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最短合格 2級FP技能士 参考書 2022-23年版【プロが徹底レビュー】

2022-06-23

最短合格 2級FP技能士 2022-23年版
最短合格 2級FP技能士 2022-23年版


【最短合格 2級FP技能士 参考書】って、「出題頻度が高い要点のみ」を集めたテキストって本当ですか?
時間がとれないので、要点を暗記しやすいテキストを探しています。

それと、内容が整理されていたり、法改正に対応していますか?
要するに、、このテキストを使って、短時間で FP2級に合格できますか?
具体的に教えて、詳しい人!


こういった疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 元教材制作者の筆者が「最短合格 2級FP技能士 2022-23年版 参考書」の教材評価を行っています。
  • 独自の10個の評価項目を用いて徹底評価し、点数づけしています。
    (「出題頻度」「暗記箇所の整理」「論点の理解しやすさ」など)
  • 本記事を読むことで、変な教材に手を出して無駄な時間とお金を使うこともなくなります。


記事の信頼性

  • この記事を書いている私は、学習用教材の「教材制作」「教材評価」の業務に6年間たずさわっていました。
  • また「1級FP技能士」です。
  • 実際に本テキスト「最短合格 2級FP技能士 2022-23年版」を入手して確認しました。
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士
執筆・監修者:ひろ@1級FP宅建士


 この記事を読むことで、受験生のみなさまには、勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます。


5分で読めるので、この教材の評価が知りたい方は、最後まで読んでみてください。


「最短合格 2級FP技能士 参考書」の商品説明

  • 本テキストは、FP2級の勉強をする際に必要となる「基本テキスト」(教科書・参考書・テキスト)の位置づけです。
  • 学習対象者は、要点・暗記重視のテキストを探している「初学者」もしくは「中級者」を対象としています。
  • 本テキストを読んだ第一印象は、「ページ総数が少なく、”出題頻度が高い要点のみ”を集めている」という印象でした。


「最短合格 2級FP技能士 2022-23年版 参考書」の購入リンク

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徹底レビュー

最短合格 2級FP技能士 参考書 2022-23年版【プロが徹底レビュー】

結論は、「試験で問われる可能性の高い論点」に絞って解説しており、勉強時間を短縮させたい方は「買い」です。

その「メリット」、「デメリット」、「評価点」を見ていきましょう。

▼メリット

  • 「試験で問われる可能性の高い論点」に絞って解説しており、要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)となっています。
  • 「ページ総数」が少ないため、勉強時間を多く取れない方に適しています。
  • 配色が2色刷りで長時間勉強しても目が疲れません。
  • 出題頻度の高い論点とそうでない論点が「重要度」アイコンで分かりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。
  • 法改正に対応しています。

▼ややデメリット

  • イラストはなく、図表がメインの構成となっています。
  • 論点の理解という意味では、説明を削っている分、やや論点の特徴がつかみずらい部分があります。

※ただし、このテキストは「出題頻度が高い要点のみ」を集めた ”要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)” であり、デメリットはメリットの裏返しですので、ご自身の勉強スタイルに合わせていただければ幸いです。

▼本テキストのタイプ

本 基本テキストのタイプは、「要点・暗記重視」型のテキストになっています。

「基本テキストのタイプ」の説明

▼「バランス」型テキスト
・イラストと図表、文章説明の「バランスがよい」基本テキストです。
・メリット:オールラウンド(下の中間)の特性をもったテキストです。初学者がはじめに用意したいテキストです。
・対象者:初学者、中級者 向け

▼「詳細説明」型テキスト
・文章説明が「詳細かつ正確性を重視」したテキストです。
・メリット:論点の詳しい説明があったり、法律系の試験の場合 正確な条文が記載されていたりします。
・対象者:中級者 向け

▼「要点・暗記重視」型テキスト
・出題頻度が高い「要点や用語のみ」を集めたテキストです。
 詳しい説明が必要な場合は、他の基本テキストから確認することが前提です。
・メリット:要点の「復習や暗記」が効率的にできます。
・対象者:復習向け、暗記向け、リベンジ組、時間がない人向け

(スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて拡大・縮小ができます)

▼評価点は「46点/50点」です

当サイトは、独自の「評価項目」を用いて、本テキストを「評価点」をつけて評価しています。
※40点以上は高得点です。

「評価項目」は、10項目です。
「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。

評価項目と評価点

カテゴリ評価項目評価点
(各5点)
内容面①出題頻度 A、B、Cランクの内容が
 網羅されているか?(網羅性)
4
②暗記箇所が整理されているか?
5
③論点が理解しやすいか?
4
④法改正に対応しているか?
5
⑤テキストの途中に問題が
 挟まれていないか?
4
外観面⑥ページ総数が多すぎないか?
5
⑦ページの縦分割がないか?
(1ページが縦1列か)
5
⑧理解を助ける挿し絵(イラスト)や図表が
 適度に含まれているか?
4
⑨カラフル過ぎないか?
5
差別化
要素
⑩テキスト独自の差別化要素
5
合計点数
46/50

※評価項目ごとの評価点・評価基準は当サイトの独自のものです。
 定期的に調整していますので評価点が変わる場合がありますのでご注意ください。
※また、評価点は人によって感じ方が異なります。
 その場合は,点数よりも評価内容を参考になさってください。


 以下に、理由・根拠を詳しく解説します。

最短合格 2級FP技能士 参考書 2022-23年版 2022-23年版【レビュー詳細】

それでは理由・根拠を詳しく、以下の「評価項目」を用いて点数をつけて評価していきます。

・「評価項目」は、10項目です。
・「評価点」は、「評価項目」ごとに5点、全体で50点満点(10項目×5点)としています。


①出題頻度 A、B、Cランクの内容が網羅されているか?(網羅性)

おおむね網羅しています。→ 4点

一部、「タックスプランニング」の「15.決算書と法人税申告書」の論点が確認できなかったため、4点としています。
ただし、重要論点の抜け・漏れはなく、おおむね論点を網羅していますので問題はないです。

根拠:「課目」ごとの「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表のとおりです。

「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性

課目「出題頻度A,B,Cランク」の網羅性
A ライフプランニングと資金計画10論点の「A,B,Cランク」すべて網羅○
B リスク管理5論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅○
C 金融資産運用11論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅○
D タックスプランニング12論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅○
E 不動産6論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅○
F 相続・事業承継9論点 の「A,B,Cランク」すべて網羅○
すべて網羅しています。

根拠:詳細な「論点別」の「出題頻度 A,B,Cランク」の網羅性は、下表になります。
(※スマホの方は、ピンチイン・ピンチアウトにて、拡大・縮小ができます)



・日本FP協会の「FP2級の試験範囲」をもとに、直近 8回分の過去問を確認し「出題頻度」のランク付けを行っています。
・ランク付けは、出題傾向を考慮し、直近の過去問5回分程度の出題頻度から調整しています。

日本FP協会「FP2級 試験範囲」
https://www.jafp.or.jp/exam/subjects_02/

「出題頻度 A,B,Cランク」とは?

  • Aランクは、毎回(過去に5回以上/8回中)出題される頻度が高い論点であり、必至で覚えなければならない知識です。
  • Bランクは、ほぼ毎回(過去に4回/8回中)出題される頻度が高い論点であり、こちらも2番目に優先して覚えなければならない知識です。
  • Cランクは、2,3回に1度程度(過去に1~3回/8回中)のペースで出題される論点で、余裕があったら覚えたい知識です。
  • Pランクは、出題回数が0回(8回中)の論点であり、時間を割かないほうがいい知識です。


②暗記箇所が整理されているか?

