正に対応しています。
ややデメリット
一部、同じページに「問題」と「解答」があり、解いている最中に「解答」(答え)が見えてしまうことがあります。
(「応用編攻略」「重要計算問題」(P183)、「基礎編攻略」「計算・図表問題」問題(P435))
まとめ
- 評価点は「28点/30点」であり、結論は、問題数が十分であり、学科試験に最適化された文章問題と計算問題をメリハリをつけてマスターしたい方は「買い」です。
- 評価したところ、学習対象者は「初学者」から「リベンジ組」向けの問題集です。
「FPキャンプ式 FP1級 学科試験一問一答 TEPPEN 基礎編&応用編」を使うことで、
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レビュー記事です。どうぞ、ご参照ください。
→ FP2級 合格のトリセツ 速習テキスト 2024-25年版【プロが徹底レビュー】
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参考FP2級 合格のトリセツ 速習テキスト 2024-25年版【プロがレビュー】
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