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2023年度版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】

2022-12-29

2023年版 出る順 宅建士 合格テキスト(①権利関係,②宅建業法,③法令上の制限・税・その他)
2023年版 出る順 宅建士 合格テキスト(①権利関係,②宅建業法,③法令上の制限・税・その他)

2024年版の「出る順 宅建士 合格テキスト」の教材レビューの記事はこちらです。
→ 2024年版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】

2024年版 出る順 宅建士 合格テキスト
最新2024年版 出る順 宅建士 合格テキスト【プロがレビュー】

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【出る順 宅建士 合格テキスト】って、理解のために多くのページを使っているって本当ですか?

詳しい説明や、イラストや図表も多く使われていますか?

あと、暗記しやすいように整理されていたり、法改正に対応していますか?

要するに、、このテキストを使って宅建に合格できますか?
具体的に教えて、詳しい人!


こういった疑問にお答えします。


本記事の内容

  • 元教材制作者の筆者が「出る順 宅建士 合格テキスト」3冊の教材評価を行っています。
    「①権利関係」テキスト,「②宅建業法」テキスト,「③法令上の制限・税・その他」テキスト
  • 独自の10個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
    (「出題頻度」「暗記箇所の整理」「論点の理解しやすさ」など)
  • 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります。


記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、学習用教材の「教材制作」「教材評価」の仕事に6年間たずさわっていました。
  • また、宅地建物取引士試験の「合格者」です。
  • 実際に「出る順 宅建士 合格テキスト 2023年度版」3冊を入手して確認しました。
    「①権利関係」テキスト,「②宅建業法」テキスト,「③法令上の制限・税・その他」テキスト
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士


この記事を読むことで、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。


5分で読めるので、この教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。


「出る順 宅建士 合格テキストの商品説明

  • 本テキストは、「基本テキスト」(教科書・参考書・テキスト)の位置づけです。
  • 学習対象者は、「初学者」から「リベンジ組」まで使えます。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「多くのページを使って丁寧に解説し」かつ「内容が正確」であるということです。



独学の方に朗報です。

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徹底レビュー

評判のいい「出る順 宅建士 合格テキスト」2023年度版【レビュー】

「出る順 宅建士 合格テキスト」表紙
「2023年版 出る順 宅建士 合格テキスト」表紙

結論は、分野別に丁寧に,正確に理解したい方は「買い」です。

本テキストの「メリット」、「デメリット」、「評価点」を見ていきましょう。

▼メリット

  • 理解のために多くのページを使い、論点の趣旨・目的、イラスト・図表、条文、詳細な解説が盛り込まれています。
    (「①権利関係」「②宅建業法」「③法令上の制限・税・その他」の3分冊で構成されている)
  • 問題提起から各論に入ることで論点が理解しやすいです。
  • 暗記箇所が整理されています。
  • 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
  • 細かい論点の法改正にまで対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。

▼ややデメリット

本テキストは分野ごとにテキストが発売されていることで(「①権利」「②業法」「③法令上・税」)、ページ総数が「1155」ページと多いです。
※ただし「詳細説明型」のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を」入れると、ページ数はかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。

▼本テキストのタイプ

本「出る順 宅建士 合格テキスト」のタイプは、「詳細説明」型になります。
宅建の基本テキストの中でも「詳細説明型」の最たるテキストであり、分野別(①権利,②業法,③法令上・税)にテキストが販売されています)

「基本テキストのタイプ」の説明

▼「バランス」型テキスト
・イラストと図表、文章説明の「バランスがよい」基本テキストです。
・メリット:オールラウンド(下の中間)の特性をもったテキストです。初学者がはじめに用意したいテキストです。
・対象者:初学者、中級者 向け

▼「詳細説明」型テキスト
・文章説明が「詳細かつ正確性を重視」したテキストです。
・メリット:論点の詳しい説明があったり、法律系の試験の場合 正確な条文が記載されていたりします。
・対象者:中級者 向け