整理されています。→ 5

理由:暗記箇所が表で整理されています。

このテキストは、重要論点の暗記事項を表形式でまとめているため、表が多く暗記がしやすいです。

根拠:例として、「公的年金の仕組み」を挙げて説明します。

「公的年金制度の被保険者」(P28)にて、次のように「種類」「内容」「国内居住要件」「国籍要件」を分けて説明しており、整理されています。

  • 種類
  • 内容
  • 国内居住要件
  • 国籍要件

暗記箇所が整理されている

公的年金のしくみ
公的年金のしくみ(P28)

ほかの論点でも暗記箇所が整理されています。

中小企業退職金共済(中退共)(P63)
中小企業退職金共済(中退共)(P63)


③論点が理解しやすいか?

おおむね論点が理解しやすいですが、「特徴」と「基礎用語」の解説が一部省略されています。→ 4点

理由:例えば、金融の「投資信託」について、「定義」と「仕組み」の説明はありますが、「特徴」と一部「基礎用語」の解説が省略されています。
 (基礎用語:基準価格、純資産総額、分配金の解説なし、目論見書、運用報告書はあり)

根拠:金融の「投資信託」について、検証してみます。(P205)

(LECの「FP2級 合格のトリセツ 速習テキスト」は、「特徴」と「基礎用語」の解説があります。)

  • はじめに、この項目「投資信託」の「定義」と「仕組み」の説明があり、投資信託のイメージができる。
  • 次に、投資信託の「特徴」と「基礎用語」があるとわかりやすいが、省略されている。
     (基礎用語:基準価格、純資産総額、分配金の解説なし、目論見書、運用報告書はあり)

論点が理解しやすい

投資信託の仕組み(P205)
投資信託の仕組み(P205)

※ただし、このテキストは「出題頻度が高い要点のみ」を集めた ”要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)” であり、学習スタイルに合わせて選択してただければ問題ないです。

理解のしやすさは、学習のポイント(定義、仕組み)をつかんだうえで、特徴や基礎知識に進むことで、論点が理解しやすくなります。


④法改正に対応しているか?

法改正に対応しています。→ 5点

根拠:以下のように、法改正に対応しています。

■ライフプランニングの「国民年金保険料」について(P30 OK)
・【改定前】:2021年4月の国民年金保険料は、月額16,610円 であった
・【改定後】:2022年4月の国民年金保険料は、月額16,590円 となった。

国民年金保険料の法改正に対応
国民年金保険料の法改正に対応(P30)

■金融資産運用の「東京証券取引所」の区分について(P198 OK)
・【改定前】:東京証券取引所の市場区分は、市場第一部、市場第二部、マザーズおよびJASDAQ の 4つであった。
・【改定後】:2022年4月から、東京証券取引所の市場区分は、プライム、スタンダード、グロースの3市場 となった。名古屋は、プレミア、メイン、ネクストの3市場になった。

東京証券取引所の市場区分の変更に対応
東京証券取引所の市場区分の変更に対応(P198)

■相続の「未成年者控除」について(P436 OK)
・【改定前】:相続または遺贈により財産を取得した相続人が未成年の場合、以下の金額を相続税から控除できる。
 控除額=(20歳-相続開始時の年齢)x10万円
・【改定後】2022年4月1日以後、相続または遺贈により財産を取得した相続人が未成年の場合、以下の金額を相続税から控除できる。
 控除額=(18歳-相続開始時の年齢)x10万円

未成年者控除の法改正に対応
未成年者控除の法改正に対応(P436)

ほかにもありますが、法改正に対応しています。


⑤テキストの途中に問題が挟まれていないか?

