やっと宅建士の「登録実務講習」が終わってホッとしていたんですが、
「資格登録申請」をするのに必要な書類が山ほどあるんですけど。。。
普段聞きなれない書類がいっぱいあって、ハードル高くないですか。
一つひとつ、どこから入手して、どうやって書けばいいのか、
教えてください。詳しい人!
こういった疑問にお答します。
本記事の内容
宅建士の「資格登録申請」に必要な「10個の書類」の入手方法、必要書類の書き方から、郵送するまでを解説します。
この記事の信頼性
実際に宅建士の「資格登録申請」を行った、実体験をもとにわかりやすく解説します。
想定する読者
登録実務講習は修了したが「資格登録申請」の書面の入手方法や書き方がわからない。という方に向けて書いています。
参考:全体の手続きの流れ「試験合格~宅建士証の交付」
▼参考までに、全体の手続きの流れ
・前の記事では、②-2 宅建士「登録実務講習」を解説しました。
・本記事では、③-1 宅地建物取引士「資格登録申請」について解説します。
目 次
- 宅建士の「資格登録申請」には【10個の書類】が必要
- 1.住民票
- 2.身分証明書
- 3.登記されていないことの証明書
- 4.登録申請書
- 5.誓約書
- 6.登録資格を証する書面
- 7.従業者証明書
- 8.登録手数料(収入証紙 37,000円分)
- 9.宅建の合格証書
- 10.返信用封筒と切手(通常切手140円、簡易書留用の切手320円)
- 郵送方法
宅建士の「資格登録申請」には【10個の書類】が必要
「資格登録申請」に必要な書類の一覧です。
書類名 | 発行場所 | 費用 |
1.住民票 | 市役所(区役所) | 300円 |
2.身分証明書 | 市役所(区役所) | 300円 |
3.登記されていないことの証明書 | 法務局の戸籍課 | 収入印紙 300円 |
4.登録申請書 | ||
5.誓約書 | ||
6.登録資格を証する書面 | ||
7.従業者証明書 | ||
8.登録手数料 | 銀行など金融機関 | 収入証紙 37,000円分(1万円3枚,5千円1枚,2千円1枚) |
9.宅建の合格証書 | ||
10.返信用封筒(角2サイズ) | 郵便局 | 通常切手140円+簡易書留切手320円 |
郵送用封筒 (角2サイズ) | 郵便局 | 通常切手140円+簡易書留切手320円 |
1.住民票
住民票は、市役所(区役所)にて発行してもらえます。
役所の窓口そばに申請書がありますので、本[1.住民票]と、下の[2.身分証明書]を一緒に申請しましょう。
発行日から3か月以内の 申請者本人の分で、本籍・続柄、マイナンバーの記載は不要です。
2.身分証明書
身分証明書は、本籍地の市区町村にて発行してもらえます。
役所の窓口そばに申請書がありますので、上の[1.住民票]と一緒に申請しましょう。
身分証明書は、成年被後見人及び被保佐人とみなされる者に該当しない旨の証明、破産者に該当しない旨の証明です。
3.登記されていないことの証明書
「3.登記されていないことの証明書」 は、法務局の戸籍課にて発行してもらえます。
この証明書は、成年被後見人、被保佐人ではないことを証明するためのものです。
本「3.登記されていないことの証明書」を発行してもらうために、宅建合格時の封筒に同梱されていた「登記されていないことの証明申請書」が必要です。
「登記されていないことの証明申請書」には、収入印紙 300円を貼り付ける必要があります。
(※印紙です。証紙ではないので気をつけましょう)
この 「登記されていないことの証明申請書」 を法務局にて渡し、「3.登記されていないことの証明書」を発行してもらいます。
下イメージの「 登記されていないことの証明申請書 」の「③住所」は「○○番□□号」まで記載されますが、「④本籍」は「○○番」まで(号がない)の記載の違いがあります。
※上の「住民表」の「住所」と、「身分証明書」の「本籍」をよく確認してください。
※郵送による交付請求は,東京法務局の後見登録課においてのみ取り扱っています。
郵送で受け取りたい場合は、申請書の送付から手元に届くまでは1週間~10日程度かかります。
下イメージの「登記されていないことの証明申請書」 を、法務局の戸籍課の窓口で渡します
上の「申請書」を渡すと、待ちがないと5分程度で下イメージの「登記されていないことの証明書」が発行されます。
4.登録申請書
登録申請書は、宅建合格時の封筒に同梱されていた「登録申請書」でもよいですが、 ご自身の住所の都道府県のWebサイト からダウンロードしてパソコンで記載し、印刷したものでも構いません。