▼「要点・暗記重視」型テキスト
・出題頻度が高い「要点や用語のみ」を集めたテキストです。
 詳しい説明が必要な場合は、他の基本テキストから確認することが前提です。
・メリット:要点の「復習や暗記」が効率的にできます。
・対象者:復習向け、暗記向け、リベンジ組、時間がない人向け

(スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)

テキストのタイプ
テキストのタイプ


▼評価点は「46点/50点」です

当サイトは、独自の「評価項目」を用いて、本テキストを「評価点」をつけて評価しています。
※40点以上は高得点です。

・「評価項目」は、10項目です。
・「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。

評価項目と評価点

カテゴリ評価項目評価点
(各5点)
内容面
①出題頻度A,B,Cランクの内容が
 網羅されているか?(網羅性)
②暗記箇所が
 整理されているか?
③論点が理解しやすいか?
④法改正に対応しているか?
⑤テキストの途中に問題が
 挟まれていないか?
外観面
⑥ページ総数が多すぎないか?
⑦ページの縦分割がないか?
(1ページが縦1列か)
⑧理解を助けるイラストや図表が
 適度に含まれているか?
⑨カラフル過ぎないか?
差別化要素
⑩テキスト独自の差別化要素
合計点数
46/50

※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
 定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
 その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。

 以下に、理由・根拠を詳しく解説します。


出る順 宅建士 合格テキスト 2023年度版【徹底レビュー】

理由・根拠を詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。

  • 「評価項目」は、10項目です。
  • 「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。


①出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)

すべて網羅しています。→ 5点

根拠

「科目」ごとの「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表のとおりです。

「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性

科 目「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性
宅建業法15/15論点の「A,B,Cランク」網羅
民 法23/24論点 の「A,B,Cランク」網羅
法令上の制限 6/6論点 の「A,B,Cランク」網羅
税・その他 9/10論点 の「A,B,Cランク」網羅
53/55論点 網羅

※宅建の試験範囲をもとに、12年分の過去問を確認し「出題頻度」のランク付けを行いました。

「出題頻度 A,B,Cランク」とは?

  • Aランクは、毎年出題される出題頻度が高い論点であり、必至で覚えなければならない知識です。
  • Bランクは、2年に1度程度のペースで出題される論点で、こちらも2番目に優先して覚えなければならない知識です。
  • Cランクは、5年に一度程度のペースで出題される論点で、余裕があったら覚えたい知識です。
  • Pランクは、10年に一度程度のペースで出題される論点で、あまり時間を割かないほうがいい知識です。

■詳細な「論点別」の「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表になります。

(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて、拡大・縮小ができます)

論 点出題頻度
(A:高,B:中,C:低)
出る順 宅建士
合格テキスト
2023年度版 LEC
網羅性(〇/△/なし)
■宅建業法
1.宅地建物取引業
A
2.免許
A
3.宅地建物取引士
A
4.事務所の設置
A
5.営業保証金
A
6.保証協会
A
7.広告や契約の注意事項
A
8.業務における諸規定
A
9.媒介代理契約の規制
A
10.35条 重要事項説明
A
11.37条書面(契約書)
A
12.自ら売主の制限
 (8種規制)
A
13.報酬額の規制
A
14.監督処分と罰則
A
(罰則はC)
15.住宅瑕疵担保履行法
A
■民法(権利関係)
1.制限行為能力者
B
(被保佐人,
被補助人はC)
2.意思表示
A
(心裡留保はC)
3.代理
A
(表見代理はP)
4.時効
B
5.物権変動・対抗問題
A
6.相隣関係
P
7.共有
P
8.抵当権
A
(根抵当権はP)
9.その他の担保権
P
(地役権,留置権,
 先取特権,質権はP)

(地役権P407,
留置権P412,
先取特権なしP413,
質権P414)
10.保証・連帯保証
C
11.連帯債務
C
12.債権譲渡
C
13.債務不履行
A
14.弁済相殺
P
15.契約不適合責任
A
16.賃貸借契約
A
(賃借権の譲渡・転貸)
17.借地借家法
 (借地権)
A
(裁判所の許可はC,
建物の再築はP)
18.借地借家法
 (借家権)
A
(借地上の建物の
 賃借権はC)
19.その他の契約
C
(使用貸借,
 請負,贈与)