テキストの途中に問題が挟まれています。→ 4点

根拠:テキストの途中に「学科試験」と「実技試験」が挟まれているため、4点としました。

※ただし、章立ての最後に(事後テストとして)含まれているため、本文の途中に挟まれているものより影響は少ないです。

 テキストを学習しているときと、問題を解くときは、頭の使う部分が異なるため、テキストの途中に問題が挟まれていると、インプットからアウトプットの切り替えが必要になり「理解・暗記の学習ペース」が乱されてしまう。
 できれば、テキストと演習問題は、本自体を物理的に分けて学習したい。

受験生の学習スタイルに合わせて、章ごと(論点ごと)の事後テストの力試しの置づけとして解きたい場合は、問題ないです。

参考:なぜ、基本テキストに演習問題が入っているの?
・競争の原理から、教材制作各社とも他社より付加価値を出したい事情から、消費者からみて「基本テキストの中に演習問題も含まれていることはお得感」があり、その結果、基本テキスト+演習問題の構成になっているものが多くなっています。初学者・中級者向けの教材によくあります。
・上級者向けの教材では、説明文だけを掲載したテキストや、演習問題だけを掲載した問題集など、インプットとアウトプットの目的別に分かれています。


⑥ページ総数が多すぎないか?

手持ちの2級のテキストの中で一番少なく、「要点・暗記重視型」のメリットが活かされています。→ 5点

根拠:課目と実質のページ数は、下表のとおりです。

課目実質ページ数
ライフプランニング2~95=94ページ
リスク管理98~173=76ページ
金融資産運用176~250=75ページ
タックスプランニング252~323=72ページ
不動産326~388=63ページ
相続・事業承継390~475=86ページ
計 466 ページ

 ページ総数が「500ページ」を切っているアドバンテージは大きい。

「試験で問われる可能性の高い論点」に絞って解説しているため、ページ総数が少なく、繰り返し学習にも向いています。

参考:ページ総数は、なぜ変わるの?
・繰り返し学習向け、要点の暗記重視のテキストだとページ数が少なくなる傾向があります。
・反対に、初学者向けにイラストや図表を多く入れたり、中級・上級者向けに正確な文章を記載しようとするとテキストのページ数は多くなります。
 ページ数が少ないことは、イラストや図表・正確な文章などを削っており、他のメリットとのトレードオフの関係にあります。


⑦ページの縦分割がないか(1ページが縦1列か)?

1ページが縦1列のレイアウトであり分割されておらず、読みやすいです。→ 5点

根拠:下のイメージ画像をご確認ください。

ページの縦分割がなく読みやすい

ページの縦分割がなく読みやすい
ページの縦分割がなく読みやすい

 人は、上から下へ、左から右へ 文字を読むため、1ページが縦1列のレイアウトだと読みやすい。
 テキストによっては、1ページが縦2列、縦3列に分割されているものもあり、学習の集中が乱されてしまう。

 できれば、ページの縦分割がない(1ページが縦1列か)ほうが読みやすく、
 このテキストはとても読みやすい。


⑧理解を助ける挿し絵(イラスト)や図表が適度に含まれているか?

挿し絵(イラスト)はなく、図表がメインの構成となっています。→ 4

根拠:理解を助ける図表はあります。→「年金制度と確定拠出年金の概要」(P62)
 ただし、イラストが適度に含まれていないため、4点とさせていただきました。

最近のイラストが挿入されていることが当たり前のテキスト事情から鑑みると斬新です。
見方によっては、昔ながらの伝統的な基本テキストともいえます。

図表は含まれています

「年金制度と確定拠出年金の概要」の図表(P62)
「年金制度と確定拠出年金の概」の図表(P62)


⑨カラフル過ぎないか?

「要点・暗記重視」のテキストとして、また「中級者」向けのテキストとして、
配色がシンプルで読みやすいです。→ 5点

理由:配色が2色で 長時間 勉強しても目が疲れないように設計されています。

根拠:
・文字:黒、赤の 2色 刷り → タックスの「14.消費税」「1.課税対象」(P308)
・図表:黒、赤の 2色 刷り → 同上

2色刷りで目が疲れない
タックスの「14.消費税」「1.課税対象」(P308)

