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宅建業法の中ボス【37条 契約書面】の勉強方法

2022-01-31

「37条 契約書面」の必要的条項、任意的条項を整理するとともに、試験で聞かれる重要ポイントをゴロと表形式にまとめて解説します。
宅建業法の中ボス【37条 契約書面】の攻略手順


 宅建試験のなかでも「宅建業法」って簡単って聞いていたんですが、「37条 契約書面」が難しいんですけど。。。
 毎年、35条と37条から出題が数問あるみたいですけど、ぜんぶ覚えられる自信がないです。
 普段 耳にしない用語があったり、必要的な記載事項や、任意的な記載事項の内容がわかりにくいです。
 「37条 契約書面」の条項の種類を整理したり、大事なポイントをまとめることはできませんか? 教えてください、詳しい人!


こういった疑問にお答します。


本記事の内容

  • 宅建業法の中の「37条 契約書面」について、攻略手順を解説します。
  • 「37条 契約書面」の必要的条項、任意的条項を整理するとともに、試験で聞かれる重要ポイントをゴロと表形式にまとめて解説します。
  • この記事を読むことで、「37条 契約書面」の苦手意識がなくなり、さらに37条が得点源になります。


記事の信頼性

2021年10月に実施された 宅地建物取引士試験の「合格者」である、私が体験をもとにわかりやすく解説します。

宅地建物取引士「合格証書」と「宅建士証」
宅地建物取引士「合格証書」と「宅建士証」


想定する読者

宅建の勉強を始めて、宅建業法の「37条 契約書面」でつまづいてしまい、勉強が停滞している方に向けて書いています。



それでは、さっそく説明していきますね。


宅建業法の中ボス【37条 契約書面】の勉強方法

まずは、37条 契約書面の「概要」をおさえましょう。
そして、最後に37条 契約書面では、必要的「記載事項(条項)」、任意的「記載事項(条項)」の攻略がメインテーマといっても過言ではありませんので、がんばっていきましょう。

37条 契約書面の概要

・37条 契約書面は、買主・借主、売主・貸主の両当事者に説明します。

・37条は、契約成立後に遅滞なく、説明する必要があります。

・37条は、宅建士が記名・押印します。(宅建士に与えられたスペシャル業務です)
 ※業者間でも必要です。

※37条の「任意的な記載事項」の中に、35条にも記載する条項が含まれます。
 35条と比較しながら覚えましょう。

37条の攻略手順

37条の全体を見渡すと条項の数が多いように感じますが、下に記載したカテゴリごと覚えるとハードルが下がります。

・まず、カテゴリごとにある重説の条項の最初の数文字をゴロにして縦に覚えていきます。
 ゴロは「ひらがな」でも「漢字」でも構いません。私はひらがなで覚えていきました。

・つぎに、ゴロから、その重説条項をイメージできるようにします。

・最終的には書けることが必要です。

たとえば、必ず記載する「1.必要的な記載事項」カテゴリの重説の条項を覚えるとします。下のように重説条項が6つありますが、各項目の数文字をゴロにして縦に覚えていきます。

▼必ず記載する「1.必要的な記載事項」 カテゴリ

  • []主・買主の氏名・住所
  • []件の特定(所在・種類・構造/未完成建物は設計図)
  • 既存建物であるとき建物の構造[]力上主要な部分の状況について
  • []金(消費税含む)・交換差金・借賃の額・支払時期・方法
  • []渡し時期
  • 移転[登記]の申請時期

→  [売] [物] [耐]、  [代] [引] [登記]
ゴロ:「うり ぶっ たい、 だい びき とうき ♪」

・このようにゴロにして、頭の中で何回もループさせます。
 そうすると、最初の1文字が簡単にゴロで出てくるようになります。
・そのゴロから重説条項をイメージできるようにします。
・その後、だんだんと書けるようにします。

※他の方やテキストに書いてあるゴロは、重説条項の順番が上から下になっていなかったり、無理に文字っているものがあって、覚えてもそれが重説条項をイメージしずらかったです。
 シンプルに上から順にゴロにして覚えるのが、すぐに記憶を呼び起こすことができます

他のカテゴリでも同じです。

それでは、具体的に見ていきましょう。


「必要的」な記載事項

ここから、37条「記載事項(条項)」のメインテーマになります。がんばっていきましょう。

37条 契約書に必ず記載する、必要的な記載事項です。

ゴロ: 「うり ぶっ たい、だい びき とうき ♪」 (何回も繰り返します)

No.売買 or 賃借契約書面の条項ポイント
1売買/貸借・[売]主・買主の氏名・住所
2売買/貸借・[物]件の特定
(所在・種類・構造
 未完成建物は設計図)
※設計図は重説の
 設計図でもよい
※「34条 媒介書面」でも記載
 物件の特定
(地番、所在・種類・構造)
3※売買のみ・既存建物であるとき
 建物の構造[耐]力上主要な
 部分の状況について、
 当事者双方が確認した事項
4売買/貸借・[代]金(消費税含む),交換差金,
 借賃の額,支払時期・方法
不当な履行遅延 禁止
5売買/貸借・[引]渡し時期不当な履行遅延 禁止
6※売買のみ・移転[登記]の申請時期不当な履行遅延 禁止


「任意的」な記載事項(定めがあるとき)

37条 契約書に「定めがあるときのみ」記載する、任意的な記載事項です。

35条の重説でも記載する共通の条項が多いです。

ゴロ: 「ふて ローン そ、 けい だい き ♪」 (何回も繰り返します)

No.売買 or 賃借契約書面の条項ポイント
1売買・契約[不適]合責任、
 または保証保険契約に
 関する定め
※35条でも説明
2・[ローン]あっせんが不成立の場合の措置
※業者自らローンの
 あっせんをするときのみ
※35条でも説明
3・[租]税公課の負担に関する定め
4売買/貸借・[契]約解除、
 損害賠償額の予定や
 違約金の定め
※35条でも説明
5・[代]金・交換差金・借賃 以外に
 授受される金銭の額・目的
※35条でも説明
6・[危]険負担
(天災その他 不可抗力)


まとめ

・ひたすら「ゴロを頭で読み返す」
・各「重説の条項をイメージ」する
・最後に「書き出せる」ようにする

これで、宅建業法の中ボス「37条 契約書面」は攻略できます。

宅建業法では、
「35条 重説」 が ラスボス、
「37条 契約書面」 が 中ボス、
「34条 媒介書面」が 小ボス になります。


今回は「37条 契約書面」を解説してきました。
37条も大切ですが、「宅建全体の勉強方法」についてはさらに重要です。

以下の記事では「宅建を独学で合格する勉強方法【16ステップ】で完全解説【合格後の未来】」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。


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