(使用貸借P422,
請負P379,
委任P385,
贈与P420)
20.事務管理
Cなし
(頻度[低]で問題なし)
21.不法行為
B
(共同不法行為はC)
22.相続
A
(欠格・廃除はC,
 遺留分はC)
23.不動産登記法
A
(合筆・分筆はP)
24.区分所有法
A
■法令上の制限
1.都市計画法
A
(地区計画はC)
2.建築基準法
A
3.国土利用計画法
A
(事前届け出はP)
4.農地法
A
5.土地区画整理法
A
6.宅地造成等規制法
A
(監督処分,
 災害防止措置はC)
■税・その他
1.不動産取得税
 固定資産税
A
2.所得税
C
3.印紙税
A
4.登録免許税
A
5.相続税贈与税
P
(相続税はなし。
頻度[低]で問題なし)
6.不動産鑑定評価基準
A
7.地価公示法
A
8.住宅金融支援機構法
A
9.景品表示法
 公正競争規約
A
10.土地建物
A
論点数 計
5553
(〇は1、△は0.5
小数点は切上で集計)
評価点:
コメント:
5点/5点中
A,B,Cランクを網羅

本テキストは、ほぼすべての論点が載っていますので、辞書的な使い方もできますし、過去問などから調べてテキストに書き込む手間も減らせます。


②暗記箇所が整理されているか?

整理されています。→ 5点

理由:次になります。

  • 「似たような論点を比較しながらまとめて」おり暗記しやすい
  • 「表形式で内容を分けて整理して」おり暗記しやすい

根拠:以下の内容をご確認ください。

■①「似たような論点を比較しながらまとめて」おり暗記しやすい

▼権利関係「意思表示のポイント」(P37)

意思表示は似た論点で混乱してしまいがちですが、比較しながらまとめており暗記しやすいです。

権利関係「意思表示のポイント」(P37)
権利関係「意思表示のポイント」(P37)

▼宅建業法「変更の届出」と「変更の登録」の比較(P95)

宅建業法の「変更の届出」と「変更の登録」は似た論点の代表格ですが、しっかり比較しながらまとめられています。

宅建業法「変更の届出」と「変更の登録」の比較(P95)
宅建業法「変更の届出」と「変更の登録」の比較(P95)

■②「表形式で内容を分けて整理して」おり暗記しやすい

▼法令上の制限「補助的地域地区」(P46)にて

補助的地域地区を表形式で分けて説明しており整理して暗記しやすいです。
また「目的」が前半に「都市計画に定める内容」が後半に書かれています。他のテキストでは、「目的」と「都市計画に定める内容」が 一つの文章の中で説明されているものもあります。

法令上の制限「補助的地域地区」(P46)
法令上の制限「補助的地域地区」(P46)

▼法令上の制限「建築確認の要否」(P180)

建築基準法の「建築確認の要否」は、文章で説明されても整理しずらいです。
表形式で「特殊建築物」「大規模建築物」「都市計画区域等」「防火地域等」を分けて説明しており、整理して暗記しやすいです。

法令上の制限「建築確認の要否」(P180)
法令上の制限「建築確認の要否」(P180)

暗記は、次のように整理されていると覚えやすくなります。
・「似たような論点を比較しながら まとめている」こと
・「表形式に整理されている」こと


③論点が理解しやすいか?

論点が理解しやすいです。→ 5点

理由:

権利関係等の「錯誤」では、「①問題提起と具体例」の説明から入り、「②定義」「③条件」「④例外」「⑤錯誤の類型」の説明を行うことで論点が理解しやすいです。
また、論点の基となる「⑥条文の提示」をして、最後に「⑦まとめ」をすることで知識のおさらいを行っています。

根拠:

■検証1:権利関係の「錯誤」を例に検証してみます。(P29,30,32,33)