カラフル過ぎると目が疲れてしまうデメリットもありますが、このテキストは長時間勉強しても目が疲れないです。

参考:初学者・中級者・上級者向けのテキストの配色は?
・「初学者向け」のテキストは、飽きさせない工夫から全ページカラーのものが多いです。
・「中級者向け」のテキストは、2色刷りで黒と朱色(赤系)のみで強調表現を分けているものもあります。
・受験を多く経験している「上級者向け」のテキストになると、文字色は1色で太字や下線(アンダーライン)で強調表現しているテキストや、まったく太字や下線もないテキストもあります。
 なお、「上級者」は、重要な部分が自分で分かるため、自ら下線を引いたり、メモ書きを入れるなどカスタマイズすることから、極めてシンプルなテキストを好みます。(本試験の直前には,自分だけのテキストができあがっているイメージです)


⑩テキスト独自の差別化要素

「試験で問われる可能性の高い論点」に絞って解説しており、イラストはなく、図表は最小限の構成です。
・冒頭に「学科試験」と「実技試験」の課目別の出題傾向を載せており、ほかのテキストにはない差別化要素です。
・出題頻度の高い部分に「重要度」のアイコン表示があります。 → 5点

■根拠:

・冒頭に「学科試験」と「実技試験」の課目別の出題傾向を載せており、ほかのテキストにはない差別化要素です。(xviiiページ)

「学科試験」と「実技試験」の課目別の出題傾向を掲載
「学科試験」と「実技試験」の課目別の出題傾向を掲載(xviiiページ)

・タイトルの右上に「重要度」アイコンが表示
 各項目のタイトルの下に、出題可能性の高さに応じて星を3段階でつけています。
「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。

「重要度」アイコン
「重要度」アイコン

■そのほか以下のように、初学者や独学者に向けた要点、つまづきポイントが説明されています。

・「よくでる」アイコン:出題される可能性が高い事項
・「出題ポイント」アイコン:出題時に問われる可能性が高いポイント
・「キーワード」アイコン:重要語句の説明

「よくでる」「出題ポイント」「キーワード」アイコン
「よくでる」「出題ポイント」「キーワード」アイコン

・「計算」アイコン:計算問題が出題される可能性が高い事項
・「改正」アイコン:税制改正等により改正・創設された事項

「計算」「改正」アイコン
「計算」「改正」アイコン


まとめ

メリット

  • 「試験で問われる可能性の高い論点」に絞って解説しており、要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)となっています。
  • 「ページ総数」が少ないため、勉強時間を多く取れない方に適しています。
  • 配色が2色刷りで長時間勉強しても目が疲れません
  • 出題頻度の高い論点とそうでない論点が「重要度」アイコンで分かりますので、「余裕があればやる、なければ飛ばす」といった判断がしやすいです。
  • 法改正に対応しています。

ややデメリット

  • イラストはなく、図表がメインの構成となっています。
  • 論点の理解という意味では、説明を削っている分、やや論点の特徴がつかみずらいです。

※ただし、このテキストは「出題頻度が高い要点のみ」を集めた ”要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)” であり、デメリットはメリットの裏返しですので、ご自身の勉強スタイルに合わせて選択していただければ幸いです。


まとめ

伝統的なシンプルイズベストな基本テキストです。

  • 評価点は「46点/50点」であり、結論は、要点・暗記重視のテキスト(要点特化型)を探している方は「買い」です。
     ※参考までに、私が2級FPの受験~CFP受験まで使っているテキストが本「最短合格 2級FP技能士 参考書」です。
     その目的は、社会人で時間が取りにくく、まさに「勉強時間を短縮させたかった」ことが使った理由です。
  • 評価したところ、学習対象者は、要点・暗記重視のテキストを探している「初学者」もしくは「中級者」を対象としています。

「最短合格 2級FP技能士 参考書」を使うことで、
勉強開始までの「教材選択の時間ロス」をはぶき、効率よく学習を進めていだきたくことができます

以下は、今回レビューした「参考書」の購入リンクです。
「2級FPに合格したい!」という方は、ぜひご検討ください。


購入リンク:最短合格 2級FP技能士 参考書 2022-23年版

\「要点・暗記特化型」テキストで,短時間で全体を網羅したい方はどうぞ!/


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