書面内の「住所市区町村コード」は、総務省の「都道府県コード及び市区町村コード」から参照します。
URL:https://www.soumu.go.jp/denshijiti/code.html
書面内の「住所」と「本籍」は、微妙に違いますので注意してください。
住所は「○○番□□号」まで記載されますが、本籍は「○○番」まで(号がない)の記載の違いがあります。
※上の「住民表」の「住所」と、「身分証明書」の「本籍」をよく確認してください。
また、登録申請書には「顔写真」(縦3cm×横2.4cmのカラー写真)を貼り付ける必要があります。
※スピード写真が800円で早くて,安くて,使いやすいのでオススメです。
お店で撮ってもらうより,鏡が見られたり,撮影した2枚から選べたりするので使いやすいです。
5.誓約書
誓約書は、宅建合格時の封筒に同梱されていた「誓約書」でもよいですが、ご自身の住所の都道府県のWebサイトからダウンロードしてパソコンで記載し、印刷したものでも構いません。
6.登録資格を証する書面
こちらは「登録実務講習」の修了後に郵送された「登録実務講習の修了証」か「実務経験証明書」が該当します。
7.従業者証明書
従業者証明書は、宅地建物取引業者に勤務し、宅地建物取引業に従事している方のみが対象になります。
過去10年以内のものが必要です。
8.登録手数料(収入証紙 37,000円分)
登録手数料として、都道府県が発行する「収入証紙」37,000円分が必要になります。金融機関で発行してもらえます。
(※ 証紙 です。印紙ではないので気をつけましょう)
銀行の窓口に行くと、請求用紙がもらえますので「10,000円分を3枚、5,000円分を1枚、2,000円分を1枚」と記載し、現金を支払うと都道府県が発行する「収入証紙」37,000円分がもらえます。
※JAでは「収入証紙」の取り扱いがありませんでした。
9.宅建の合格証書
宅建の合格証書は、提示用の原本と、提出用のコピー の2つが必要になります。
10.返信用封筒と切手(通常切手140円+簡易書留用の切手320円)
上の合格証書の原本を自分へ返信してもらうための「返信用封筒」(定型角2サイズ)と、「通常切手140円」と「簡易書留用の切手320円」が必要になります。
下のように「返信用封筒」の左側に、赤字で「簡易書留」と記載します。
「返信用封筒」には、「通常の切手140円」と「簡易書留の切手320円」を貼り付けます。
「返信用封筒」の自分の名前の下には「宛」を、会社が返信先の場合は「行」と記載します。
郵送方法
コロナ渦のため、郵送で発送するように指示がありました。
前記の10個の書類を、角2サイズの 郵送用封筒に入れます。
私は、封筒に入れた合格証書が郵送中に折れるのが嫌だっため、宅建の合格時に郵送されてきた画用紙も入れました。
この郵送用封筒を郵便局に持ちより、ご自身の住所の都道府県の「住宅宅地係」まで郵送してもらいます。
この封筒にも「通常切手140円」と「簡易書留用の切手320円」が必要になります。
ここまでで、宅建士の「資格登録申請」が完了です。
私は、これを1週間で行いました。(1日目に市役所に、2日目に法務局に、3日目に銀行と郵便局)
2日ほどで、宅建「合格証書」が返信されてきました。
30日~60日すると「資格登録完了」の通知がハガキで届きます。
この「資格登録完了」が届くと、次の「宅建士証の交付申請」ができるようになります。
本記事では、「資格登録申請」するまでの流れを解説しました。
次の記事では「宅建士証の交付申請」と「宅建士証交付」を解説します。こちらもぜひお読みください。
関連記事(次の記事):宅建士証の交付申請には【5個の書類】が必要
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参考宅建士証の交付申請には【5個の書類】が必要
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関連記事(前の記事):宅建「登録実務講習」を受けたほうがよい理由「修了証交付」の流れ
1つ前の記事にて「登録実務講習」の内容を解説しています。こちらの参考にされてください。
→ 宅建「登録実務講習」を受けたほうがよい理由「修了証交付」の流れ
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