  • 問題提起と具体例
    ・問題提起:「勘違いで売った土地は、取り戻せるのか?」と、学習者に問いかけ、
    ・具体例:「Aが自分の土地を5億円で売るつもりが、5000万円で売ってしまった。Aは取り消しを主張できるか」と、具体例を提示しています。
  • 定義
    「勘違いして意思表示することを錯誤といいます」と、定義しています。
  • 取り消しできる条件(基礎知識)
    ①「社会通念に照らして重要な錯誤があった場合」(取り消すことができる:基礎知識)
    ②「表意者に大きな落ち度がないこと」と、条件を解説しています。
  • 例外
    勘違いした人に重大な過失があっても、取消できる場合があると解説しています。
    ①相手方が悪意・重過失によるとき
    ②相手方が勘違いした人と同一の錯誤に陥っていたとき
  • 錯誤の類型
    「意思表示をする動機に勘違いがあることを"動機の錯誤"といい、動機が表示された場合には,取り消すことができる」と、動機の錯誤の類型を解説しています。
  • 条文の提示
    論点の基となる 第95条「錯誤」を提示しています。
  • まとめ
    前述の順番で論点を まとめています。

1.問題提起と具体例
2.定義
3.取り消しできる条件(基礎知識)

権利関係等「錯誤」(P29)
権利関係等「錯誤」(P29)

4.例外

勘違いした人に重大な過失があっても、取消できる場合があると解説しています。

権利関係等「錯誤」(P30)
権利関係等「錯誤」(P29)

5.錯誤の類型

動機の錯誤を解説しています。

権利関係等「錯誤」(P30)
権利関係等「錯誤」(P30)

6.条文の提示

論点のもととなる 第95条「錯誤」を提示しています。

権利関係等「錯誤」(P32)
権利関係等「錯誤」(P32)

7.まとめ

前述の順番で論点を まとめています。

権利関係等「錯誤」(P33)
権利関係等「錯誤」(P33)

理解のしやすさは、全体の概略(「①問題提起と具体例」)を読んだうえで、各論の解説(「②定義」「③条件」「④例外」「⑤錯誤の類型」)に進み、最後にまとめる(「⑦まとめ」)ことで、論点が理解しやすくなります。このテキストは、理解しやすいです。

■検証2:法令上の制限「開発許可を受けた開発区域内における建築規制」(P87)

「工事完了の公告」の前後で変わる建築規制を、分けて図解で説明しており、論点が理解しやすいです。

法令上の制限「開発許可を受けた開発区域内における建築規制」(P87)
法令上の制限「開発許可を受けた開発区域内における建築規制」(P87)


④法改正に対応しているか?

細かい論点の法改正にまで対応しています。→ 5点

根拠:

下のイメージをご確認ください。文章に「最近の改正」アイコンが表示され、改正点が確認できます。

■宅建業法の法改正

1.宅建業法 「住宅販売瑕疵担保履行法」保証金の供託の基準日(P251):法改正に対応

  • 改正前:新築住宅を引き渡したときに課される資力確保状況の届出の基準日が「3月31日」と「9月30日」年2回でした。
  • 改正後:基準日が「3月31日」の年1回となりました。
宅建業法 「住宅販売瑕疵担保履行法」保証金の供託の基準日(P251)
宅建業法 「住宅販売瑕疵担保履行法」保証金の供託の基準日(P251)

2.宅建業法「宅地建物取引士の設置」(P31):法改正に対応

  • 改正前:専任宅建士は事務所に常駐することが必要とされていました。
  • 改正後:「しっかりITなどで環境を整えていれば,常駐の必要なし」とされました。
    宅建業法「宅地建物取引士の設置」(P31)
    宅建業法「宅地建物取引士の設置」(P31)

■権利関係の法改正

1.権利関係「未成年者」(P43):法改正に対応

  • 改正前:民法の成年年齢は、20歳からでした。
  • 改正後:民法の成年年齢が、18歳に引き下げられました。
権利関係等「未成年者」(P43)
権利関係等「未成年者」(P43)

2.権利関係「区分所有法」集会の議事録の署名(P130):法改正に対応

  • 改正前:集会の議事録には「署名」と「押印」が必要でした。
  • 改正後:集会の議事録には「署名」のみが必要になりました。
権利関係「区分所有法」集会の議事録の署名(P130)
権利関係「区分所有法」集会の議事録の署名(P130)

3.権利関係「弁済とは」電子的記録の提供(P135):法改正に対応

新設:弁済者は、受取証書(領収書)の交付に代えて、その内容を記録した電子的な受取証書の提供を請求できるようになりました。ただし、弁済を受領する者に不相当な負荷を課するものであるときはこの限りではありません。

権利関係「弁済とは」電子的記録の提供(P135)
権利関係「弁済とは」電子的記録の提供(P135)

■税・その他の法改正

1.法令上の制限「住宅ローン控除」(P323):法改正に対応

  • 改正前:所得要件が合計所得金額が「3,000万円以下」、控除率が「1.0%」でした。
  • 改正後:所得要件が合計所得金額が「2,000万円以下」、控除率が「0.7%」になりました
法令上の制限「住宅ローン控除」(P323)
法令上の制限「住宅ローン控除」(P323)

ほかにもありますが、法改正に対応しています。
法改正は試験で毎年狙われますので、対応していると安心感があります。

ほかのテキストよりも、特に法改正の対応に力を入れていることが確認できました。


⑤テキストの途中に問題が挟まれていないか?

テキストの途中に問題が挟まれています。→ 4点

根拠:

以下のイメージをご確認ください。

本テキストは、途中に「1問1答」の問題が含まれているため、4点としました。
※ただし、受験生の学習スタイルに合わせて、 事後テストの力試しの置づけとして解きたい場合は、デメリットにならないです。

テキストの途中に問題が含まれています。(③法令上の制限「建築確認の要否」(P182))

③法令上の制限「建築確認の要否」(P182)
③法令上の制限「建築確認の要否」(P182)

テキストを学習しているときと、問題を解くときは、頭の使う部分が異なるため、テキストの途中に問題が挟まれていると、インプットからアウトプットの切り替えが必要になり「理解・暗記の学習ペース」が乱されてしまう。(参考、テキストによっては、本文の途中に「1問1答」や「複数問」の問題が含まれているものがある)
できれば、テキストと演習問題は、本自体を物理的に分けて学習したい。

参考:なぜ、基本テキストに演習問題が入っているの?
・競争の原理から、教材制作各社とも他社より付加価値を出したい事情から、消費者からみて「基本テキストの中に演習問題も含まれていることはお得感」があり、その結果、基本テキスト+演習問題の構成になっているものが多くなっています。初学者・中級者向けの教材によくあります。
・上級者向けの教材では、説明文だけを掲載したテキストや、演習問題だけを掲載した問題集など、インプットとアウトプットの目的別に分かれています。


⑥ページ総数が多すぎないか?

やや多いです。→ 

根拠

科目と実質のページ数は、下表のとおりです。

科 目実質ページ数
「1.権利関係」テキスト11~430=420
「2.宅建業法」テキスト13~303=291
「3.法令上の制限
 税・その他」テキスト
法令上の制限21~277=257
税・その他
281~467=187
計1155 ページ

ここの評価項目は、ページ総数に着目した評価項目ですので3点とさせていただきました。

宅建の標準的なテキストは「600ページ」程度ですが、本テキストは分野ごとにテキストが発売されていることで「1155」ページあります(「①権利」「②業法」「③法令上・税」)。本テキストは、宅建の基本テキストの中でも「詳細説明型」の最たるテキストです。
※ただし、わかりやすいテキストとは「論点の詳しい説明」「法律の正確な条文」(一部「マイナー論点」含む)が載っており、特に民法の理解を進めるうえでは効果的でメリットになります(急がば回れ)。
「バランス型」(オールインワンタイプ)のテキストは、論点の説明が不十分なものもあり、理解できないまま暗記ゴリ押しに頼ることがあります。
ページ総数と理解のしやすさ(詳しい説明)は、メリット・デメリットが相反関係にあることをご理解ください。

参考:ページ総数は、なぜ変わるの?
・繰り返し学習向け、要点の暗記重視のテキストだとページ数が少なくなる傾向があります。
・反対に、初学者向けにイラストや図表を多く入れたり、中級・上級者向けに正確な文章を記載しようとするとテキストのページ数は多くなります。
 ページ数が少ないことは、イラストや図表・正確な文章などを削っており、他のメリットとのトレードオフの関係にあります。


⑦ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?

1ページのレイアウトが縦2列のに分割されているページがあります(ただし最小限です)。→ 4点

根拠

下のイメージのように、1ページが分割されているため4点としました。
※ただし、分割されているページ左側に「プラスアルファ」「講師からのアドバイス」欄があり、補足事項やアドバイスを受けたい受験生の方はデメリットになりません。

ページの縦分割がある

③法令上の制限「(3)準防火地域内における建築制限」(P154)
③法令上の制限「(3)準防火地域内における建築制限」(P154)

人は、上から下へ、左から右へ 文字を読むため、1ページが縦1列のレイアウトだと読みやすいです。
テキストによっては、1ページが縦2列、縦3列に分割されているものもあり、学習の集中が乱されてしまいます。
できれば、ページの縦分割がないほうが読みやすい。


⑧理解を助けるイラストや図表が適度に含まれているか?

「イラスト」や「図表」が適度に含まれています。→ 5点

根拠

以下のように、理解を助ける「イラスト」や「図表」が適度に含まれています。

▼イラスト

  • 権利関係「法廷地上権」一括競売(P237)
  • 権利関係「建物区分所有法の全体構造」(P283)

権利関係「法廷地上権」一括競売

権利関係「法廷地上権」一括競売(P237)
権利関係「法廷地上権」一括競売(P237)

権利関係「建物区分所有法の全体構造」

権利関係「建物区分所有法の全体構造」(P283)
権利関係「建物区分所有法の全体構造」(P283)

▼図表

  • 宅建業法「事務所に必要なもの」5点セット(P30)
  • 宅建業法「廃業等の届出」(P58)

宅建業法「事務所に必要なもの」5点セット

宅建業法「事務所に必要なもの」5点セット(P30)
宅建業法「事務所に必要なもの」5点セット(P30)

宅建業法「廃業等の届出」

宅建業法「廃業等の届出」(P58)
宅建業法「廃業等の届出」(P58)

「イラスト」と「図表」を用いて、イメージや概念から論点に入ることにより理解しやすくなるとともに、文字情報で論点入るよりも頭の負荷が軽減され学習が継続しやすくなります。


⑨カラフル過ぎないか?

配色がシンプルで読みやすいです。→ 5点

根拠:以下の配色になっています。

  • 文字の色:黒、赤の2色
  • イラストの色:黒、赤の2系色

▼文字・イラストともに:黒、赤の2色

権利関係「時効の放棄・援用」(P70)にて。

権利関係「時効の放棄・援用」(P70)
権利関係「時効の放棄・援用」(P70)

・初学者向けのテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。カラフル過ぎると目が疲れてしまうデメリットもあります。 
・また、すべてがカラフルだと、どこが大事な部分かわからなくなるデメリットもあり、強調表示のバランスが大事になります。

このテキストは、配色がシンプルで読みやすいです。

参考:初学者・中級者・上級者向けのテキストの配色は?
・「初学者向け」のテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。
・「中級者向け」のテキストは、2色刷りで黒と朱色(赤系)のみで強調表現を分けているものもあります。
・受験を多く経験している「上級者向け」のテキストになると、文字色は1色で太字や下線(アンダーライン)で強調表現しているテキストや、まったく太字や下線もないテキストもあります。
 なお、「上級者」は、重要な部分が自分で分かるため、自ら下線を引いたり、メモ書きを入れるなどカスタマイズすることから、極めてシンプルなテキストを好みます。(本試験の直前には,自分だけのテキストができあがっているイメージです)


⑩テキスト独自の差別化要素

  • 分野ごとに「全体構造」、章ごとに「何を学ぶか?どこに着目するか?」の説明があります
    ・分野を学習するにあたり、分野の全体像をつかむことができます。
    ・この章では「何を学習するか」の学習目標が提示されており、学習目的をもって学習ができます。
  • 「重要条文」が載っています
    論点の基となる「重要条文」を確認することで、さらに理解が深くなります。
  • 「重要度ランク」「過去の出題問題数」の表示があります
    「重要度ランク」や「過去の出題問題数」の表示がありますので、出題頻度が低い論点はスルーし、頻出な論点を重点的に学習することが可能です。
  • 「ケーススタディ」にて問題提起を行っています(前述「3.論点が理解しやすいか」にて解説済み)
    「ケーススタディ」という問題提起によって、論点の動機づけを行っています。
  • ラクしておぼえるL式暗記法」というゴロ合わせがあります
    覚えにくい用語をゴロ合わせて、ラクに暗記することができます。
     → 5点/5点

根拠

■1.分野ごとに「全体構造」、章ごとに「何を学ぶか?どこに着目するか?」の説明があります

・分野を学習するにあたり「全体構造」で分野の全体像をつかむことができます。
次のイメージでは「法令上の制限の全体像」にて、「1.購入する段階」「2.造成する段階」「3.建築する段階」などと全体の説明があります。

「法令上の制限の全体構造」(P8,9)
「法令上の制限の全体構造」(P8,9)

・この章では「何を学習するか」の学習目標が提示されており、学習目的をもって学習ができます。(教材は何を教えるかが大事であり、このテキストは教材の基礎基本がしっかりしています)

法令上の制限「何を学ぶか?どこに着目するか?」(P22)
法令上の制限「何を学ぶか?どこに着目するか?」(P22)

■2.「重要条文」が載っています

次の「債権の消滅時効」は2020年に民法の大改正があったなかでも特に重要な条文です。

権利関係「債権等の消滅時効」(P63)
権利関係「債権等の消滅時効」(P63)

次の「代理行為の要件および効果」も重要な条文です。

権利関係「代理の要件」(P76)
権利関係「代理の要件」(P76)

■3.「重要度ランク」「過去の出題問題数」の表示があります
出題頻度が低い論点はスルーし、頻出な論点を重点的に学習することが可能です。

■4.「ケーススタディ」にて問題提起を行っています
「問題提起」を行ってから「解説」に入ることで、理解しやすくなっています。

契約の成立「詐欺」(P17)
契約の成立「詐欺」(P17)

■5.「ラクしておぼえるL式暗記法」というゴロ合わせがあります

次のように、建築基準法の「防火地域」「準防火地域」の規模は覚えずらいですが、ゴロ合わせを使うことで攻略しやすくなっています。

法令上の制限「建築基準法」(P157)
法令上の制限「建築基準法」(P157)


まとめ

▼メリット

  • 理解のために多くのページを使い、論点の趣旨・目的、イラスト・図表、条文、詳細な解説が盛り込まれています。
    「①権利関係」「②宅建業法」「③法令上の制限・税・その他」の3分冊で構成されています。「詳細説明」型の最たるテキスト)
  • 問題提起から各論に入ることで論点が理解しやすいです。
  • 暗記箇所が整理されています。
  • 出題頻度の高い論点、過去に出題された箇所がアイコン表示でわかります。
  • 細かい論点の法改正にまで対応しており、改正情報がアイコン表示でわかります。

▼ややデメリット

本テキストは分野ごとにテキストが発売されていることで(「①権利」「②業法」「③法令上・税」)、ページ総数が「1155」ページと多いです。
※ただし「詳細説明型」のテキストでは、「理解するための文章」「理解するためのイラストや図表」を」入れると、ページ数はかさむのは必然的であり、ページ総数と理解のしやすさは相反関係にあります。

▼まとめ

  • 本テキストは、理解させることに重点をおき、分野別に贅沢に多くのページを使って丁寧に解説しているところが特徴です。
  • 評価点は「46点/50点」であり、結論は、分野別に論点を丁寧に、正確に理解したい方は「買い」です。
  • 評価したところ、学習対象者は「中級者」寄りですが、「初級者」から「リベンジ組」まで問題なく使えます。

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